10歳くらいまで住んでいた家の庭、
1本立っていた木が金木犀だった。
木の横には、両親がわざわざ私たち兄弟のために作った砂場とブランコにもなる鉄棒があった。
金木犀の香りを嗅ぐ度に、
いつも何か懐かしくて、せつなくて、でもふんわりとした温かい気持ちになる。
毎年、いつも…。それを思い出さない年は一度もない。
幸せな時間だったんだろうと思う。
1本立っていた木が金木犀だった。
木の横には、両親がわざわざ私たち兄弟のために作った砂場とブランコにもなる鉄棒があった。
金木犀の香りを嗅ぐ度に、
いつも何か懐かしくて、せつなくて、でもふんわりとした温かい気持ちになる。
毎年、いつも…。それを思い出さない年は一度もない。
幸せな時間だったんだろうと思う。