まだまだ寒いものの路面凍結の心配はなくなったので,しばらくぶりに奈良県下北山村にある池原ダムへと向かった.今年初めてとなる池原ダム,道中は寒かったけれど,下北山村は雲ひとつない快晴で,ポカポカ陽気だった.
池原ダムは,自分が訪れるときは決まって快晴で,暖かなことが多いように思う.それにしても,久しぶりの池原ダムを見て,その水がめの量が少ないことに驚くのであった.この冬は,まとまった雨が少なかったせいかもしれない.
この日は,あまりにも天気がよいので,池原ダムの管理事務所の脇にある階段を登って,展望台へと上がってみることにした.展望台からダムを見下ろすと,ゲートの下まで水が溜まっておらず,水量の少なさが一目瞭然だった.
展望台から,先ほどまでいた天端を眺めてみると,自然と人工物が融合したすばらしい景色が広がっていた.あの天端の向こう側は,およそ100メートルの絶壁となっており,ちょうど谷間のような空間となっている.
この展望台のある場所から,さらにもう一丘上に行けるように階段が存在している.階段を上った先には,ダム竣工の慰霊碑と神社へと続く階段が伸びている.しっかりと,参拝を行っていくことにした.
鳥居の先には,簡素であるが,ちゃんと管理されている祠がある.ちなみに,この神社の名は,電源神社という.何故に電源と思うかもしれないが,池原ダムを管理しているのは,電源開発株式会社―J-POWER―だからだ.
電源神社でしっかりと参拝を行った後は,水量の少ない池原ダムを眺めながら,途中で仕入れた柿の葉寿司を頬張りつつ,次の行先を地図とにらめっこしながら,思案するのだった.
あまりの天気のよさに,ここで折り返すのはもったいないと思い,池原ダムを後にして,下北山村から更に南下してみることにした.
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