オートバイで旅して観たモノの記録

 Ôtobai de tabi site mita mono no kiroku.

裏白峠

2021年02月05日 | 道路


 京都も他府県と同様に緊急事態宣言が延長された。三密回避ということで、R307の旧道にある裏白峠を走ってみることにした。裏白峠は、京都と滋賀の県境に位置している。現道には立派なバイパスとトンネルが整備されていて、大型トラックが飛ばして走っている。



 お役御免となった旧道は、現道と比べてとても静かで、交通量は皆無となっている。道は、荒れ放題で旧道感に溢れているが、普通のロードバイクでも問題なく走行できるレベルだ。道中に林道がいくつかあったので、林道関係者によって、整備されているのかもしれない。



 この道が旧道になったのは、2000年のことであり、そう昔のことではない。それまで、この道でトラックや乗用車が離合を繰り返していたことを思うと、裏白峠は交通の難所としてドライバーたちに煙たがられていたことだろう。



 裏白峠の旧道区間は、1キロメートルちょっとで、あっという間のうちに駆け抜けてしまう。滋賀県側では、旧道を高い位置から見下ろすことができる。緊急事態宣言下ということもあって、休日としては交通量が少ないようだった。



 滋賀県側の出ると、すぐに茶畑が目に付く。裏白峠の南側は、京都の和束町になっていて、すぐに和束町へ抜けることができる。天気は、薄日が差したり、陰ったりを繰り返している。気も乗らないので、和束町の茶畑を駆け抜けて、そのまま自宅に戻ることにした。つかの間の三密回避のライディングだった。

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