じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

ハグ

2008年11月23日 | 急性骨髄性白血病

妻は日ごとに弱っていくのが傍目にも感じられる。

両上腕の痛みはだんだん酷くなり、ロキソニン3回/日では効かなくなってきた。

マッサージや肩もみをしてやると一時的に気持ちがいいらしいが、つかの間である。

吐き気も度々起こり、頭痛も訴えるようになった。

やはり早晩には医師の薦めるオピオイド系(モルヒネ)に頼らなければならなくなるだろう。

昨夜、外泊の日の夕方、吐き気が酷く余りにも辛そうな様子を見かねて、病院へ帰ろうかと言うと

「それは嫌、病院では親身に看てくれる人などいない、1人ぼっちで我慢するだけなんだ

から・・・・」

「一日一日弱っていくのが自分でわかる、・・・怖い」と珍しく涙を流した。

鼻をかむと血が滲んでいた。皮膚に出血痕もあり出血しやすくなってきている。

感染を危惧して、めったに手も握らないようにしていたが、そんなことは無視してその時

はぎこちないが思わず「hug」してやった。少し落ち着いて横になった。

古い日本人には欠けているが、これってとても大事なことだね。

Imgp0076_2

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする