おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

日本が壊れちゃった…。その14。

2011-04-14 19:19:23 | 我思う、故に書くなりよ。
東電の社長が1ヶ月ぶりに記者会見を…昨日やったんだな。

会見のライブを少し見て、後は文字となった会見全文を読んだが…中身も特に無いワケで、逆にその事の方が恐ろしく思えたり…。

だって、これだけの大惨事になって1ヶ月だってのに、何も決まっていない…ってのは、どう考えても「恐怖」だよ…。

それとは別に、とんちんかん…に思える話が出て来た。

「20年~30年は人が住めない…」

原発に近いエリアでは、そうなるんじゃなかろうか…な話が政府筋から出たと言うモノで、大騒ぎにはなってもいる…。

…つーか、原発災害ってそういうもんだろ、普通に…。だから、派手に吹っ飛んだ原発を見て、えらいこっちゃ! と、思ってきたのだが、世間ではそうでもなく、新鮮な驚きとして伝わっている風に見えるのがとんちんかん…。

ま、そうであってほしくない…ってのは判るんだけれど、事実として人が住むにそぐわない状況になってもいて、明らかになっている核種だけでも、30年は半減期を迎えないモノだと知れていれば、実際にそうなってもいるんである。

今後、新たに飛び散ることもなく、飛び散った放射能を徹底的に除染しまくる…って事でもやれば、そうにはならないが、そんな事までするのかどうかも決まっていないんだな。

ここ最近になって、ようやく汚染状況の詳しいマップが公表されたりもしているが、原発以外にかなり高いレベルの放射能が存在する場所も特定されている風に見えるので、それがなんだか? の調べが進めば、対処も出来るだろうし、やれば済むし、住めるようにもなるんだと思う。

…たまたま濃いのがぼとん…と落ちたのかね? なんだかそんな感じに存在していて、そこを中心に薄まりつつ広がっている様が判るのだけれど…どこに落ちるかは運だからなぁ…。

ともかく、今の状態じゃ…20年~30年って話は嘘でもデマでも風説でも風評でも無い。事実として、そうした環境がそこにあるワケで、そうした環境が広まらない物理的な努力が行われてはいる…って事だ。

その割には…自主避難だとか、計画避難だとか…非常に曖昧な制限だか規制が流れているのは政府がぐだぐだだから…って事に尽きる。

そうした災害にまで及ぶことは判っていても、そうした災害になった時にどうするか? 何ら決めてもいなかったし、考えてもいなかったって事なんだろう。どこの国だって、原発が吹っ飛んだら付近の住民にはより遠くへ避難して貰うのが普通だったりするし、実際にそうしてきた。

少なくとも…大雑把には決まってもいるだろう…と、勝手に考えていたんだが、ほとんど「無策」な状態で、原発ばかりあちこちに作って来たんだな、この国は…。

耐震とか津波の対策の見直しだけじゃなく、そうなった場合の避難対策までも含めて考え直さないと、原子力にエネルギーを頼るのは「危険」だと言う事。

電力会社、政府、そうした連中が、こうした事態にどこまで備えているか? 見極めた上じゃないと、堤防作りましたから安心だの、電源車増やしましたので万全だの、脆く崩れて人の住めない土地が増える事に繋がるんである…。

そうした、今まで考えもしなかった部分まできっちりと考えて、原子力発電って事を考えると…コスト的には割に合わなくなり、べらぼーな電気料金になるんだろうけれども、やってもらわなければ、ヒバクシャも増えるし、汚染されて人の住めなくなる土地も増えるんだからなぁ…。

そうした最中、原子力発電をになう企業が「何も決められない…」って状況は…「不安」を通り越して「恐怖」でしかない…。この恐怖を終わらせるために、誰が何をしなきゃならないのか? フクシマ50か? 自衛隊か? 消防庁?

内閣総理大臣である…。頑張ろう、頑張りますだけ言って済ませられる状況に日本は既に無い。とっとと決めて、取りかかり、その様子を国民に報告する。そうした蓄積が恐怖に打ち勝ち、国民に安心と希望を与えるもんじゃなかろうか…。

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