2022年も3カ月が経過し,4月となって新年度を迎えた.駅のホームや電車,バスでいつも見る顔,職場の顔ぶれもいつもと違う.皆それぞれ新しい環境で生活をスタートし,張り切っている人もいれば,戸惑っている人もいることだろう.
かく言う自分は,両者の入り混じった複雑な思いで新年度を迎えた.と,まあ現実の世界のことはひとまず忘れて,熊野灘の風景を思い起こして気分転換を図ろうと思う.熊野灘と言えば,やはり七里御浜海岸は外せない.海岸線で日の出を見ながら,コンビニ飯で朝食をとるのが最近のルーティンになっている.
とは言うものの,ここ最近はオートバイのタイヤが寿命を迎えたことや,色々な問題があってなかなかオートバイに乗れない週末が続いた.そういう訳で直近のブログ記事にあがっているのは,2月末から3月中旬にかけて訪れた時のものばかりだ.
今年は寒い日が多かったけれど,ようやく桜も咲きだして,春本番の暖かさが訪れようとしている.温暖な七里御浜海岸は今頃,もしかすると初夏のような陽気になっているかもしれない.
七里御浜海岸で朝食を済ませる頃には,太陽は上空に昇り,少し黄色味を帯びた真っ白な光が降りそそぐ.七里御浜海岸から当てもなく,R311の海岸線に沿ってオートバイを走らせる.二木島湾の上空に太陽がまぶしく輝く.
ここは太郎坂広場と言って,熊野古道の曽根次郎坂・太郎坂の登り口にある駐車場で,二木島湾を眼下に熊野灘を一望することができる.ついこのまえ行ってきた楯ヶ崎がある英虞崎の黒いシルエットとまぶしく輝く海とのコントラストがとても美しかった.
カメラのピント合わせをしていると,英虞崎の先端に釣り人が腰掛けて竿を垂れているのがわかった.水平線の先は,まだ淡い色に包まれている.早朝,英虞崎から見える熊野灘はどれだけ素晴らしいことだろう.真っ黒に染まった楯ヶ崎のシルエットが頭に思い浮かんだりした.
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