おせっちゃんの今日2

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子供の金銭感覚 2

2024-03-07 16:10:58 | わが家の話

昨日に続いて我が家の話を書いてみます。
Kが小学3年生の頃だったと思います。お友だちとのお付き合いも広がってきたのでしょうか、「お小遣いが欲しい」といい始めました。PTAで知り合ったママたちと話しでも、そろそろ責任をもって自分で使うお金を持たせてもいいかなと思いました。ママたちの話を聞いてみると、「100円×学年」が目安のようでした。子どもたちと、話し合ってその標準の額を渡すことにしました。

あげたからには、これはあなた方の自由になるお金です。でも、無駄遣いはしないように、お父さんが毎日働いてもらってくるお金です。お金を手に入れるということは難しいことなのですよ~」と言い聞かせました。

あなたのものですから、お母さんがいうことを守れとは言いませんが、お友だちも大抵の人がこう言い聞かされていると思います。お小遣いの3分の1は自由に使うお金、3分の1は、貯めて置いて纏めて大きな必要な物を手に入れることに使う、3分の1は家族の人のプレゼントや、世界の飢えている人などへの寄付など、自分ではない人に使うという考え方があるそうです。一応話しておきます、と申し渡しました。また、お金は大事なものです。小遣い帳をつけなさい、とも言い聞かせました。

今から考えると三つに分けるほどの額でもなかったなと思うのですが。一応使い方も教えたつもりでした。小遣い帳はそれほど長くは続かなかった気がします。

5年生になった頃のことだったと思います。
北海道かどこかの小学生が、スキーの板を欲しがって親におねだりをした。親は今使っているのがまだ体にも合っているし、もう少し我慢しなさいと、買ってやらなかった。その子が自殺したという事件があった。担任の先生が、この悲しい事件をホームルームで取り上げて、子どもたちに考えさせられた。
次の父母会の時、その子供たちの考えたことを話してくださったのです。

K君はこういいましたよ。「そんなことで死ぬんなら、ぼくは毎日死ななければならないよ。欲しいもの買ってもらえることが少ないもの。良くて、買ってあげるけれど、この次のお誕生日まで待てがいいほうだからな」と。

与えることがそのままいいことではないと思います。

また続きに我が家の話を書きます。