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五郷町桃崎,高尾谷へ向かう舗装林道の終点は,桃源寺奥の宮,太郎坊権現の入口となっていて,鳥居が立っている.神域にふさわしく,静寂な雰囲気が漂っていた.そして,この辺りには,トガサワラという地質時代から生き続けている樹木が群生しているという.
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オートバイを停めて,苔むした参道を歩いて鳥居の前に立つと,鳥居の右手側から川まで下りて行ける道があった.苔むした大きな岩の間を透明度の高い,恐ろしく透きとおった水が勢いよく流れていた.空気は冷たく,凛とした雰囲気が漂っている.
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さて,鳥居の先へ進むことにしよう.鳥居の先には,急こう配の石段が広がっている.石段までも苔で覆われており,足元は大変滑りやすい.そして,シダの葉が体に触れそうなほど生い茂り,頭上には背丈の高い樹木がそびえ立ち,辺り一面,深い緑で包まれていた.
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石段を上った先は,広場になっていて,その先に桃源寺奥の宮 太郎坊権現が鎮座している.ここは,修験道の行場だった場所と言われている.そう言われてみれば,この場所にいるだけで身の引き締まるような感じがした.
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梅雨の時期でジメジメしているというのに,ここの空間だけは冷たく乾いた空気がピンと張りつめていた.しばらくの間,涼しさを享受し,しっかりと参拝を行ってからオートバイの元へ戻ることにした.
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走り慣れた池原ダムのすぐ近くに,このような神域があるとは思いもしなかった.桃源寺奥の宮 太郎坊権現は,とても神秘的な場所だった.
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