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五ケ所湾というリアス式海岸が南伊勢町にある.高台から見下ろすと,入り江が楓のように見えたことから,楓江湾とも呼ばれていたという.五ケ所湾に面した場所に,駐車場のような広場があり,ベンチもあったので,ここで一息つくことにした.
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ベンチに腰掛けながら,コンビニで購入したおにぎりを頬張りながら,五ケ所湾の風景を楽しむ.ここは,五ケ所湾の北西に位置する内瀬(ないぜ)というところで,ちょうど湾の中央部分に樹木が生い茂る小さな島が浮かんでいる.
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この小さな島は村島と言うらしい.村島について調べてみたが,詳しい情報は出てこなかった.まるで和束町の安積親王陵墓を彷彿とさせるようなミステリアスな風景だ.もしかすると,昔の偉い人が眠っているのかもしれない.
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ここ内瀬湾は,複雑に入り組んだリアス式海岸によって,一見すると湖のようにも見える.そして,海から突き出た細い棒は,のり杭といって,冬場にのりを収穫する際に使われるものだそうだ.知っていると思い込んでいる場所にも,気付かないことがたくさんある.そんな小さな発見に恵まれた午後のひと時だった.
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