明け方の早いうちに,寝静まっている街をオートバイで抜け出して,峠を越えて和束町へ向かった.明け方は気温も湿度も低くくて,今もっともオートバイで走行しやすい時間帯かもしれない.
和束町を過ぎてから,無心で走行していると,気付けば伊賀のすこし手前辺りまで進んでいた.標高は500メートルくらいの低山だけど,下界の方はまだ雲で覆われていた.しばらく雲を眺めていると,雲は数分のうちに,字のごと . . . 本文を読む
花見をしようと思って,京都府は綴喜郡井手町を流れる玉川沿いの桜を見に行くことにした.堤に沿って,およそ500本の桜並木が,桜のトンネルをつくると言われる名所だ.朝早く訪れたので,散歩されている地元の方がいるだけだった.花見は早朝に済ますのが一番いいのかもしれない.
玉川は,平成20年に環境省から「平成の名水百選」に選ばれている.桜だけでなく,水もきれいなのだ.昭和60年に選定された「 . . . 本文を読む
小春日和となった休日の朝,オートバイで何処ゆく当てもなく,ゆっくりと流しながら,気ままに走ることにした.県道から名もない村道へと行くと,緑色のねぎ畑の奥に,黄色の菜の花畑がまぶしいほどに輝いていた.
菜の花畑の付近一帯が,花の甘い香りに包まれていることを初めて知るのだった.春になると,人間も蝶や蜂とおなじように甘い香りに誘われて,菜の花畑にやってくるのかもしれない.暖かな陽気も手伝っ . . . 本文を読む
この週末は,明け方から嵐のような天気で一日がはじまった.しかも,冬に逆戻りしたような寒さだ.午後から天気が回復するという予報を信じて,奈良県の月ヶ瀬まで梅の開花状況を見にいくことにした.山へ入ると,天気が怪しくなってきた.そして,月ヶ瀬では,しっかりと雨に降られてしまった.
梅はある程度,開花していたが,満開まではもう少し先といったところだった.凍えるような寒さと雨から,退散するよう . . . 本文を読む
寒さは相変わらずだが,今日もどこ行く当てもなくオートバイに跨った.いつものように和束町を経由して,京都と奈良の県境を散策してみた.少しだけ梅の花が咲きはじめていた.同じ枝でも花が咲いているものとつぼみのものとでは,何が違っているのだろうか.
今日は小雨がぱらついたり,晴れ間が少し出たりとかなり不安定な天候だ.京都の南山城村にある高山ダムで休憩することにした.昭和44年(1969年)に . . . 本文を読む
前日の夜は京都南部でも雪がちらついて,冷え込みが厳しかった.今日はどこまでオートバイで行こうか,道の状況を確認しながら,恐る恐る峠を越えていくのだった.路肩に堆積した落ち葉の上には,真っ白な霜が張り付いていた.路面は凍結していなかったが,すり減ったタイヤで心もとないライディングを強いられた.
和束町までくる間に,すっかり手先が冷え切ってしまった.今年関西にきて,初めてオートバイで訪れ . . . 本文を読む
ここ数日の間で朝晩の気温がぐっと下がってきた.ツーリングで遠出する際の寒さ対策を検討するため,早朝からオートバイにまたがって,滋賀県甲賀市は信楽町までひとっ走りしてきた.信楽焼きで有名なたぬきの置物が,至るところで出迎えてくれる.
道中,紅葉を楽しみながら走ることが出来たが,もうそろそろ見納めかもしれない.風もつよく吹いており,朝8時の段階で,道路の温度計は5℃を表示していた.
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関西ではまだ一向に紅葉の気配は感じられない.ここ数日は秋の好天に恵まれており,畑はまぶしいばかりの輝きをはなっている.
平日は,10月も下旬だというのに,Tシャツに長袖のシャツを羽織って通勤している.朝晩は冷えるけど,寒さを感じるほどではない.京都では今年の猛暑の影響で,紅葉が遅れるらしい.
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