熊野の新鹿湾の対岸に小さな入り江があって,遊木という港町がある.瓦屋根の家屋が目立つ昔ながらの漁村といった感じだ.ようやく涼しくなってきたので,行き慣れたR311を横道に逸れて,遊木漁港に立ち寄ってみた.
国道から港の方へ下って行き,漁港に一足踏み入れると,山の斜面に沿ってびっしりと家屋が建ち並んでいることに気付く.少し南にある磯﨑漁港とおなじ雰囲気を感じる町並みで,いかにも紀伊半島の漁村らしい.
そして,とにかく海が近くて,オートバイから降りれば海水に触れることができる.漁港の海面はとても穏やかで波がほとんどない.海水も透明で,小魚が泳いでいるのが見える.驚くことに大きなエイが港の護岸に沿って,周遊しているのも確認できた.
10月の遊木漁港は静まり返っていたけど,11月からこの漁港で有名なサンマ漁が始まるそうだ.今年は港町に干される銀色に輝くサンマを写真に撮れればいいなと思う.
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