じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

葉山葵

2006年03月07日 | 日々のこと
2,3年前までは、春先(4月初旬)になると毎年友人たちと徳島の山奥まで野生の葉ワサビを採りに出かけていた。それが林道工事のせいか何故か分らないが、年々減少して採れなくなっていた。自家製「ワサビの醤油漬」はピリッとして季節の忘れられない味である。

以前にそんな話をしていたらしい、その徳島の山間に実家があるという知人(かみさんの)が、その葉ワサビを届けてくれた。一ヶ月も早い季節だから、地元の人でしか知らない野生地なのだろう。葉ワサビは早い時期ほど辛味が強く、花を付ける頃には辛みは少なくなってしまうのである。

数日前には冷え込んで山間部は平地近くまで雪が積もったはずだから、雪の残る谷あいで苦労して採ってくれたに違いない。葉っぱの一枚たりとも無駄には出来ないと思いながら、杉の落ち葉が混じっていたり霜に痛んだ葉を除きながら、冷たい流水でその野生のいびつな一株一株を丁寧に水洗いした。
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あとはかみさんの手法で漬けてもらい、2,3日で食べごろとなる。酒の肴にこれほどのものはない。P1020764




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