おせっちゃんの今日2

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こんな、折々のことば

2023-11-13 13:34:29 | 言葉

今日は、昨日感動を覚えた言葉を書きます。
おせっちゃんの友人の「折々のことば」です。

昨日12月並みという寒さの中、最寄りの商店街に夕方の買い物に行きました。商店街の中で、息子Kが幼稚園に通っていた時の、お顔なじみの方に出会いました。当時は子どもを通じてかなり親しくお付き合いしましたが、その後小学校は別になり、我が家は小学校を終えると九州小倉に越したりしましたので、出会っても、軽く一言声を掛けるか、会釈するか、で、それ以上お付き合いすることもない方です。関係でお別れしましたお別れしました・・・

最寄りの商店街は、スーパーとコンビニと、ドラッグストアがまあまあの大きさ、あとは、シャッターが下りていたり、お年寄りが店番をしていたリの寂れた買い物街です。

お別れした私はスーパーで買い物をし、今度は郵便局まで歩いていました。それらをたどるとぐるりと一回りするようになるのです。婆さんには少し急な坂道の途中で再びさっきの方にお会いしました。

「あら、お散歩兼ねて一回りですか?」
「脚が弱らないように、このコースで一回りするのが日課なんですよ」
その方は、いわゆる補助車というのでしょうか、赤ん坊は載せない乳母車を押してゆっくり歩いていらっしゃるのです。私の記憶には2・3年前には、ご主人の妹さんを車椅子に乗せて、介護しながら回っていらっしゃったと覚えているのです。そのことを話題のつなぎにしました。
「以前妹さんを乗せていらっしゃいましたよね」
「ええ、亡くなってしまいました。両親を看、妹を看、今は自分を看ながらこれが日課です。外に出れば、お顔なじみの方にお目にかかれるし、一寸立ち話もできて、楽しいんです。Sさん(私のこと)は杖もなくお元気ですね」
「いいえそれが圧迫骨折をやってしまって、外に出ている時はカラ元気なのですよ」
「○○病院でお見かけしたことがありますが・・・」
「ああ、夫です。この年になってまさかと甘く思っていました。私の老後は予想外になってしまっているのです」
「あら、いいじゃあありませんか。これも経験。冥土への土産話が増えるんですもの。世話はできるものがやると私は思っているんですよ

う~ん。物は考えようか!?行く先が見えなく、気を張っていなければ、老々介護、とんだ間違いをしてはいけないと、つい愚痴も出る自分に、カツを入れられた思いでした。