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和束町のメインストリート,白栖の交差点近くに安積親王陵墓(あさかしんのうりょうぼ)という古墳がある.茶畑に囲まれた小高い丘の上だけ,森のようになっている.地元では,太鼓山と呼ばれているそうだ.
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この古墳には,聖武天皇の第2皇子である安積親王が眠っている.オートバイで出掛けるときは,かならずこの太鼓山の前を通るのだけれど,遠くから写真を撮るだけで,これまで一度も足を運んだことがなかった.太鼓山へ歩いて向かってみると,和束墓参道の看板が出迎えてくれた.
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波打つような茶畑に囲まれた参道を登っていくと,すぐに安積親王陵墓が見えてくる.遠目から見るのとは違って,目の前にすると意外に迫力があって驚かされた.なにか特別なある種の雰囲気が,どことなく漂っているような気がした.
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安積親王陵墓の前には,宮内庁による看板が立っている.安積親王陵墓は,明治11年(1878年)に安積親王の古墳として認定されたそうだ.
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太鼓山の頂上,樹木の下が安積親王の墓になっている.鳥居があって,入り口はあるが,もちろん入れないように施錠されている.この場所で,安積親王が1000年以上も前から眠っているわけである.
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それにしても,このような素晴らしいロケーションにある古墳というのも珍しいように思う.とにかく,この太鼓山から一望できる和束町の景色がすばらしい.安積親王は,17歳と言う若さで急逝しているが,この素晴らしい和束の地で安らかに眠っていることだろう.
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安積親王陵墓―太鼓山は,安積親王が眠っている茶畑に囲まれた素晴らしい場所だった.
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