Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

AKB280 ファンイベントに参加してきました 前編

2010年08月23日 | 長距離
ウヒャーイ (((( ;゜Д゜)))




AKB街道 迂回を重ねて諏訪~浜松285km
獲得標高は4860 m←おっ♪

その前に、知らなかったらどうぞ♪
秋葉街道(国道152号)
秋葉神社
秋葉原、名前の由来


パート①


パート②

200gの減量に成功♪


私がAKB街道を知ったきっかけは、自転車人 No.012であった。この雑誌は非常にまじめに作られていて、2年たったいまでもときどき読みかえす。ここでの著者は3日間かけて210kmの道のりを走っている。途中の中央構造線、塩の道、青崩れ峠の担ぎなど、私が足早に通り過ぎてしまった箇所も詳細に、情感こめてしるされていている。興味のあるかたは是非。


名前:アルクマ

●信州だけに出没する、大変珍しいクマ。
●クマなのに寒がりで、いつも頭にかぶりもの。
●クマなのに旅好きで、いつも背中にリュックサック。
●信州をクマなく歩きまくり、信州の魅力を世の中にクマなく広めるのが生きがい。(公式ホームページより)


金曜夜、青春18きっぷを使い終電で茅野まで。長かった・・・
ニセ厚木を6時半に出て、茅野についたのが夜11時。ネットカフェがあるのを予習していたので、ここで3時半まで仮眠。


諏訪大社で早朝4時に安全祈願。この時に見たローソンを最後に、この後250kmコンビニを見ることがないとは・・・


杖突峠
一番最初の峠は、スタート直後に始まります。まだ体力もあるので、坦々と。曇っていますし、まだ暗いので、特になにもなし。
7.6 k, 450 m, 6%


杖突峠展望台に到着
ここからの景色は信州三景観の一つに数えられている。しかし、霧に閉ざされ何も見えず。


これを求めていたのだが!
八ヶ岳を一望できる他、霧ヶ峰、美ヶ原、北には北アルプスの山並までの展望が望める。また眼下には諏訪湖を望むことができる。・・・だそうです。紅葉の頃にリベンジか?

ここから高遠までは高速ダウンヒル区間。中央本線から抜けて、天竜谷でもなく、のどかな山の間を降りて行きます。空気が変わった気がします。確かに、秋葉街道へようこそ。


高遠城址公園
ここは桜の頃一度来てみたいですね。途中保科なんちゃらという地元の企業名を見てこっそり興奮したりします。


安宿
泊ってみたい。コンビニがないので携行食と自販機だけ。
おひとりさまはすばやくていいね。自販機休憩もクリートを片方外すだけ。ジュースをかったら飲みながら走る。空き缶は背中ポケットへ。


分杭を目指し長谷を南下
6.6km, 530 m, 8%の中級山岳。ですがそれまではしばらくだらだら登りです。


分杭峠
最初は直線のだらだら登り、最後はきつめの九十九折り。


北側からは勾配がきつい
和田峠のような大野山に似ている。
ゼロ磁場があるらしく、今はやりのパウワースポットのようです。


到着。
実はここに来るまでの道すがら
「この先通行止め」の看板がたくさんありました。ただ、今までの経験上、なんとかなると思い、
「歩行者自転車は大丈夫しょ!いっちゃえー!」
と後先のことを考えず降りてしまいます。もし本当に通行止めであればその時考えようと。
降ります。
降ります。
降りてます。
かなり降りてきました。

距離にして9km、600mくらい降りてきました。

さすがに不安になります。仮に土砂崩れでも、復旧工事をしているのであれば、何とか通してもらえるのではないかと・・・

いよいよ現場の看板が見えてきました。

ギャー!



人間、窮地に立つといろいろなことを考えます。私のとった行動は、
直進
担いでいけるものかどうか、まずは試してみます。
45%はあろうかという土石流の山を、クリートずぼずぼ、とりあえず向こう側が見えるところまで。

自分の転がした石ころが、奈落の谷底へ落っこちていきました・・・

どうやら、どこにもルートはないようです。しょうがない、登り返すか。ハー。


遭難はせず。失意の中、二度目の分杭峠♪
ここまでは、すべて計画通り、余裕をもってAKB街道を明るいうちに走破できるはずでした。ここにきて歯車が狂い始めます。
これが道路情報です。ツーリングは、計画的にね♪


伊那名物ローメン
地元のおじさんや、地元サイクリストにう回路を教えてもらいます。


中央アルプスの屏風!高い!
南駒ケ岳かな~

う回路は、天竜川を沿って伊那松川経由で小柴ダム(これも結構な坂)を抜けて大鹿村へでるものです。


天竜川沿いはサイクリストがたくさん。さすが飯田ですね。
時間があれば駒ヶ根で例のものを食べたかったのですが・・・


て、天保十二年!?
1842年のことです。
清国とイギリスの間で南京条約が締結され阿片戦争終結な年。


大鹿村
南アルプス山塊に抱かれて
左右から押しだしてくる山塊の迫力が丹沢の2倍くらいあります。ここは大鹿村、「日本一美しい村」の看板がありました。


おっ♪
ここは小渋橋の旧橋。「自転車人」の特集でも目にし、いつか行ってみたいと思っていました。

さて、これからが今回のメイン、地蔵峠+しらびそ高原です。地蔵峠はあくまで通過点ですが。
小渋橋から25km, 1150m, 5%の超級です。


国道♪
超級とはいっても酷道は酷道のまま。はやくサイクリング林道に格下げすればいいのに・・・ここら辺はまだ勾配も緩く、ルンルンです。

この後キャンプ場があり、安康露頭、というところを通過しました。先ほどの分杭峠崩落現場にも「北川露頭」というのがありましたが、これらはすべて中央構造線が地表に露出しているところらしいです。くわしいいことは大鹿村中央構造線博物館のHPを参考にしていただきたいのですが、下のような左側が西日本、右側が東日本な地層が露見しているサイトをたくさん通過しました。


北川露頭
歴史の勉強にも、地質学の勉強も乗りながらできる、自転車って魔法の乗り物ですね!


地蔵峠の九十九折り
えげつない。何曲がりあったのか・・・
月並みだが、「次こそは、いや次こそは・・・」と期待して何度も裏切られるカーブの連続であった。

後編へ続く。

AKB280 ファンイベントに参加してきました 後編 

2010年08月23日 | 長距離
前編から続く。


もう脚は閉店です。またのご来店をお待ちしております。
地蔵峠はあくまで通過点。菜の花台のようなもの。
なけなしのパワーバーをここで投入。あと10km以上、登りは続く。


1,000m級の山が、眼下に広がる。
先ほどまで見上げていた山並みが、眼下に。秦野峠丹沢湖側を彷彿させるダイナミックな登りが続く。


お疲れちゃん
ここからは「谷を一つ隔てて雪を頂いた赤石山脈が、本当に目の高さに手が届くように望める」・・・とうたわれているのだが、残念ながら目の高さに雲が。
いつかこんな景色を見たいものだ。

ここからは下栗の里へのダウンヒル。実業団しらびそはこちらから登る。
ゴール手前:激坂。
御池山クレーター近辺:高速区間
その下:激坂
杉林の中:コンクリ舗装の激坂

絶対レース強度で走りたくはない道が続きます。このコースを平均19kmって・・・
どのくらいきついかというと、富士あざみ以来ブレーキリムを冷やすために休憩を入れましたwww

御池山クレーターの近くはもうちょっとゆっくりして行きたかった。なんでも「今から2~3万年前に直径45mの 隕石がここに落下し、直径900mの穴が穿たれたという。」らしい。今から2~3万年前に直径45mの隕石がここに落下し、直径900mの穴が穿たれたという。隕石に萌える人は行ってみてね。ここここが詳しいです。


下栗の里。自転車世界遺産。


日本のチロルです。
下栗の素晴らしさについては、去年訪問時に書いたので、そちらに任せよう。


遠山の郷にて、ジンギス丼大盛り。
この時私はゴール地点まで数十キロだと思っていた。
ここから100km以上走ることになろうとは・・・帰宅して行程図を見てびっくりですよ。本当にサイクリストの距離に関する記憶は、楽観的にできています。


平岡~佐久間湖ルート
あまりの長さに涙目。
「次の町、佐久間までは確か7kmくらいだったと記憶している・・・」
次の瞬間
佐久間ダム 42km
の標識が。


トンネルマニアにはお勧めのルートです。
尽きかけた体力で兵越峠を越えるのを嫌い、平地ルートの佐久間湖で迂回したつもりですが、どうやらこのルートはかなりの大周りらしい。湖沿いなのでクネクネ道が40キロ続く。ここを走るだけで十分立派なコースになるよ・・・


是非動画サイトをご覧ください。私にはいやな思い出がよみがえってきますがwww


月明かりのラストスパート
夜はとっぷりとくれ、去年生協さんとかっ飛ばした秋葉ダム沿いを月の明かりを頼りに走ってゆく。

青春18きっぷで横浜に帰るためには、天竜二俣に7時に到着しなければならない・・・×


闇夜ですので、見上げ入道が出る可能性があります。
そういうときは「みこした」と呪文を唱えましょう。

以下、Wikiより・・・
見上入道(みあげにゅうどう)とは、佐渡島(新潟県佐渡市)に伝わる妖怪。見越し入道に類するもの[1]。
夜中に小坂路を登って行くと、小坊主のような姿で前方に現れ、こちらが見上げると背が高くなり、見ている人は後ろに倒れてしまうという。

終電はもう出発したらしい。*天竜二俣の最終は8時半(笑)


月にでもいくか。

*この後、天竜二俣の到着は8時30分。電車は5分前に出ていた。浜松発新横浜行きは10時が最終。結局残り24キロをゆるめず踏んで、9時45分に浜松駅到着。ウナギも食えず、風呂にも入れず、トホホな状態で新幹線にのって帰ってきました。

最後に:道路情報はしっかり検討しようね!