雨上がりの朝,オートバイで三国越林道を駆け抜け,京都・滋賀・三重の県境に位置する東屋へたどり着く.一晩降った雨のおかけで,大気が澄んでいて,遠くの景色まで手に取るようによく見えた.
まるで地図帳で確認するように,南山城や月ヶ瀬方面の山並みを一望することができた.ここの東屋で休憩したことは,数えきれないほどあるけれど,たとえ晴れていても大気中の塵の影響か,景色が白っぽく霞んで見えてしまうことが多かったように思う.
高山ダムの下に広がるのは,月ヶ瀬ニュータウンだ.高山ダム周辺には県道が幾つかあって,どの道も走り尽くしているけれど,山の上から俯瞰して見ると,想像以上に山深いことに気付く.少なくとも.普段,このような深い山の中を走っているという認識はなかった.
高山ダムの周りにあるのは,ダム管理所と南山城総合グラウンド,田山ツルギの茶畑だ.そして,高山ダムの上流は,月ヶ瀬湖が南北に続いており,ワインディングロードがその湖畔に沿って走っている.たくさんのライダーがライディングを楽しんでいることだろう.
風景ひとつ取ってみても,視点を変えて観ることの大切さがわかる.もっと視野を広げなければならない.そんなことを思う,とある雨上がりの朝だった.
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