人間が営む以上、名店にも終わりは訪れる。
青森駅にほど近い港屋は、いつかまた寄りたいと思い続けていたBAR。
2012年4月をもって閉店したことを知る。
東京に転勤が決まったとき、取引先の店長が連れて行ってくれた。
おそらくとっておきのBARであったに違いない。
10年以上も前で記憶はおぼろげ、
それでも流れていた音楽がマーラーのアダージェットだと気付いたときの衝撃は今でもはっきり憶えている。
船の中のBARをイメージしたという別世界的な空間。
弦の響きが異国の海原へと誘った。
マスターは矢野顕子の実弟。
実家は開業医で、なんと医院のビルの2階がBARになっていた。
もう一度あの意外性たっぷりの場所で漂いたかったと思うのである。
記念に持ち帰ったはずのロゴ入りコースターがどうしても見つからない。
青森駅にほど近い港屋は、いつかまた寄りたいと思い続けていたBAR。
2012年4月をもって閉店したことを知る。
東京に転勤が決まったとき、取引先の店長が連れて行ってくれた。
おそらくとっておきのBARであったに違いない。
10年以上も前で記憶はおぼろげ、
それでも流れていた音楽がマーラーのアダージェットだと気付いたときの衝撃は今でもはっきり憶えている。
船の中のBARをイメージしたという別世界的な空間。
弦の響きが異国の海原へと誘った。
マスターは矢野顕子の実弟。
実家は開業医で、なんと医院のビルの2階がBARになっていた。
もう一度あの意外性たっぷりの場所で漂いたかったと思うのである。
記念に持ち帰ったはずのロゴ入りコースターがどうしても見つからない。