広川モータース Development Team 1947

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タイヤはゴムでできてます

2013年02月01日 | GRAVITEX

この寒さです。タイヤはグリップしないと思って乗った方がいいでしょう。特に乗り始め最初のコーナーは要注意です!

なんの感触もなく、すーっと滑り,気がつくと転んでいたりします。ゴムは冷やされると硬化しますが、タイヤも同じです!それに伴いラジアルタイヤはたわみをつくりずらく、不用意なアクセル操作やクラッチミートをすると、リヤータイヤが意図もあっさりと空転してしまう有様です。この季節は空気圧を少し下げ、撓みを作ってあげると良いでしょう。接地面で潰れタイヤが揉まれる事で温まりやすい状態がつくれます。

最新のバイクにはMOTO GPの恩恵を受け、トラクションコントロールが付いた車種が出てきました。

トラクションコントロールはタイヤ前後の回転数を検知し、変化を感知すると、燃料を間引きします。転ばないという補償は何処にもありませんが、バイクの購入を考えていれば、ABSと共にトラコンが装備されているものをお勧めします!素晴らしいものです。

レース決勝の日は雨!FG社のトラクションコントロールを装備していたものの、走り出すとおかしな反応です。

ストレートでもトラコンが効いているのです。散々考え、設定を見直し、とんでもないイージーミスに気が付きました。

レインタイヤに交換したためタイヤの外形がドライタイヤと違っていたのです。この日もう一つのミスに気が付いたのは、スタートした後でした。

レインタイヤに変更し外形が小さくなった事でギヤー比が変り、6速全開時にエンジンが吹け上がってしまう事態に!ストレートで抜かれ悔しい思いをしました。

緊張もあり、頭の中は1コーナー飛び込みの事でいっぱい!ギヤー比の事など頭の隅にもありませんでした。

二輪のタイヤは丸みを帯びています。中央よりフルバンクに移ると外形が小さくなりギヤ比がショートになります。フルバンクからフル加速する時にリヤーからスリップダウンする要因がここにあります。

当店では色々な物を頼まれ作ってきましたが、タイヤだけは作ろうとも思ったことはありませんし、そんな事は無理なのです。

タイヤメーカーのエンジニアと仲良くし、情報を集める方が得策です。

NEWタイヤの試乗会に呼ばれてサーキットに行った時に、数名のタイヤメーカーのエンジニアと議論し私も熱くなってしまい、バイクにタイヤが付いているんじゃない!、タイヤにバイクが付いているんだ!

と、タイヤメーカーのエンジニア達にしたら、とっても喜んでくれました。仕事上色々なバイクに乗るのですが、同じカテゴリーならバイクに違いを感じた事はありません。しかし、タイヤを変えると分ります。皆さんは如何でしょうか?

そのエンジニアが溝が残っていれば良いのではなく、ゴムの質が重要で、何年も使っているタイヤは危険です!と言っていました。もっともで御座います。

タイヤメーカーは毎年新しいタイヤをリリースしてきます。しかし何時も同じタイヤとは限りません。同じタイヤでも常に進化しています。それが良くなるとは限りません。あるメーカーの同じ品番でも次には違った物になってたりします。

タイヤメーカーのセールスがお店に来ると、内部情報を聞き出し、新しいタイヤの技術情報や聞きだし、私が納得するまで返しません!サーキットのタイヤサービスに行っても情報収集をしています。他メーカーのタイヤの評判やレースでのこぼれ話など,興味深い話しが聞けたりします。サーキットのタイヤサービスで熱い議論をしている人を見かけたら、私かもしれません。

又、ソフトコンパウンドならグリップすると思いがちですが、ミディアムと比べ構造が硬く、使いずらくなったりします。一般道向けのタイヤも、モデルやメーカーでしなやかさが違います。

補助輪付きのバイクでフルバンクが体験出来るバイクに乗った時の事です。SV1000にノーマルタイヤ装着でしたが、何処で滑り出すのかアクセルを開けていったら、まったく滑りませんでした。定状円旋回だったのもあるのですが、それは関心したものです。

 タイヤとなるとまだまだ話が沢山あります。今も頭の中で情報が膨らみすぎ、何を伝えたらいいのか混乱しだしたので、また今度にします。

 

 

 

 

 



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