乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

8月6日のマルハナバチ調べ隊

2016年08月06日 | マルハナバチ調べ隊
 参加者は13名でした。朝からいい天気でしたが、このところ午後から激しい雨に見舞われることが多いので、早め早めに行いました。いつもは午後に行っていた待ち伏せ調査も前倒しして午前中に実施。遠くから雷鳴も聞こえ、心配したのですが、雨に降られることはありませんでした。



 この日、ラインセンサスで79頭と、たくさんのマルハナバチと出会えました。1時間に79頭ですから1分に1頭以上の頻度です。「年に3回マルハナバチ調査をしよう」というマルハナバチ調べ隊を始めて13年になりますが、歴代3位の多さです。うれしくてうれしくて仕方ありません。マルハナバチがたくさんいるということは「その時期にたくさんの花が咲いている」ということだけでなく、「春から秋にかけて、さまざまな花がバトンタッチしながら咲き続けている」ということです。つまり、時間軸も含め乙女高原のお花たち全体の健全な状況を表しているからです。





◎ラインセンサス結果
 1時間(実際は1時間5分でした)かけて、あらかじめ決めてあるコースを歩きながら、見られたマルハナバチの種類・カースト(女王・働き・オス)、花粉団子の有無等を記録する。

総数79
 ・ノハラアザミ   22(トラ17  オオ 0  ミヤマ 5)
 ・ヒメトラノオ   20(トラ 0  オオ15  ミヤマ 5)
 ・クガイソウ    10(トラ 0  オオ 4  ミヤマ 6)
 ・タチフウロ     8(トラ 1  オオ 2  ミヤマ 5)
 ・シシウド      4(トラ 0  オオ 4  ミヤマ 0)
 ・ワレモコウ     3(トラ 0  オオ 2  ミヤマ 1)
 ・コウゾリナ     2(トラ 2  オオ 0  ミヤマ 0)
 ・シオガマギク    2(トラ 1  オオ 1  ミヤマ 0)
 あとは一頭ずつ
 ・トラマルハナバチ  ノアザミ
 ・オオマルハナバチ  オミナエシ、チダケサシ
 ・ミヤママルハナハチ クルマバナ、ヤマハギ、ウツボグサ、シモツケソウ、マツムシソウ





◎待ち伏せ調査結果
 ある花(の群落)の前で一定の時間(15分刻み)待ち伏せし、来たマルハナバチの種類と行動を記録する。最終的には1時間換算で、何頭のマルハナバチが来たかを算出する。

○元データ
 ・ヒメトラノオ 総待ち伏せ時間 60分 トラ 1  オオ26  ミヤマ 8
 ・クガイソウ  総待ち伏せ時間 75分 トラ 9  オオ15  ミヤマ13
 ・ノハラアザミ 総待ち伏せ時間105分 トラ29  オオ 9  ミヤマ11
 ・シシウド   総待ち伏せ時間 30分 トラ 1  オオ13  ミヤマ 0
 ・タチフウロ  総待ち伏せ時間 45分 トラ 0  オオ 1  ミヤマ12
 ・マツムシソウ 総待ち伏せ時間 15分 トラ 1  オオ 0  ミヤマ 1

○1時間換算(概数)
 ・ヒメトラノオ トラ 1  オオ26  ミヤマ 8  計35
 ・クガイソウ  トラ 7  オオ12  ミヤマ10  計29
 ・ノハラアザミ トラ17  オオ 5  ミヤマ 6  計28
 ・シシウド   トラ 2  オオ26  ミヤマ 0  計28
 ・タチフウロ  トラ 0  オオ 1  ミヤマ16  計17
 ・マツムシソウ トラ 4  オオ 0  ミヤマ 4  計 8
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夏のボランティア案内(インタ... | トップ | 夏の案内活動 8月 6日(土) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

マルハナバチ調べ隊」カテゴリの最新記事