《木下黄太のブログ 「福島第一原発を考えます」》
▼ 「美味しんぼ」で鼻血や身体不調を取り上げた話に過剰攻撃を心理分析。
被曝回避のことを攻撃したライターやジャーナリスト、創作家、著述家、大学教授、医師、専門家が誰なのか。何を言ったのか。記録を残すべき。これは後日、必要になる。
===================================================
大変に奇妙な現象が、GWにおきています。
ある有名マンガが、福島について取り上げている内容について、インターネットを介して、大新聞の記者や有名文化人を筆頭に、凄まじい攻撃が為されています。
マンガは「美味しんぼ」。
有名マンガの筆頭に上がるもので、原作は雁屋哲氏です。
その内容で、福島に行った主人公が鼻血を出したり、体調不良になっているエピソードを書き、
それで病院いく話や、そうした状況が実は福島でおきていると証言する井戸川氏の話などを取り上げています。
この状況に関してはこういう記事http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140428-00000349-oric-ent などでわかります(バイアスがかかった記事ですが)。マンガはきのう発売のビックコミック・スピリッツ22・23号を読んでください。
僕が不思議なのは、まずマンガがそういう題材を取り上げていても、良くも悪くもマンガです。
それをここまで攻撃する意味が不明です。
さらにそのマンガが何か対象を攻撃したり、差別したりする内容であれば、まだ非難するのは理解可能ですが、そういう記述は特にありません。そうしたマンガを大新聞の記者や有名文化人を筆頭にものすごい勢いで非難するという感覚が理解できません。
過剰反応。
そういうことしか僕には感じられる話ではありません。
▼ 警告:東京など首都圏で低線量被曝の症状が子どもたちにおきているという情報
僕が2011年の5/29に書いたブログ記事です。
それまで、僕のブログ記事への批判はそんなに多くなかったのですが、この記事を書いた直後から、ものすごいバッシングが始まったことをよくよく覚えています。
これは首都圏で、被曝症状と似通った症状が多数起きていることを伝えています。これは、そういう話はメールでも寄せられていたし、ツイッターなどでも知ってはいましたが、踏み込んで書くための確信はありませんでした。しかし、その前日に開催した松戸市での講演で、100人程度の参加者がいて、口々に健康症状を訴えてきて、認識が深まりました。
上記記事の中で再度読んでほしい部分のみ、再掲しておきます。低線量被曝という、今の僕は使わなくなっている単語も出てくるのはすこし時間を感じます。
========================================================
このことについて、まだ、医学的な確認が取れていませんが、確認がとれるのをまっていたら、事態がさらに進行する危険を感じ始めたため、先に書いておきます。
きのう、百人が参加した、松戸の講演会でも、この話が出ました。東葛地区でとくに最近、喉の痛みや、リンパの異常などを訴える子どもたちが多くなっていると言う話です。
身体がだるくなる、元気が出ない、風邪でもないのに咳が出る、など。
口の中に金属っぽい感覚がすると言う話や、乾燥していないのに顔の皮膚がひりつくという話が出ています。
ふだん全く鼻血を出した事のない子どもが、鼻血を出すと言う話も。
医療機関に相談するケースが増えていると聞きました。言うまでもなく、おきているのは子どもだけでなく、大人にも同様の症状が起きているという話ですが、子どもの方が目立つと言うことです。
勿論、関係のないケースもあるかもしれませんが、非常に心配される話です。
さらに、神奈川から聞こえてきた話は、中学生の野球チームが三月の二十三日に半数が吐き気と下痢、鼻血を突然出して、動けなくなった事。
食中毒でなく原因がよくわからない話になっていて、その後子どもの体の切れが悪く、大幅に調子が落ち続けている事。
この東葛エリアで、のどの痛みを訴える子どもたちが、3月後半から、急増しているのではないかという情報をどう精査するのか。もちろん、別の感染症のはやりも考えられますが、放射性物質による影響であれば大変ですから、症例数を確認して、何か有意な事がいえるのかどうかを検討する作業も行われそうだと聞きます。
こうした、被曝による症状として、何らかの因果関係が推定される事象があるのなら、体内に取り込んでいる放射性物質をホールボディカウンターで計りたいと言う要求はとても増えると思います。
国が駄目なら、民間で資金を集めて、少しでも増設するようにと、考えるしかありません。この被曝量を計るべしという考えは、この被曝による影響の見積もりがいまだに為されていない不安感を払拭するために必要です。台数が少ない事を理由にして、ほとんど計測できません。
きょう、「チェルノブイリのかけはし」という団体の野呂代表とも話をしましたが、チェルノブイリでのいろんな活動経験から、低線量の被曝地域の中の方が、初期症状が出易いと言う認識を話をされます。
「東京も、基本的にはチェルノブイリの低線量地域並みに汚染されている」とお話になります。
ここの団体の相談会にも、首都圏のお母さんから、かなりの相談が寄せられています。喉の痛みを訴える相談はかなり集中してきている事、子どもの抵抗力が落ちてくる事。鼻血もあるし、粘膜の異常を訴えることもあるそうです。とにかく子どもたちに元気が出ないという話なのです。
「福島はチェルノブイリのゾーン1とかゾーン2の移住ゾーンですが、高濃度被曝だから初期症状がチェルノブイリの時の感覚ならまだまだすぐにはわかりにくいですが、低線量の地帯の方が、初期の被曝と見られる症状が、はやくでる」という認識だそうです。
重症な身体の不調でなく、軽微だが異常がおきる症例がはやくおきるということです。
僕も考えますが、ここには、免疫のシステムが関係しているのかもしれません。体内に入った異物を取り除きたい身体のシステムが、いろんな不調を示しているということ。まだ、それが機能するだけ、被曝レベルが大きくないのかもしれません。
しかし、これから考えると、低線量の被曝が継続して続いていて、土が汚染され呼吸からも放射性物質を受け取り、さらに野菜などの食物や牛乳などから内部被曝が恒常化する状態に首都圏がおかれる恐怖と言う事です。つまり、危機はもう三ヶ月近くも、水面下で続いていた訳で、段々と、幅が狭まっている気がしています。(中略)
本当はどうなるのかは確実には分かりませんが、ちゃんと分かったときには既に大変な事態なのです。
白血病や甲状腺のガンといった明確な状態ではなく、あいまいな免疫系等の初期症状などに繋がるケースは容易に想定されます。
ソ連が隠しているかもしれませんが、当時チェルノブイリから130キロのキエフは、被曝被害がほぼないとされ、放射線管理区域にも入っていませんでした。しかし、実際は、この街でも子どもたちの健康被害は出ています。
そして、東京は、現在の一部の土壌調査の数字が、放射線管理区域のゾーンにあることを示しています(勿論これより低いところもありますし、東葛地区などでは、さらに高い希望移住ゾーンになる場所がある可能性も否定はできません)。そうすれば、子どもに、喉の痛み、リンパ、免疫系等の異常を示す話が出ていも、なんらおかしくはありません。
とにかく、事態はさらに猶予がならないことになっている可能性が否定できません。最低限、お子さんの内部被曝を避けるために、野菜、牛乳の産地を厳しく吟味して下さい。以前に製造されている脱脂粉乳も最後は選択肢にしてください。水産物は、小魚や貝などから注意が必要です。産地をチェックする作業を怠らないで下さい。
首都圏での子どもの異変についての情報で、曖昧な形で書き込めるものは、コメント欄に。具体的な情報は、連絡先を添えてメールでお寄せ下さい。コメント欄で書いている方でも、具体的にさらにお伝えいただける方は、是非メールしてください。これは大切です。医師の皆さん、特によろしくお願いします。
=====================================================
すでにこのときに、身体症状が出ている話は、この会場で数十人の人たちから聞かされました。
鼻血が過剰に出ている話も、身体不調の話も数多く聞きました。
一人、二人ではありません。
福島ではありません。東葛地域です。松戸ですから。周辺、都内東部の人も含めて集まっていました。
その方たちが頭がおかしい兆候は殆どの人にはありませんでした。
虚言癖の人間が多数、集まっている感じもありませんでした。
まだ土壌調査の数値も出ていない、2011年の5月の話です。
しかも、この会場で直接聞いた話だけでなく、前後にネット経由でアクセスしてきた多数の人からメールで聞きました。
そして、その方々のほとんどとは、僕は電話で話しています。
これ以降、多くの方々と健康被害報告を聞いています。
もちろん考えすぎのケースもありますし、事実を曲げて伝えている人もいるとは思います。
しかし、こうした類の話を、その後今まで、最低でも数千人以上の人と電話で話し続けている僕は、初期被曝によって、首都圏で身体異常が出ている事に関しては、疑いを抱いたことはありません。
そういう感覚の僕からすると、福島で健康症状がいろんな形でおきることは、当然想定されることです。
これについて、他者に強制するような内容を伝えているわけでもない、しかも失礼ながら、たかがマンガに対して、このように大新聞の記者や文化人、ネットに巣くう多くの人々が、攻撃をしているのです。
なんともはや、こういう現象が3年という時間が経過して起きているのは、とても奇妙なことです。
こういう過剰反応というのがどういうことなのかを考えれば、答えは一つしかないと思います。
マンガの指摘していることが、この人々の気に触っているからです。
なぜ気に触るのか。
これも答えは単純です。
まったく虚偽のことを書いていたら、3年も経過していて、多くの人々、大新聞記者、文化人まで、似たような脊髄反射的な反応はする可能性は、ほぼありません。ただの嘘なら、いかに有名マンガが取り上げても、反応する人はもっと少ないです。だって単なる虚偽なら。
書いている内容が何か現実の見たくないものを少しは指しているからです。
多くの人間が、突然反応し、非難するときは、その人たちのそういう感覚に触っていることが多いのです。
彼らはそれが気持ちが悪いから、反応しているのだと思います。
この反応は本当に奇妙であるだけでなく、この人たちの歪んだ意識を浮き彫りにしていきます。この人たちが何を本当は考えているのかも、実はさらに明確にします。
過剰反応ということがどういう人間の意識でおきるのか。
少なくとも、そこには「怖れ」という意識がある時が圧倒的に多いということは間違いありません。
さらに大衆に影響力の強いマンガ「美味しんぼ」に出ていることが都合の悪いと判断する輩も混じっている気は致します。これは悪質な存在かも知れませんね。誘導している存在とも思えます。
「美味しんぼ」が人生の楽しみとして読んでいた人々もいるのでしょう。その作者から浴びせられた冷水に耐えられない状況。彼らの心もつじつまが合わないのでしょう。
しかも、原作者の雁屋氏は自分の体験に基づいて書いているようですから、そんなことをここまで否定する感覚は奇妙奇天烈で、ここに「風評被害」なる単語まで登場していることは、度し難い日本の姿が浮かび上がります。最早、滑稽。
しかし、これが今のリアル。
福島どころか東京や首都圏の被曝危険を伝え続けている僕から見れば、噴飯物の話にしか過ぎませんが。
そして追い詰められているのだなあと思います。こういう方たちは。
過剰反応というのは、実はいろんなことを僕達に伝えてくれます。
日本が真に放射能戦時下であることも、更にはっきりとわからせてくれた、そう言えるとも思います。
合掌。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/e8dc40005d0197543dd9ed448a61a8d8
▼ 「美味しんぼ」で鼻血や身体不調を取り上げた話に過剰攻撃を心理分析。
被曝回避のことを攻撃したライターやジャーナリスト、創作家、著述家、大学教授、医師、専門家が誰なのか。何を言ったのか。記録を残すべき。これは後日、必要になる。
===================================================
大変に奇妙な現象が、GWにおきています。
ある有名マンガが、福島について取り上げている内容について、インターネットを介して、大新聞の記者や有名文化人を筆頭に、凄まじい攻撃が為されています。
マンガは「美味しんぼ」。
有名マンガの筆頭に上がるもので、原作は雁屋哲氏です。
その内容で、福島に行った主人公が鼻血を出したり、体調不良になっているエピソードを書き、
それで病院いく話や、そうした状況が実は福島でおきていると証言する井戸川氏の話などを取り上げています。
この状況に関してはこういう記事http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140428-00000349-oric-ent などでわかります(バイアスがかかった記事ですが)。マンガはきのう発売のビックコミック・スピリッツ22・23号を読んでください。
僕が不思議なのは、まずマンガがそういう題材を取り上げていても、良くも悪くもマンガです。
それをここまで攻撃する意味が不明です。
さらにそのマンガが何か対象を攻撃したり、差別したりする内容であれば、まだ非難するのは理解可能ですが、そういう記述は特にありません。そうしたマンガを大新聞の記者や有名文化人を筆頭にものすごい勢いで非難するという感覚が理解できません。
過剰反応。
そういうことしか僕には感じられる話ではありません。
▼ 警告:東京など首都圏で低線量被曝の症状が子どもたちにおきているという情報
僕が2011年の5/29に書いたブログ記事です。
それまで、僕のブログ記事への批判はそんなに多くなかったのですが、この記事を書いた直後から、ものすごいバッシングが始まったことをよくよく覚えています。
これは首都圏で、被曝症状と似通った症状が多数起きていることを伝えています。これは、そういう話はメールでも寄せられていたし、ツイッターなどでも知ってはいましたが、踏み込んで書くための確信はありませんでした。しかし、その前日に開催した松戸市での講演で、100人程度の参加者がいて、口々に健康症状を訴えてきて、認識が深まりました。
上記記事の中で再度読んでほしい部分のみ、再掲しておきます。低線量被曝という、今の僕は使わなくなっている単語も出てくるのはすこし時間を感じます。
========================================================
このことについて、まだ、医学的な確認が取れていませんが、確認がとれるのをまっていたら、事態がさらに進行する危険を感じ始めたため、先に書いておきます。
きのう、百人が参加した、松戸の講演会でも、この話が出ました。東葛地区でとくに最近、喉の痛みや、リンパの異常などを訴える子どもたちが多くなっていると言う話です。
身体がだるくなる、元気が出ない、風邪でもないのに咳が出る、など。
口の中に金属っぽい感覚がすると言う話や、乾燥していないのに顔の皮膚がひりつくという話が出ています。
ふだん全く鼻血を出した事のない子どもが、鼻血を出すと言う話も。
医療機関に相談するケースが増えていると聞きました。言うまでもなく、おきているのは子どもだけでなく、大人にも同様の症状が起きているという話ですが、子どもの方が目立つと言うことです。
勿論、関係のないケースもあるかもしれませんが、非常に心配される話です。
さらに、神奈川から聞こえてきた話は、中学生の野球チームが三月の二十三日に半数が吐き気と下痢、鼻血を突然出して、動けなくなった事。
食中毒でなく原因がよくわからない話になっていて、その後子どもの体の切れが悪く、大幅に調子が落ち続けている事。
この東葛エリアで、のどの痛みを訴える子どもたちが、3月後半から、急増しているのではないかという情報をどう精査するのか。もちろん、別の感染症のはやりも考えられますが、放射性物質による影響であれば大変ですから、症例数を確認して、何か有意な事がいえるのかどうかを検討する作業も行われそうだと聞きます。
こうした、被曝による症状として、何らかの因果関係が推定される事象があるのなら、体内に取り込んでいる放射性物質をホールボディカウンターで計りたいと言う要求はとても増えると思います。
国が駄目なら、民間で資金を集めて、少しでも増設するようにと、考えるしかありません。この被曝量を計るべしという考えは、この被曝による影響の見積もりがいまだに為されていない不安感を払拭するために必要です。台数が少ない事を理由にして、ほとんど計測できません。
きょう、「チェルノブイリのかけはし」という団体の野呂代表とも話をしましたが、チェルノブイリでのいろんな活動経験から、低線量の被曝地域の中の方が、初期症状が出易いと言う認識を話をされます。
「東京も、基本的にはチェルノブイリの低線量地域並みに汚染されている」とお話になります。
ここの団体の相談会にも、首都圏のお母さんから、かなりの相談が寄せられています。喉の痛みを訴える相談はかなり集中してきている事、子どもの抵抗力が落ちてくる事。鼻血もあるし、粘膜の異常を訴えることもあるそうです。とにかく子どもたちに元気が出ないという話なのです。
「福島はチェルノブイリのゾーン1とかゾーン2の移住ゾーンですが、高濃度被曝だから初期症状がチェルノブイリの時の感覚ならまだまだすぐにはわかりにくいですが、低線量の地帯の方が、初期の被曝と見られる症状が、はやくでる」という認識だそうです。
重症な身体の不調でなく、軽微だが異常がおきる症例がはやくおきるということです。
僕も考えますが、ここには、免疫のシステムが関係しているのかもしれません。体内に入った異物を取り除きたい身体のシステムが、いろんな不調を示しているということ。まだ、それが機能するだけ、被曝レベルが大きくないのかもしれません。
しかし、これから考えると、低線量の被曝が継続して続いていて、土が汚染され呼吸からも放射性物質を受け取り、さらに野菜などの食物や牛乳などから内部被曝が恒常化する状態に首都圏がおかれる恐怖と言う事です。つまり、危機はもう三ヶ月近くも、水面下で続いていた訳で、段々と、幅が狭まっている気がしています。(中略)
本当はどうなるのかは確実には分かりませんが、ちゃんと分かったときには既に大変な事態なのです。
白血病や甲状腺のガンといった明確な状態ではなく、あいまいな免疫系等の初期症状などに繋がるケースは容易に想定されます。
ソ連が隠しているかもしれませんが、当時チェルノブイリから130キロのキエフは、被曝被害がほぼないとされ、放射線管理区域にも入っていませんでした。しかし、実際は、この街でも子どもたちの健康被害は出ています。
そして、東京は、現在の一部の土壌調査の数字が、放射線管理区域のゾーンにあることを示しています(勿論これより低いところもありますし、東葛地区などでは、さらに高い希望移住ゾーンになる場所がある可能性も否定はできません)。そうすれば、子どもに、喉の痛み、リンパ、免疫系等の異常を示す話が出ていも、なんらおかしくはありません。
とにかく、事態はさらに猶予がならないことになっている可能性が否定できません。最低限、お子さんの内部被曝を避けるために、野菜、牛乳の産地を厳しく吟味して下さい。以前に製造されている脱脂粉乳も最後は選択肢にしてください。水産物は、小魚や貝などから注意が必要です。産地をチェックする作業を怠らないで下さい。
首都圏での子どもの異変についての情報で、曖昧な形で書き込めるものは、コメント欄に。具体的な情報は、連絡先を添えてメールでお寄せ下さい。コメント欄で書いている方でも、具体的にさらにお伝えいただける方は、是非メールしてください。これは大切です。医師の皆さん、特によろしくお願いします。
=====================================================
すでにこのときに、身体症状が出ている話は、この会場で数十人の人たちから聞かされました。
鼻血が過剰に出ている話も、身体不調の話も数多く聞きました。
一人、二人ではありません。
福島ではありません。東葛地域です。松戸ですから。周辺、都内東部の人も含めて集まっていました。
その方たちが頭がおかしい兆候は殆どの人にはありませんでした。
虚言癖の人間が多数、集まっている感じもありませんでした。
まだ土壌調査の数値も出ていない、2011年の5月の話です。
しかも、この会場で直接聞いた話だけでなく、前後にネット経由でアクセスしてきた多数の人からメールで聞きました。
そして、その方々のほとんどとは、僕は電話で話しています。
これ以降、多くの方々と健康被害報告を聞いています。
もちろん考えすぎのケースもありますし、事実を曲げて伝えている人もいるとは思います。
しかし、こうした類の話を、その後今まで、最低でも数千人以上の人と電話で話し続けている僕は、初期被曝によって、首都圏で身体異常が出ている事に関しては、疑いを抱いたことはありません。
そういう感覚の僕からすると、福島で健康症状がいろんな形でおきることは、当然想定されることです。
これについて、他者に強制するような内容を伝えているわけでもない、しかも失礼ながら、たかがマンガに対して、このように大新聞の記者や文化人、ネットに巣くう多くの人々が、攻撃をしているのです。
なんともはや、こういう現象が3年という時間が経過して起きているのは、とても奇妙なことです。
こういう過剰反応というのがどういうことなのかを考えれば、答えは一つしかないと思います。
マンガの指摘していることが、この人々の気に触っているからです。
なぜ気に触るのか。
これも答えは単純です。
まったく虚偽のことを書いていたら、3年も経過していて、多くの人々、大新聞記者、文化人まで、似たような脊髄反射的な反応はする可能性は、ほぼありません。ただの嘘なら、いかに有名マンガが取り上げても、反応する人はもっと少ないです。だって単なる虚偽なら。
書いている内容が何か現実の見たくないものを少しは指しているからです。
多くの人間が、突然反応し、非難するときは、その人たちのそういう感覚に触っていることが多いのです。
彼らはそれが気持ちが悪いから、反応しているのだと思います。
この反応は本当に奇妙であるだけでなく、この人たちの歪んだ意識を浮き彫りにしていきます。この人たちが何を本当は考えているのかも、実はさらに明確にします。
過剰反応ということがどういう人間の意識でおきるのか。
少なくとも、そこには「怖れ」という意識がある時が圧倒的に多いということは間違いありません。
さらに大衆に影響力の強いマンガ「美味しんぼ」に出ていることが都合の悪いと判断する輩も混じっている気は致します。これは悪質な存在かも知れませんね。誘導している存在とも思えます。
「美味しんぼ」が人生の楽しみとして読んでいた人々もいるのでしょう。その作者から浴びせられた冷水に耐えられない状況。彼らの心もつじつまが合わないのでしょう。
しかも、原作者の雁屋氏は自分の体験に基づいて書いているようですから、そんなことをここまで否定する感覚は奇妙奇天烈で、ここに「風評被害」なる単語まで登場していることは、度し難い日本の姿が浮かび上がります。最早、滑稽。
しかし、これが今のリアル。
福島どころか東京や首都圏の被曝危険を伝え続けている僕から見れば、噴飯物の話にしか過ぎませんが。
そして追い詰められているのだなあと思います。こういう方たちは。
過剰反応というのは、実はいろんなことを僕達に伝えてくれます。
日本が真に放射能戦時下であることも、更にはっきりとわからせてくれた、そう言えるとも思います。
合掌。
======================================================『木下黄太のブログ 「福島第一原発を考えます」』(2014-04-29)
【5/17(土)木下黄太ウクライナ報告会in 函館】
13:30開場、14:00開演
場所 市民会館大会議室 函館市湯川町1-32-1
入場料大人800円、学生無料 (予約不要)
原発に反対する函館市で、原発の問題を考えている市民や、被曝による健康被害を考えている皆さんに、ウクライナでおきている現況をお伝えします。
================================================
急遽開催決定! 札幌でのウクライナ報告会
【5/18(日) ウクライナ報告会 IN 札幌】
13:30開場。 14:00開演~16:00終演予定(三十分程度は延長可能性あり)。
佐藤水産本店文化ホール (札幌市中央区北4条西3丁目交洋ビル3F)
申込⇒http://kokucheese.com/event/index/164701/
=============================================
GW中は愛知で少人数の簡単なお話会を行います。
愛知・一宮は、残り5席、お急ぎ下さい。尾張一宮駅ビル内、名古屋駅よりJR新快速で1駅10分。
【5/2(金) 愛知・一宮 お話会】
詳細&申込み⇒http://kokucheese.com/event/index/167498/
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/e8dc40005d0197543dd9ed448a61a8d8
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます