昨日とうとう見てきました! サヨナライツカ
大好きな原作、思い出深いタイ、憧れのミポリン…何が何でも見たかった1本。
本当は2月4日の鑑賞予定が、思いがけず「ゴールデンスランバー」へと嬉しい変更があって延び延びに。
この時「サヨナライツカ」鑑賞を想定してメンバーズカードを作成したものの、2月の終わりを待たずして上映終了を告げられ大ショック。
縁がないのか?いやいやそんなことないと念を送っていたところまさかの復活!
とうとうこの日を迎えました。
相変わらずの平日昼間の映画館はガラガラで…にもかかわらず、カップルに前後を挟まれ多少のストレスを感じつつも、始まってみるとまったく気にならず。
さて映画はといえば、予想通り原作の方が数倍よかった。
行間から感じられたタイ・熱帯特有の息苦しい感じは、映像にするともっと伝わってくるものかと思いきや、むしろ暑さよりさらーっとした空気感。とっても残念。
ストーリーもここだけは原作に忠実で頼みます!というところが変えられていてこれまた残念。
そして、お楽しみのミポリンには、しわがあった…。現実逃避したいので、こういう人にはいつまでも理想像として美しくあってほしかった。残念。
それでも…
「愛してる」という言葉の重みを非常に感じました。たった5文字を口にできず、たった5文字を耳にすることなく別れてしまう二人。
一緒にいられない運命とわかっていても、「愛してる」という言葉を得られるだけで、それを拠り所にして生きていけるのに、それさえも許されなかった沓子。
原作とは違う描き方をされていた光子にいたっては、痛々しいものがありました。
豊の男としてどうしようもない選択というのもありがちで納得できたにもかかわらず、最後になって中途半端な行動に出てしまい、誰もが傷つく感じが非常に嫌でした。
それでも…