いつも尾鷲を旅するときは決まって晴れている日が多い.ところが,ここ最近になって急に秋めいてきたけど,どちらかと言えば,天候は不安定だ.昼間は晴れていたけど,日没近くになって尾鷲港に戻ってくると,まるで嵐の前のような雰囲気だった.
水平線の先の空は明るいけど,尾鷲の上空には今にも雨が降ってきそうなほど真っ黒な雲が立ち込めていた.こんな感じの尾鷲港は初めてで新鮮でもあり,尾鷲港のまだ見ぬ景色をまたひとつ知ることができたと思う.
こんな感じの天候でも,波止場の釣り人たちのシルエットは変わらずに美しい.海釣りはわたしの祖父と父の趣味で,誘われて一緒に釣りをしたのは楽しかった思い出として記憶に残っているけど,結局,これまでのところ自分ひとりで釣りをすることはなかった.
毎月のように熊野灘に通い詰めていると,自然と海が大好きになり,釣り人を見ない日はないし,釣りをしてみたいと思う気持ちがないでもない.いつかどこかで釣りをする機会があれば,ぜひやってみたいと思う.
さて,今晩は尾鷲で一夜を明かし,明日の朝,久しぶりに尾鷲港で日の出を拝む予定だ.太陽が佐波留島から昇ってくるのが一番いいけど,ちょっと時期を逸した可能性が高い.それより心配なのは,この曇り空だ.明日晴れてくれることを願って,尾鷲港を後にした.
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