『そして、気づいた。指も旨い。』・・・阿部了・・・折々のことば 2月3日
おにぎりを食べながら、指についたご飯粒を食べる。あの感じだ、と。カメラマンの阿部了はインドに渡った。ある家庭で弁当の御裾分けに預かった。彼らは指で味わう。『箸は使わず手で、指で口に運んでいたのだろう。他人に作ってもらったという思いをありがたく思ったのだろう‥・おせっちゃん)
弁当箱を開けた途端、今日はは誰が作ったのかが分かるのだという。それがお昼の楽しみなのだろう。
私は、料理が苦手な人間です。料理らしい料理を、母からあまり習っていない。戦後の食糧のない時代に重なるから、ちゃんとしたものは手掛けていないのだと思います。だから思い違えたまま、下手な料理をそのままわが家の食事にしたのだと思います。
まずお結び。
同様に、「ぎゅっころぎゅっころぎゅっころころりん」といかにも力を籠めて握る歌があったと思っています。そして私のお結びは力ずくで握っていました。次兄のお嫁さん、義姉がそっと私をつついて、次にお結びを指さして首を横に振りました。あれ~っ、これではいけないの?後に義姉がそっと教えてくれました。中はパラリと壊れない程度でいいのよ、と。
海苔巻もそうなんだって。