朝はとっても寒かった。
でも近所の木には、白い花が咲き始めていた。
小鳥もチュンチュン。すっかり陽気は春だね。
朝早く家を出て、部活の生徒達を連れて世田谷ものづくり学校(IID)へ。
今日の午前中はドローイングワークショップ。20人の申し込みがあった。
美術部の基本は「描く」こと。やっぱりここは鍛えなきゃ、ということで、
遠近法や解剖学などの基本を盛り込みながらわかりやすく教えてくれる
アメリカ人イラストレーターのRogan Hazardさんが講師。
Rogan Hazardさんの教えてくださる描き方はとても科学的。
ご本人も「ミケランジェロもこういう考え方、方法で描いていました。」と
生徒に言っていた。何百年も前からドローイングの基本は変わらない。
1時間半のワークショップで5課題のドローイング。
鉛筆の持ち方や大枠の取り方、遠近感を常に意識すること、骨格のこと、
比率に注意することなどなど・・・・。基本的だけど、とても大切なことを押さえていただいた。
相手が外国の方なので、いつもにも増して緊張していた生徒たち。
(特に私が「英語しか話せない先生なんだよ・・。」と朝、電車の中で大ウソをついていたので!!)
でも本当は日本語ペラペラで、
また外国の方特有の「女性に優しい」(笑)ジェントルな雰囲気で、
緊張もほぐれ、かなり集中して5課題を描いた。
「この方法だと(教え方は変わるけど)4歳児でも立体的に描けます。」とおっしゃっていた。
事実、今日の午後からの子どものワークショップの参加者は4歳だということでびっくり!!
ちなみに先生のお子さん(5歳)にもこの方法で教えているそうだ。
早くから知ってると、描くのが楽しくなるだろうな。
お昼には終わって、電車で生徒を地元駅まで送る。
駅で解散したけど、2人ほどなかなか帰らない。
どうやら家と連絡がつかないようで、帰っても誰もいないかも、とのこと。
一生懸命頑張って絵を描いて、お腹ペコペコの育ち盛り2人・・・。
じゃあ、一緒にお昼食べようよ!ということで3人で近所のおそば屋さんへ。
おそばがいい!と2人が言ったのは、遠慮なのかな?
私はタケノコと桜とアスパラの天ぷらの入ったおそばを食べた。
子ども達も好きなのを注文して、しばし3人で来年のことをしゃべった。
高校どうする?クラスどうなるのかな?・・・などなど。
何をするのも、「中学最後の」というのが付くね、と2人が寂しく言う。
中学最後の体育大会、最後の文化祭・・・。
「でもね、高校はもっと楽しいよ、自由だし。」と言ってみる。
「小学校にはもう遊びに行かないでしょ、だんだん中学のことも遠くなるよ。」と。
そうはいっても卒業したばかりの3年の美術部員もしょっちゅう遊びに来てる。
今日のワークショップにも参加した。
「来年度、部活指導者としてバイトする?」というと、
「行く!!」という。
新しい生活は、不安だ。仕方ないね。学校にしょっちゅう来る卒業生をみては
「高校生活、楽しくおくれているのかな?」と思う。
元気に巣立っていった子たち、便りがないのは元気な証拠。
お腹が満足した2人はそのまま塾へ。大人よりも忙しいのではないか。
顧問は仕事するにはもう眠すぎて、家路に着く。春のだらっとした空気。
頭が痛い。自分を取り囲んでる緩い春の空気が嫌だ。
出会いも別れもあって、心が時間について行かない。
鬱病になるにもこの時期が一番多いって、なんだかわかる気がする。
途中駅でコーヒーを飲んで、目と心を覚まそうと試みる。
ついでに持っていた長崎のガイドブックを読み始めてしまう。
そうだ、軍艦島もある。行きたいところが増えてくる。
夜中に博多を出て、早朝に五島列島付近まで着く船もあるらしい。
それ、いい。海はドキドキする。
行くとものすごくパワーをもらえそうな気がする。
関東に来て、なんだか小さくなって生きているから、うわっと伸びをしたい。
東シナ海の風で、鈍りきってる野生の勘?を取り戻してきたい。
いろんなことを対して、処理能力の高くない頭でウンウン考えて気を遣って。
でも本来はもっと元気で、もっと自然でおバカだからね、私は。
緩い春風じゃなくて、海風がいいな。
もう行く頃には暑いんだろうか。
ガイドブックの中の輝く海に誘われる。
五島列島は「祈りの島」とも言われている。
激しいキリスト教弾圧から逃げて逃げて、数百年逃げて。
それでも信仰を止めなかった人々の島。
呼ばれてるなら、行くべきだ。(と勝手に思い込む。)
もうこれは、とりあえず申し込んじゃうべきだと思った。
春風包囲網を精神的に乗り切るためには、これしかないかもね。
でも近所の木には、白い花が咲き始めていた。
小鳥もチュンチュン。すっかり陽気は春だね。
朝早く家を出て、部活の生徒達を連れて世田谷ものづくり学校(IID)へ。
今日の午前中はドローイングワークショップ。20人の申し込みがあった。
美術部の基本は「描く」こと。やっぱりここは鍛えなきゃ、ということで、
遠近法や解剖学などの基本を盛り込みながらわかりやすく教えてくれる
アメリカ人イラストレーターのRogan Hazardさんが講師。
Rogan Hazardさんの教えてくださる描き方はとても科学的。
ご本人も「ミケランジェロもこういう考え方、方法で描いていました。」と
生徒に言っていた。何百年も前からドローイングの基本は変わらない。
1時間半のワークショップで5課題のドローイング。
鉛筆の持ち方や大枠の取り方、遠近感を常に意識すること、骨格のこと、
比率に注意することなどなど・・・・。基本的だけど、とても大切なことを押さえていただいた。
相手が外国の方なので、いつもにも増して緊張していた生徒たち。
(特に私が「英語しか話せない先生なんだよ・・。」と朝、電車の中で大ウソをついていたので!!)
でも本当は日本語ペラペラで、
また外国の方特有の「女性に優しい」(笑)ジェントルな雰囲気で、
緊張もほぐれ、かなり集中して5課題を描いた。
「この方法だと(教え方は変わるけど)4歳児でも立体的に描けます。」とおっしゃっていた。
事実、今日の午後からの子どものワークショップの参加者は4歳だということでびっくり!!
ちなみに先生のお子さん(5歳)にもこの方法で教えているそうだ。
早くから知ってると、描くのが楽しくなるだろうな。
お昼には終わって、電車で生徒を地元駅まで送る。
駅で解散したけど、2人ほどなかなか帰らない。
どうやら家と連絡がつかないようで、帰っても誰もいないかも、とのこと。
一生懸命頑張って絵を描いて、お腹ペコペコの育ち盛り2人・・・。
じゃあ、一緒にお昼食べようよ!ということで3人で近所のおそば屋さんへ。
おそばがいい!と2人が言ったのは、遠慮なのかな?
私はタケノコと桜とアスパラの天ぷらの入ったおそばを食べた。
子ども達も好きなのを注文して、しばし3人で来年のことをしゃべった。
高校どうする?クラスどうなるのかな?・・・などなど。
何をするのも、「中学最後の」というのが付くね、と2人が寂しく言う。
中学最後の体育大会、最後の文化祭・・・。
「でもね、高校はもっと楽しいよ、自由だし。」と言ってみる。
「小学校にはもう遊びに行かないでしょ、だんだん中学のことも遠くなるよ。」と。
そうはいっても卒業したばかりの3年の美術部員もしょっちゅう遊びに来てる。
今日のワークショップにも参加した。
「来年度、部活指導者としてバイトする?」というと、
「行く!!」という。
新しい生活は、不安だ。仕方ないね。学校にしょっちゅう来る卒業生をみては
「高校生活、楽しくおくれているのかな?」と思う。
元気に巣立っていった子たち、便りがないのは元気な証拠。
お腹が満足した2人はそのまま塾へ。大人よりも忙しいのではないか。
顧問は仕事するにはもう眠すぎて、家路に着く。春のだらっとした空気。
頭が痛い。自分を取り囲んでる緩い春の空気が嫌だ。
出会いも別れもあって、心が時間について行かない。
鬱病になるにもこの時期が一番多いって、なんだかわかる気がする。
途中駅でコーヒーを飲んで、目と心を覚まそうと試みる。
ついでに持っていた長崎のガイドブックを読み始めてしまう。
そうだ、軍艦島もある。行きたいところが増えてくる。
夜中に博多を出て、早朝に五島列島付近まで着く船もあるらしい。
それ、いい。海はドキドキする。
行くとものすごくパワーをもらえそうな気がする。
関東に来て、なんだか小さくなって生きているから、うわっと伸びをしたい。
東シナ海の風で、鈍りきってる野生の勘?を取り戻してきたい。
いろんなことを対して、処理能力の高くない頭でウンウン考えて気を遣って。
でも本来はもっと元気で、もっと自然でおバカだからね、私は。
緩い春風じゃなくて、海風がいいな。
もう行く頃には暑いんだろうか。
ガイドブックの中の輝く海に誘われる。
五島列島は「祈りの島」とも言われている。
激しいキリスト教弾圧から逃げて逃げて、数百年逃げて。
それでも信仰を止めなかった人々の島。
呼ばれてるなら、行くべきだ。(と勝手に思い込む。)
もうこれは、とりあえず申し込んじゃうべきだと思った。
春風包囲網を精神的に乗り切るためには、これしかないかもね。