巨人新時代!隠善初スタメン抜てきに応えた3安打3打点! ― スポーツ報知
◆巨人9―3中日(11日、東京ドーム)
原巨人にニューヒーローが誕生した。「7番・右翼」でプロ初スタメンの育成出身・隠善が5回、右前安打で出塁し、初盗塁を決めて同点のホームイン。6回に中前適時打、7回にも右翼へ2点適時二塁打。初の猛打賞で初の3打点と、初めてづくしの活躍で勝利を呼び込んだ。
投げてはグライシンガーがリーグトップに並ぶ5勝目。阪神、中日の上位相手に初めて3連戦で勝ち越し、9連戦を6勝3敗で乗り切った巨人。若い力で3位に再浮上し、今度こそ上位進出の態勢は整った。
ここに上がるために、必死で頑張ってきた。あこがれだった東京ドームのお立ち台。“ヤングG4人衆”の中でも、隠善の笑顔は一段と輝いていた。経験のない大歓声に包まれ、思わず「1、2、3、最高でーす」と声を張り上げた。「実感がわきました。1軍でやれているんだなあって」自分より背の高い亀井、脇谷、坂本と並んでも、背番号「99」は堂々としていた。
ハツラツ隠善 初スタメンで3安打3打点 ― スポーツニッポン(gooニュース)
キング快走11号ラミ弾!決勝8号ガッツ弾!! ― スポーツ報知
グライ、トップタイ5勝!元同僚石川に並んだ ― スポーツ報知
「おとりんの一言」
1回裏、坂本の犠飛で1点を選手したが、3回表、一死二、三塁からグライシンガーの暴投で同点、なおも一死二、三塁から井端のタイムリーで2点を失い、1―3と逆転された。
4回裏、ラミレスが11号となるソロHRを放ち2―3、5回裏、初スタメンの隠善が初ヒット、初盗塁で二死二塁から亀井のタイムリー2ベースで3―3の同点に追いついた。
6回裏、先頭の小笠原が8号ソロHRを放ち、ラミレスは四球だったが、相手エラーとゴンザレスのヒットで一死一、三塁、ここで隠善がタイムリーヒット、5―3と逆にリードを広げた。
続く脇谷のタイムリーでさらに1点を追加、天敵といわれる中田をKOした 。
7回裏、中日・二番手の小林からラミレスがヒット、阿部が相手エラーで出塁し一死一、二塁、ここで代わった金剛からゴンザレスがタイムリーヒット、7―3と大差をつけた。
なおも、隠善の2ベースで2点を奪い9―3として試合を決めた。
グライシンガーは4回から7回までは中日に追加点を許さず、後をつないだ西村、越智も中日打線を3者凡退に抑え、中日に連勝を果たした。
この試合は、“ヤングG”といわれる若手選手の活躍が目立ち、ラミレス・小笠原のアベック弾も出るなど、効率的な攻撃で大勝した。
抜群の安定感を誇るグライシンガーは7回3失点で5勝目、ハーラートップのヤクルト・石川に並んだ。