五月一日と言えば労働者の祭り? メーデー、休日になっている企業も多い。
私の若いころは市営球場の大集会にこぞって参加し、そのあと市内をデモ行進していた。
まさに勢いのある闘うメーデーだったように思う。
なんや、最近はゴールデンウィークを避けるため四月に行われているらしい。
そのメーデー中央集会に今年は安倍首相が招待され出席したという。
私が賃上げさせたと言わんばかりの演説してたが、招待する方もする方ですね。
そこでの出来事を報道していた。
「消費税お前が払え」というプラカードを持った男性に公安警察が張り付き「掲げるな」、「高く掲げすぎだ」と圧力をかけ続ける。
更に首相がマイクの前に立った際、男性らが「残業代ゼロ絶対反対!」と声を上げた途端、
警察官が一斉に彼らを取り囲み、会場の外へと押し出した。
回りの人も黙って迷惑そうに見ているだけ・・・・
何とこれがメーデーか・・・様変わりである。
時代の流れ、しょうがないとはいえ嘆かわしい。
憲法記念日が近いが、
最近になって護憲にまつわる講演会や討論集会の会場を断り、後援を拒否する自治体が各地で広がっているという。
理由は「政治的中立を損なう可能性がある」ということらしい。
憲法99条では「天皇又は摂政および国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う」と規定している。
憲法擁護義務を負う公務員が、憲法を守ろうとの趣旨の集会の後援を拒否し、会場貸出しを断るとは、どうかしている。
改憲を進めようとしている安倍政権の意向に忖度(ソンタク)しての動きとみえる。
こうして明に暗に思想・言論・集会の自由が脅かされていこうとしている。
一方ではヘイトスピーチや人種差別思想がジワリと広がってくるなど嫌な動きも。
教育制度、歴史教科書問題や道徳教育の教科化、一部では教育勅語の復活? の気配も
公正中立の立場のNHKもなんだかこのところ怪しい。
周辺事態への対応という名のもとに防衛費の増強や武器輸出がまかり通ることになった。
憲法改定は面倒と閣議決定で集団的自衛権の行使にも道を開こうとしている。
教育・マスコミ・軍事への道筋、これいつか歩んできた道ではないのか・・・
地球温暖化対策は進まず、国の財政規律も底抜け、
その上、その上、、、と私の世代がグチを言ってもどうにもならないが・・・
数日曇り空で開花を待っていたニワゼキショウ、
初夏の陽気と陽射しを浴びて一気に咲き始めましたね。