しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

小さなワガママ

2012-04-26 21:42:09 | 日記
コーヒーは相変わらず毎日飲むけど、
最近なぜかオレンジジュースも好き。単にビタミン不足か。
ミネラルウオーターかコーヒーかオレンジジュースばっかり飲む。
オレンジジュースといえば、やっぱりポンジュース。濃くて美味しい。
毎日買って飲んでいる。しかしあんまり飲み過ぎると、口の中がキューと痛くなる。
雨ばかりで滅入りそうだけど、オレンジの明るい色が元気をくれる気がする。

会議が長くて疲れる。しかも15時スタートって一番眠い時間だ。
朦朧と話を聞きながら、うっかりしてると目を閉じてしまう。
きくことよりも起きとくことに必死。一瞬記憶が途切れてて焦る。

あと1日頑張ればお休みだ、ゴールデンウィークだ。
へこたれそうな気持ちを励ます。でもお休みったってノープラン。
ただ明日の夜は、絵本コース講座の説明会を聴きに行く。
迷っていたけど、とりあえず説明だけは聴きに行ってみようと決心して申し込んだ。
自分ももっと創作したい・・・でも、創作する仲間も欲しい、最近すごくそう思う。
学生時代もそうだったけど、創作してる人と一緒にいるのは楽しい。
こういう場だと、相手も自分もかけがえの無い存在のように思えるけど、
普通に働いているときは、他人と比較して自分の能力の無さを感じたり、
自分じゃなくてもできることばかりやって虚しくなることもけっこうある。
自分になんの価値があるんだろう、とふと思ったりする。

だから自分が大事と思えるようになるために行動しようと決めた。
前向きというか、マイナスから0に戻るというか。


その他の日は、美術館行ったり夜は仕事したり、それなりにのんびり過ごしたい。
ゆったりと羽を伸ばせたら、それが一番。のんびりできるカフェとか近所にあるといいよなあ。
1日くらいは、ずーっと寝ててもいい。ゴロゴロしてるだけもいい。
時々、本当に閉じこもって休まないとやばい。
限界が来るまえに、しっかりと休まなきゃいけない。

高校時代に心身の調子を崩して物が何にも食べれなくなったときがある。
何かの限界を越えたらこうなる。未だに、自分の限界がどこにあるのかはよくわからない。
高校1年、新しい人間関係にクタクタに疲れていたのだろうと今にして思う。
水やお茶は飲んでいたけど、食べ物を身体が受け付けない。食べ物のにおいでひどい吐き気がした。
3ヶ月で10キロ減って、点滴でなんとか凌いで登校した。

拒食症をはじめとした摂食障害というのは、心の病気だと知った。
拒食とはベクトルが反対だけど、同じ摂食障害をテーマにした本を心療内科の先生にすすめられて読んだ。
松本侑子さんの「巨食症の明けない夜明け」は今でも深く心に突き刺さっている。
自分が大事に思えないとき、人は知らず知らずのうちに死に向かって加速し走り出す。
摂食障害は、死と隣り合わせの恐ろしい病気だった。

私の思春期はひどかった。子どもの頃になんて、戻りたくもない。
まだ、生徒にもここまでは話せないけど、
同じような子どもがもしいたら、その子に向かってだけ、話したいと思う。

そのとき、母が山の中にあるお寺に連れて行ってくれた。
おとなしくわがままも言わなかった我が子の発狂?に、母もどうしていいかわからなかったに違いない。
静かで空気の澄んだ山の中、言われるまま畳の上にぼんやりと座って目を閉じた。
お経を聴きながら、何かの疲れが身体の奥からにじみ出ていくのを感じた。
母が申し込んでおいてくれた精進料理に、3ヶ月ぶりくらいに箸をつけた。
突然たくさんは食べられなかったけど、涙が出るほど美味しかった。
というか、実際泣いた。何が悲しいのかわからなかったけど。
その日から食欲は少しずつ戻っていった。


だから休まなきゃいけない。
自分のことを大事に思えるように行動しなければいけない。
こういう風に意識できるようになっただけ、大人になったと自分でも思う。
人よりはずいぶんおくれているんだろうけど・・・・。

今日も帰りにオレンジジュースを買ってきた。
別になんてことないことだけど、
そんな小さなワガママができることをとても幸せだと思った。