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"It never gets easier, you just go faster."

スプリントテクニック上級編 その2

2009年01月21日 | Weblog
最近回りの一部の人が冬の真っ只中だというのにモチベーションが高すぎて困っています。というわけで、前回の続き。

今回もソースはこちら

スプリントテクニック上級編  その2

発射台には、2種類ある

① 200m手前で徐々に、ゆ~っくり、隊列から離れる発射台。
利点:後続ライダーの進路を塞ぎ、発射されるエースに最短距離を供する。
短所:本当に実力のある早いライダーでないとこの手の発射はできない。リードアウトが遅かったり、リードが長すぎると、アシストもエースも200m前に飲み込まれる。

② 発射台は一番タイトなラインをキープし、隊列から離れない。抜きたければ抜け、といわんばかりに、その場に居座る。
エースが一番近くぎりぎりを抜いていく。完璧に仕立てられた発射より地味なリードアウトだが、失敗は少ない。

スプリントでのライン選択:
そっと秘密を教えよう・・・最短距離が勝利への最短コースとは限らない。ベテランは集団の一番端を走ることがある。確かに早くはないが、後ろのライダーが追い抜くには、さらにアウト側を走らなければならないのだ。先頭が60cm横にラインをずらせば、後続は1mも横にラインをずらすことになる。この後コーナーがあったりすれば、一番手は最短でコーナーに飛び込めるが、後続はアウトから長い距離をつかってコーナリングしなければならない。

しかしワイド走行には問題がある・・・3番手、4番手のライダーにとっては先頭に追いつくチャンスを与えてしまうのだ。だが、トップを走るあなたが息も絶え絶えになっていない限り、3番手、4番手はもうとっくに先頭争いでは不利になっているから大丈夫ともいえるが。先頭で血の味を味わうほど死にそうになっているのであれば、悪あがきのワイドラインはやめておこう。どうせ2番手にさされるのは明白だ。

幅広運転上級テクニック:フリック(横っ飛び)

ベテランスプリンタは、タイトラインを走り、後ろから刺されそうな気配を感じたときに、横にバイクを振ることがある。 このちょっとした動きで今まさに抜こうとしているライダーのペダリングが狂う。横にはみ出すこともある。このテクニックは、あまり薦められない。この反則技は、しっかりコソ練しないと、レースで失格になる。間違った相手にバイクを横っ飛びしてそのライダーが横に2m吹っ飛んで・・・後ろで玉突き落車・・・こんなことになっても私は責任とりませんよ。重ねて言いますが、私はこのダーティテクニックの唱道者ではありませんが、こういうことをやる人がいるということは覚えておいたほうがよいかも。
マキュアン様によるフリッククリニック(被害者:オグ兄さん)