先日来,取り掛かっていた我が家のリフォーム、家全体の半分ほどだけれども、不満なところが見事に治りました。小さなことでもご不満なところは遠慮なくおっしゃってください。と親切。カーテンやさんも橋渡ししてくれるようです。
先週請求書が届きました。見積もりを取っていますので、大体の費用は分かっていました。昨日やってきたむすこKと私どもと、三者会談、円満に支払いを決めました
三人の支払額を取りまとめ、最終的にはKが業者に振り込むという手順も決めました。
ごく普通に暮らしている私にとっては、かなり大金です。夫と私分を、纏めてKの口座に振り込むという作業なのですが、やりつけないこと、オタオタ。
夫は今は、ほとんど外出もしない、出来ない老人です。お金は当座のものはM銀行にあるようです。私はへそくりを郵便局(というのも可笑しいのでしょうが)に預けています。Kは自分の勤め先である金融機関に口座があるようです。夫と私の出し分をKの金融機関に振り込むのが私の仕事。Kは三人分がまとまったところで、業者に支払うことが仕事です。
簡単なことのようで、やりつけないことです。人生でまだ数えるほどしか触ったことがない金額です。
私の頭には郵便局は銀行ではないと理解していました。だから、私の貯金通帳からまず私分を引き出しました。現ナマをもってびくびくしながら夫の銀行まで歩きました。
銀行の受付で、「この現ナマと、夫の預金通帳からプラスすべき額を足してこれこれに(Kの口座です)振り込んで欲しい」と係に言いました。
「それはできません」
「えっ?なぜ?」
「これはご主人様の口座ですから、ご本人でなければ高額は出せません」
「そう思って、マイナンバーカードを夫婦二人のものを持ってきましたし、印鑑もあります」
「でも本人でなければ・・・」
「ここまで歩いて来れない年寄りです。どうすればいいのでしょう?」
「奥さま、カードがあるようですね。奥様ATMで引き出されてはどうでしょう。でも、ATMには限度額があります。確か50万円までです」
「それでは足りません。2度3度に小分けして出せますか」
「一日50万までです。それ以上は出ない仕組みになっています」
「今日払い込みたいのです。どうにかなりません?」
「なりません」
「自分のお金が使えないのですね。困ったな」
「警察の方からも重々いわれていますので。。。」
困り顔の私に同情してくれたのか、こんなことを、
「奥さま現金をお持ちのようですが、これはどこで?」
「郵便貯金からですけれど・・・」
「ああ、奥様の口座にまだ残金があれば、奥様が必要額をご自分の預金から引き出されればいいのです。後でご主人様分をご主人様の口座から引き出し、奥様に返せば同じになりますでしょう。ご自分のお金ですものおりますよ」
結局夫に私が貸したことで郵便局からKの所に振り込みました。
帰ってから、少々怪しい夫に説明するのが大変。やっと理解してくれましたが、「自分の金なのに、必要額を調達するのに何日もかかることだね」と。
詐欺師サンよ、お前さんたちの横行で、こんな困ったことも怒っているんですよ~!!」