昨日、意味のない、やり取りこそ、という伊藤雄馬さんの言葉を借りてブログを書きました。
私も確かにこうした何気ない言葉がお付き合いの雑念を取り払って、ごく温かい仲間を作ると感じました。
と同時に、こうした何気ない会話に含まれる温かさを、ある時から「プライバシー」という言葉が壊してしまっているのではないかと思っていることをかいておこうとおもいました。。
★ 子供が初めてのお友だちを連れてきました。
「あら、よく来てくれたわね。仲良くしてね」
「はい」
「お名前は?何丁目に住んでいるの?」
「それはプライバシーにふれますから、言いたくありません」
4年生の子供の答えですよ。びっくりしてしまいました。これは単なる子供のジョークでしょうか。それとも日頃から家族で決めていることなのでしょうか。ただびっくりしました。
★ 町会を脱退したいという会員に会って
町会員を脱退したいという人がいるという。私は役員として遺留しに行った。
「何か、町会が不都合なことをしましたか」
「いえ、特には。私当番をしたくないのです。特に会員であるメリットもないし、プライバシーにふれることも起こると思いますので、この際脱退したいのです」
「当番は本部役員とは違ってほんの軽い連絡をする程度ですし、電話番号なども、名簿に載せることもしていません。特にプライバシーにふれることなど・・・」
「でもとにかくやりたくないのです」
「災害時などには、避難所では町会単位で動くこともあるでしょうし、お困りにはなりませんか」
「いいんです。それに災害時に、非常食など配られるとき、会員か、非会かなど解らないでしょう」
びっくりする言葉、
★ 同じく町会で、非常時に手助けの必要な弱者の名簿を作ろうとした時
年初時に、会費を徴収しますが、その時、わけを言って、リストを作ろうとしました。
「そんなプライバシーを明かすわけにはいきません」。きっぱり拒否されました。
この件は、始めの何気ない言葉かけからは、踏み込むかもしれませんが、本当にいざという時助はいらないのかしら。
張り切っていらした、新町会長は意欲を失われたようでした。