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ツイッターを始めたら、知り合いの雑誌編集者から連絡が…。
「おもしろい?」
「あんまり…」
「ふーん…」
まぁ、そんな最中にレベル7なんて話になった。余震でシェイクもまだまだな感じ…。
いろいろと情報交換はしておいたが…インクが無くて、雑誌が刷れない…なんて事態が危惧されているそうな。
雑誌に限らず、新聞とかも含まれるワケで、インクくらい世の中どーにかなるんじゃないのかと聞けば、なかなかそうも行かないのだそうな。まぁ、紙に合わせてカスタムしてある事くらいは知っていたが…。
ペーパーレスで、それこそ環境によろしいし、今時、紙媒体の売り上げに拘るようなメディアは死んでしまへ…と言っておいたが、なかなか厳しい事になってもいるそうだ。
漫画なんかはネットで…って事が進んでもいるし、一般雑誌だってネットをやっていないワケでもない。有料じゃないと見られないモノもあるし、専用みたいなガジェットだって増えている。それなのに紙って…。
「…紙じゃなきゃダメな人間も多いんだよ…」
そうだな…。おじたん。本人はほとんど紙媒体は購入していないが、年老いた母は新聞だの雑誌だのしか術がない。それが「今まで通り…」ってだけで、特に何か気にしている風も無いんである。
ところが、作り手としてはあれこれ迷う。電子な世界が当たり前になりつつあるし、もっと進めばコストも下がるし、ペイも良くなる事は判ってもいるからだ。ユーザー側から見ても、そうした方がお得な状態だってのは電子辞書を見れば判る。あの大きさに、どれだけの情報が詰まっているか? それらを紙媒体で揃えたら幾らになるか…。
しかしながら…紙じゃなきゃダメ…って世界が確実に残るんだとも言われている。もっと言えば、石に彫らなきゃ残らない…って話もあるのだ。これらは、後世に確実に残す…って手法の1つなんだろうけれど、まぁ確かに電子的な…ってのはその点でまだまだ劣る事には違いもないが…。
原発はどうなのよ? と、尋ねたら、あのままだろうとの予測。あくまでも素人に少し毛の生えた考察に過ぎないが、レベル7だからと言って、原発が無くなったり、減ったりする世の中にはなかなかならないだろうって事。まぁ、3基も吹っ飛ばして、1基大破なんてのが僅か数日で起きてりゃ、今頃レベル7なんてのはちゃんちゃらおかしい事は誰にだって判る事だが…。
企業レベルで進めた話じゃなくて、国策でもあったのだから、根が深い。根は深いだけじゃなくて、これまた広いんである…。おおよそ電力とは関係なさそうなところまでに絡んでいる。
「騒ぎが収まれば、戦犯捜しが始まるけれど、既に鬼籍に入ったモノまで暴かれる事になるし、日本の近代史をほじくらなければ紐解けない。利害関係者くらいは政治家だって、評論家だって、専門家も含めてリストには直ぐに挙げられるが、そこには地元の人間やメディアも深く絡んでいるので簡単に暴くわけに行かなくなってくる…。」
そこを暴いて晒し挙げるのが今時のメディアだとも思うのだが、そこまでやったら「全否定」と同じ事になってしまい、現実と照らし合わせたら、落としどころが判らなくなってしまうのも判るなぁ…。
だとしても、仕方なかったじゃ済まない甚大な被害が既に及んでもいる。首相は東電が責任を持つべきだと言ってはいるが、東電でまかないきれる金額はたかだか数千億円にしか過ぎず、数兆なんて金額が試算されている今となっては焼け石に水…。原発と一緒だな…。しかも長引けば長引くだけ増え続ける…進行中なのだ。
国が肩代わりする規模は確実にそうした数字になるとも言われているので、銀行の不良債権処理を税金で…なんて話は今となってはかわいいモンだ…。
「…しかし…意外と丈夫なんだな、原発って」
そう言うと、あれだけ吹っ飛んで何が丈夫なんだ? と言われたが、地震の揺れじゃ壊れないモンだと言う事である。想定以上の揺れには耐えてるし、想定に近い揺れも続いている。
「そうするとなにか? 有名な大学を優秀な成績でご卒業されたバカが扱うとああなるって事か?」
おお。まさしくそうだな…。ボンクラじゃ東電には入れないだろうし、原発にも近づけまい…。優秀な成績を修めつつ、肝心な時のことを全く考えなくても安全だと信じ込んだバカが扱うからこうなったとも言えなくは無いな…。津波で流されちゃった…な言い訳も無くは無いが…それとて警告はされてもいた。起きるはずが無い…と信じて、考えも用意もしなかっただけである…。
「下請けにやらせないで東電がやれよなぁ…」
そう言うと、原発に詳しいヤツが直々にやったりすると、下手したら数時間で年間許容量を超えてしまい、二度と近づけなくなるからやらないんだろうと言っていた。あーなるほど…。1年はダメだろうな、規定通りなら…。死ぬ気になりゃ死ぬまで出来るだろうけどな…。
それにしたって…汚染地域の住民のケアとか、遺体捜索なんか進んでやるべきだろう。法律的な事もあったりはするが、放射能まき散らしてごめんなさい…だけで、警察だの自衛隊に任せっきりなんてのは納得が行かない。
「社長も出て来たんだから、TVカメラの前で土下座でもすりゃいいんだよな…ちっとは印象変わるぜ…」
だろうな…。やつらの言う「ご迷惑」だの「心配」はとっくに「恐怖」へと変わっている…。大本営とタッグを組んで、やれデマだの風説だの風評だのと言ってるが…ほとんど事実になっちまった。今じゃ、逃げなきゃならないほど汚染されちまってるし…。
テロップCMなんか流してないで、役員連中が額から血が滲むほどの土下座して見せりゃ、ちっとは謝罪にも思えるだろうが、そうした考えも無いんだろう…。東電はそうしたソフトの面じゃなにかやってるんだろうか?
「…考えちゃいるみたいだが、やっても顰蹙買うだけだろうな…企業と言うより、お上の一部だから…」
保養所だの社宅だのあちこちにあるんだから、避難を強いられた人々に開放すりゃいいにの、そうした話も大きく聞こえて来ない…。
「その辺はどこの週刊誌でも書いてたりするんだけど、進める気も無いんじゃないか? 避難者から金取ってたなんて話も出てるしな…」
あー。¥6kだかな。役所通すとタダだっけ。ありゃ、ひでぇ話だ。この期に及んで何様のつもりなんだか…。
東電だけじゃなく、電気がらみはみんなそんな感じだと言う。水が止まれば、どうした壊れ方をするのか知っていても、そうした事にはならないと信じて来た連中だから、あっさり壊れたら考えが先に進まなくなるんである。事故が起きても事故とは決して言わない連中だけの事はあるな…。そのくせ、扱う数字の桁間違えると左遷されたりしてたけどな…。
「作業員のケアなんかまるで考えに無かったものな…。非常食と水…って、普通じゃねぇよ。」
「おれら、頭のいいバカでなくて良かったな…普通以下のバカで。」
「おうよ。あのレベルのバカに加わったら、末代まで呪われるバカだぜ? 地球の歴史に名を残すバカ確定。」
「バカって言ったって、東大だの慶応だの出てんだろ?」
「少なくとも役員レベルはそうじゃないか? 大学も恥だよな…こうなっちまうと…」
かくして、普通以下のバカ2人が導いた結論…
「日本は頭のすげー良いバカに滅ぼされる…」
「だけれど、電気無しじゃ石器時代に戻る…いや、江戸時代くらいか…」
…石器時代からやり直した方が、このままよりはマシになりそうな気もするけどな…。