楽天、巨人相手に悲願の初日本一。美馬、６回１安打無失点ＭＶＰ、則本、田中の継投で完封。

前日、エース田中で敗れた楽天は、先発の美馬が６回１安打無失点と完璧に巨人打線を抑えた。
打線は巨人先発の杉内に対し初回から果敢に攻め、二死から銀次のデッドボールとジョーンズの２ベースで二死二、三塁とし、マギーの強烈な遊ゴロを坂本がはじく間に先制点を上げた。
２回表にも二死二塁から岡島のタイムリー２ベースで２点目を上げ、４回裏には沢村から牧田のソロで３点目をもぎ取った。

先発の美馬は６回までロペスのヒット１本に抑え、無失点で則本に後を託した。代わった則本も７回、８回を２安打無失点に抑え、最後をエースの田中にまかせた。
田中は前日１６０球で完投したにも関わらず志願の登板で、二死一、三塁まで攻められたが、代打・矢野を空振り三振に仕留め有終の美を飾った。

巨人相手に球団創設９年目にして悲願の日本一を獲得した楽天ナインは、星野監督を９度胴上げし勝利の余韻に浸った。
ＭＶＰにはＣＳでロッテに完封勝利、第三戦とこの日、６回まで無失点と活躍した美馬投手が選出された。

“小さな大投手”楽天・美馬、シリーズ０封＆２戦２勝でＭＶＰ ― サンケイスポーツ

（日本シリーズ第７戦、楽天３－０巨人、楽天４勝３敗、３日、Ｋスタ宮城）

楽天・美馬（みま）学投手（２７）の好投が球団初の日本一を引き寄せた。巨人に逆王手をかけられた第７戦で６回１安打無失点の好投。１０月２９日の第３戦（東京ドーム）に続く、ゼロ封でシリーズ２勝目を挙げた。身長１メートル６９の“小さな大投手”が、巨人の日本一連覇を阻止。最高殊勲選手賞（賞金４００万円）に輝いた。

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楽天に完敗、巨人の連覇ならず。また、杉内２失点ＫＯ、打線もつながらず５安打無得点。

４０年ぶりの日本一連覇を果たすべく決戦に臨んだ巨人だが、先発の杉内がまたしても立ち上がりにつかまり、２回途中２失点でＫＯされてしまった。
打線も楽天先発の美馬に６回１安打無得点と完璧に抑えられ、０－３のまま則本、田中の継投の前に完封負けを喫した。

第６戦で田中を攻略してタイに持ち込んだ巨人だったが、シリーズ全体では阿部をはじめ中心打者の不振が目立ち、先発投手も内海、菅野以外は楽天の勢いに飲まれしまったという印象が強い。

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◆コナミ日本シリーズ２０１３第７戦　楽天３―０巨人（３日・Ｋスタ宮城）　

巨人が楽天に敗れ、Ｖ９以来となる４０年ぶりの連続日本一を逃した。先発の杉内は２回途中２失点でマウンドを降り、２番手の沢村も４回に牧田にソロを浴びた。打線は美馬、則本、田中の３投手の前に５安打に抑えられ、完封リレーを許した。楽天は球団創設９年目で初の日本一。指揮官として４度目の挑戦で悲願を達成した星野監督が、地元・仙台で宙に舞った。

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巨人、無敗の田中を攻略し逆王手。ロペス同点２ラン、高橋（由）決勝タイムリー。

東京ドームで１勝２敗と負け越し、背水の陣でＫスタい乗り込んだ巨人が、難攻不落といわれた楽天田中を攻略、４－２で逆転勝利、３勝３敗の五分で逆王手をかけた。
先発菅野は２回裏に松井のベースとロペスのエラーで２点は失ったものの、７回を３安打２失点に抑える好投、山口、マシソンも無安打の継投で締めくくった。

打線は５回表に田中を打ちこみ、坂本の２ベースとロペスの２ランで２－２の同点とし、長野、寺内の連打と高橋（由）のタイムリーで３－２と逆転した。
６回表にも村田の２ベース、坂本の内野安打から一死二、三塁のチャンスをつかみ、ロペスの３ゴロの間に１点を追加、４－２と勝ち越した。
投打がかみ合った巨人は３勝３敗の五分に戻し、２年連続の日本一に逆王手をかけ３日の決戦にのぞむ。

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◆コナミ日本シリーズ２０１３第６戦　楽天２―４巨人（２日・Ｋスタ宮城）　

巨人が無敗のエース・田中を攻略し、Ｖ９以来、４０年ぶりとなる日本シリーズ連覇へ逆王手をかけた。２点を追う５回、第５戦を終えて１５打数無安打のロペスが、左翼席にシリーズ１号２ランを運び同点に。その後、高橋由のタイムリーで勝ち越した。先発・菅野は粘りの投球で７回３安打２失点で、シリーズ初白星をつかんだ。第７戦は巨人・杉内、楽天・美馬が先発。巨人が勝てば２３度目、楽天が勝てば球団創設９年目で初の日本一となる。

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楽天決められず。無敗のエース田中が４失点 、よもやの逆転負け。

楽天は３勝２敗で王手をかけ、本拠地Ｋスタで無敗のエース田中が先発、一気に日本一を勝ちとるはずだった。
勢いに乗る楽天は、２回裏、一死二、三塁で松井がエンタイトル２ベースで先取点を上げ、二死三塁からの１ゴロエラーで２点目を追加した。

しかし、頼みの田中が５回表に集中打を浴び、よもやの３失点で２－３と逆転されてしまった。
この回、先頭の坂本に２ベース、一死後、ロペスの２ランで２－２の同点に追いつかれた。
さらに、長野、寺内の連打で一死一、三塁、重盗は阻止したが、代打亀井に四球で二死一、三塁とされ、高橋（由）のタイムリーで２－３と逆転を許した。
６回表には村田の２ベース、坂本の内野安打と送りバントで一死二、三塁とされ、内野ゴロの間に１点を失い、２－４と点差が開いてしまった。

続投を志願した田中は７、８、９回にも得点圏に走者を背負ったが、後続を断って２－４のまま９回１６０球を投げぬいた。

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（日本シリーズ第６戦、楽天２－４巨人、３勝３敗、２日、Ｋスタ宮城）

ついに、マー君が負けた！！　第６戦で先発した楽天のエース、田中将大投手（２５）が、９回完投し、１６０球を投げた。７三振を奪ったものの、１２安打４失点で今季初黒星を喫した。レギュラーシーズンでは２４勝無敗１セーブと圧倒的な成績を残した田中だが、大舞台で“不敗神話”が崩れ、楽天は２－４で敗れた。今オフに、ポスティングシステム（入札制度）を利用してのメジャー挑戦する可能性が高いだけに、この日の登板が国内では“見納め”になりそうだ。

星野監督「代われと言った」がマー君「最後までいきます」 ― スポーツニッポン

田中まさか　日本一目前、神話崩れる　日本シリーズ第６戦 ― 河北新報

巨人の連覇崖っぷちに。西村続投が裏目、延長１０回痛恨の逆転負け。

日本シリーズ第５戦は勝った方が王手をかけるという試合だったが、先発の内海が２回表に２点を失ったものの、以後６回までは追加点を許さなかった。
ところが、打線は楽天先発の辛島に５回まで僅か１安打と攻めあぐみ、６回から登板した則本に対しても村田のソロを含めても３安打と不振を極めた。
７回裏、村田のソロで１－２とし、９回裏には代打・高橋（由）の２ベースを皮切りに一死一、三塁とし村田の投手強襲安打で、ようやく２－２の同点に追いついた。

しかし、延長に入り９回から続投した西村が投手の則本を四球で歩かせ、送りバントで一死二塁、さらに藤田にデッドボールの一死一、二塁から銀次のタイムリーで２－３と逆転されてしまった。
なおもジョーンズの遊撃内野安打で２点目を失い、２－４と決定的なリードを奪われた。
１０回裏の攻撃も則本に三者凡退に退けられ、対戦成績が２勝３敗となって、日本一連覇も崖っぷちに立たされた。

西村誤算！延長１０回に２失点　３敗で日本一連覇崖っぷち ― スポーツ報知

◆コナミ日本シリーズ２０１３第５戦　巨人２―４楽天＝延長１０回＝（３１日・東京ドーム）　

原巨人は９回に村田が執念の適時打で追いつくも守護神・西村が誤算だった。延長１０回に２点を勝ち越され３敗目を喫し、４０年ぶり日本一連覇に崖っぷちに立たされた。巨人の２勝３敗で１１月２日の第６戦からはＫスタ宮城に舞台を戻して行われる。

　打線は、前日に続き３番・坂本、４番・阿部で臨んだが５回１死まで無安打、中井がチーム初安打を放つも後続が続かず無得点。

巨人・村田が粘りの２打点「終わったわけではない」 ― サンケイスポーツ

原巨人貧打で崖っ縁　坂本、阿部絶不調で守護神も２失点 ― スポーツニッポン

土壇場で同点に追い付くも延長戦で敗れる ― 巨人軍公式サイト

楽天が日本シリーズに王手。延長１０回、銀次のタイムリーで逆転勝ち。

日本シリーズ第５戦は、楽天が２回に２点を先制したが、９回裏に２－２の同点に追いつかれ延長戦となった。
１０回表、四球の則本を送り、藤田がデッドボールの一死一、二塁から銀次のタイムリーで逆転、ジョーンズの遊撃内野安打で２点目をもぎ取り４－２と勝ち越した。
その裏、則本が巨人打線を三者凡退に打ち取り、３勝２敗で日本シリーズに王手をかけた。

先発の辛島が５回１安打無失点と好投、星野監督は必勝を期して６回から則本を投入した。
則本は７回裏、村田にソロホームラン、９回裏、一死一、三塁で、またしても村田に打球直撃の内野安打で同点に追いつかれた。
しかし、逆転のホームに滑り込んだ直後の１０回裏、松本、ロペス、長野を三者凡退に退け日本一に王手をかける勝利を手にした。

楽天・銀次、延長十回に魂のＶ打！堂々のＭＶＰ候補に ― サンケイスポーツ

（日本シリーズ第５戦、巨人２－４楽天＝延長十回、楽天３勝２敗、３１日、東京ドーム）

執念の勝ち越し劇だ！！　楽天は２－２の延長十回、３番・銀次内野手（２５）が勝ち越しの中前適時打を放った。この一打で、直前に左ふくらはぎに死球を受けた２番・藤田一也内野手（３１）が三塁まで激走しながら、交代の指令に涙を流して悔しがった姿にチームは一丸となった。銀次は２安打２打点で、このシリーズは打率・３０４、５打点。堂々のＭＶＰ候補に躍り出た。

【楽天】星野監督「シビれた」６回から則本で日本一王手！ ― スポーツ報知

則本魂のロング救援で王手　２日マー君が東北で日本一決める ― スポーツニッポン