TONALITY OF LIFE

作曲家デビュー間近のR. I. が出会った
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その余韻を楽しむためのブログ

北欧の照明 ~ アルヴァ・アールトの「ビーハイブ」

2016-03-26 01:56:18 | インテリア
最初に魅かれたのは金色のスリット。
アルヴァ・アールト(ALVAR AALTO)というAの強い呪文めいた名前ともあいまって、
アラブのスークに並んでいるのを連想してしまった。
姉妹品と呼んでよいものか、「ゴールデンベル」というシリーズはさらにエキゾチシズムが色濃い。

この金色は、昼間の方が若干派手である。
鏡のように室内を映し出したり、戸外の明るさを反射させる。
一方の夜は、内側から照らされるがため抑制が効いて、層になったスリットから漏れる光は上品で静謐。
そっと佇んでいる印象なのである。
巨大な蜂の巣をモチーフにしているためヴォリュームもあるのだが、それも気にならない。
大き過ぎたら、目立ち過ぎたら、という心配は完全な杞憂に終わった。

低い光源は親密な雰囲気を作るという。
ペンダントタイプの照明を食卓に用いるのはインテリアのセオリー。
しかしながら頭をぶつける場所でさえなければ、ダイニング以外にも吊り下げてみたい。
アールトの「ゴールデンベル」にルイス・ポールセンの「PH 2/1 ステム・フィティング」。
椅子と同様、照明は北欧デザインの独壇場である。

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