(01)
(ⅰ)
1 (1)∃x(Fx∨Gx) A
2 (2) Fa∨Ga A
3 (3) Fa A
3 (4)∃x(Fx) 3EI
3 (5)∃x(Fx)∨∃x(Gx) 4∨I
6(6) Ga A
6(7) ∃x(Gx) 6EI
6(8)∃x(Fx)∨∃x(Gx) 7∨I
2 (9)∃x(Fx)∨∃x(Gx) 23568∨I
1 (ア)∃x(Fx)∨∃x(Gx) 129EE
(ⅱ)
1 (1)∃x(Fx)∨∃x(Gx) A
2 (2)∃x(Fx) A
3 (3) Fa A
3 (4) Fa∨Ga 3∨I
3 (5)∃x(Fx∨Gx) 4EI
2 (6)∃x(Fx∨Gx) 235EE
7 (7) ∃x(Gx) A
8(8) Ga A
8(9) Fa∨Ga 8∨I
8(ア) ∃x(Fx∨Gx) 9EI
7 (イ) ∃x(Fx∨Gx) 78アEE
1 (ウ)∃x(Fx∨Gx) 1267イ∨E
従って、
(01)により、
(02)
① ∃x(Fx∨Gx)
② ∃x(Fx)∨∃x(Gx)
に於いて、
①=② である。
従って、
(02)により、
(03)
例へば、
① ある人は(フランス人であるか、または、ドイツ人である)。
② ある人は(フランス人である)か、または、ある人は(ドイツ人である)。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(01)により、
(04)
(ⅰ)
1 (1)∃x(Fx∨Gx) A
2 (2) Fa∨Ga A
3 (3) Fa A
3 (4)∃x(Fx) 3EI
3 (5)∃x(Fx)∨∃x(Gx) 4∨I
6(6) Ga A
6(7) ∃x(Gx) 6EI
6(8)∃x(Fx)∨∃x(Gx) 7∨I
2 (9)∃x(Fx)∨∃x(Gx) 23568∨I
1 (ア)∃x(Fx)∨∃x(Gx) 129EE
(ⅱ)
1 (1)∃x(Fx)∨∃x(Gx) A
2 (2)∃x(Fx) A
3 (3) Fa A
3 (4) Fa∨Ga 3∨I
3 (5)∃x(Fx∨Gx) 4EI
2 (6)∃x(Fx∨Gx) 235EE
7 (7) ∃x(Gx) A
8(8) Ga A
8(9) Fa∨Ga 8∨I
8(ア) ∃x(Fx∨Gx) 9EI
7 (イ) ∃x(Fx∨Gx) 78アEE
1 (ウ)∃x(Fx∨Gx) 1267イ∨E
といふ「計算」は、
{xの変域}={a、b、c}
であるとして、
(ⅰ)
1 (1) (Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb) ∨(Fc∨Gc) A
1 (2){(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb)}∨(Fc∨Gc) 1結合法則
3 (3){(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb)} A
4 (4) (Fa∨Ga) A
5 (5) Fa A
5 (6) Fa∨Fb 5∨I
5 (7) Fa∨Fb∨Fc 6∨I
5 (8) (Fa∨Fb∨Fc)∨(Ga∨GB∨Gc) 7∨I
9 (9) Ga A
9 (ア) Ga∨Gb 9∨I
9 (イ) Ga∨Gb∨Gc ア∨I
9 (ウ) (Fa∨Fb∨Fc)∨(Ga∨Gb∨Gc) イ∨I
4 (エ) (Fa∨Fb∨Fc)∨(Ga∨Gb∨Gc) 4589ウ∨E
オ (オ) (Fb∨Gb) A
カ (カ) Fb A
カ (キ) Fa∨Fb カ∨I
カ (ク) Fa∨Fb∨Fc キ∨I
カ (ケ) (Fa∨Fb∨Fc)∨(Ga∨GB∨Gc) ク∨I
コ (コ) Gb A
コ (サ) Ga∨Gb コ∨I
コ (シ) Ga∨Gb∨Gc サ∨I
コ (ス) (Fa∨Fb∨Fc)∨(Ga∨Gb∨Gc) シ∨I
オ (セ) (Fa∨Fb∨Fc)∨(Ga∨Gb∨Gc) オカケコス∨E
3 (ソ) (Fa∨Fb∨Fc)∨(Ga∨Gb∨Gc) 34エオセ∨E
タ (タ) (Fc∨Gc) A
チ (ツ) Fc A
チ (テ) Fb∨Fc ツ∨I
チ (ト) Fa∨Fb∨Fc テ∨I
チ (ナ) (Fa∨Fb∨Fc)∨(Ga∨Gb∨Gc) ト∨I
ニ(ニ) Gc A
ニ(ヌ) Gb∨Gc ニ∨I
ニ(ネ) Ga∨Gb∨Gc ヌ∨I
ニ(ノ) (Fa∨Fb∨Fc)∨(Ga∨Gb∨Gc) ネ∨I
タ (ハ) (Fa∨Fb∨Fc)∨(Ga∨Gb∨Gc) タチナニノ∨E
1 (ヒ) (Fa∨Fb∨Fc)∨(Ga∨Gb∨Gc) 13ソタハ∨E
(ⅱ)
1 (1)(Fa∨Fb∨Fc)∨(Ga∨Gb∨Gc) A
2 (2)(Fa∨Fb∨Fc) A
2 (3)(Fa∨Fb)∨Fc 2結合法則
4 (4)(Fa∨Fb) A
5 (5) Fa A
5 (6) Fa∨Ga 5∨I
5 (7)(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb) 6∨I
5 (8)(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb)∨(Fc∨Gc) 7∨I
9 (9) Fb A
9 (ア) Fb∨Gb 9∨I
9 (イ)(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb) ア∨I
9 (ウ)(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb)∨(Fc∨Gc) イ∨I
4 (エ)(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb)∨(Fc∨Gc) 4589ウ∨E
オ (オ) Fc A
オ (カ) Fc∨Gc オ∨I
オ (キ) (Fb∨Gb)∨(Fc∨Gc) カ∨I
オ (ケ)(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb)∨(Fc∨Gc) キ∨I
2 (コ)(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb)∨(Fc∨Gc) 34Eオケ∨E
サ (サ) (Ga∨Gb∨Gc) A
サ (シ) (Ga∨Gb)∨Gc A
ス (ス) (Ga∨Gb) A
セ (セ) Ga A
セ (ソ) Fa∨Ga セ∨I
セ (タ)(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb) ソ∨I
セ (チ)(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb)∨(Fc∨Gc) タ∨I
ツ (ツ) Gb A
ツ (テ) Fb∨Gb ツ∨I
ツ (ト)(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb) テ∨I
ツ (ナ)(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb)∨(Fc∨Gc) ト∨I
ス (ニ)(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb)∨(Fc∨Gc) スセチツナ∨E
ヌ(ヌ) Gc A
ヌ(ネ) (Fc∨Gc) ヌ∨I
ヌ(ノ) (Fb∨Gb)∨(Fc∨Gc) ネ∨I
ヌ(ハ)(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb)∨(Fc∨Gc) ノ∨I
サ (ヒ)(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb)∨(Fc∨Gc) サスニヌハ∨E
1 (フ)(Fa∨Ga)∨(Fb∨Gb)∨(Fc∨Gc) 12コサヒ∨E
といふ「計算(メチャクチャ、大変である)」に、「等しい」。
従って、
(04)により、
(05)
{xの変域}={a、b、c}
であるとして、
2(2)∃x(Fx)A
3(3) Fa A
といふ「計算」は、
2(2)(Fa∨Fb∨Fc) A
2(3)(Fa∨Fb)∨Fc 2結合法則
4(4)(Fa∨Fb) A
5(5) Fa A
9(9) Fb A
オ(オ) Fc A
といふ「計算」に、「相当」する。
従って、
(06)
{xの変域}={a、b、c}
であるとして、
3(3)Fa A
といふ「仮定」は、「実際」には、
5(5)Fa A
9(9)Fb A
オ(オ)Fc A
といふ「仮定」に、「相当」し、そのため、
連式 ∃x(Fx)├ Fa は妥当とは考えず、aは任意に選ばれているが、与えられたFをもつ対象の1つではないかもしれないから、
この式を受け入れないのである(E.j.レモン 著、論理学初歩、竹尾治一郎・浅野楢英 訳、1973年、149頁)。
といふ、ことになる。
(07)
「簡単」に言ふと、
{xの変域}={a、b、c}
であるとして、
① Fa
② Fb
③ Fc
④(Fa∨Fb∨Fc)≡∃x(Fx)
に於いて、
①├ ④
②├ ④
③├ ④
といふ「3通り」があるため、
④├ ①
といふ「1通り」であるとは「限らず」、そのため、
∃x(Fx)├ Fa は「妥当」とは考えないものの、「条件」を満たす限り、「計算としては同じ」になるため、「便宜的」に、
∃x(Fx)├ Fa であると、「見做してゐる」。
(08)
{xの変域}={a、b、c}
であるとして、
5(5)Fa A
9(9)Fb A
オ(オ)Fc A
といふ「仮定」に、「相当」する所の、
3(3)Fa A
といふ「仮定」に於ける、「Fa」を、「代表的選言項(typical disjunct)」と言ふ。
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