私は以下の「4校(小山台、雪谷、江北、立川)の夜間定時制の存続を求める小池都知事への緊急アピール」に賛同します。
東京都教育委員会は、昨年2月に、4校(小山台、雪谷、江北、立川)の夜間定時制高校の廃止を決定し、とくに雪谷高校定時制は今秋にも募集停止を正式決定するとしています。しかし、4校の存続を求める声は一層広がっています。
4校とも長い歴史のある伝統校で、それぞれの地域になくてはならない学校であり、多くの卒業生を輩出してきました。
東京都の夜間定時制は、敗戦直後から働きながら学ぶ学校としての役割を果たしてきました。そして現在は、昼間働いている生徒だけではなく、全日制に合格できなかった生徒や、高校を中退した生徒、不登校経験者、夜間中学の卒業生、外国につながる生徒、若い時に学ぶ機会を逸した年配の社会人など、さまざまな生徒が学んでいます。子どもや若者の貧困が社会の問題となっている今、それぞれの学校の特色を生かしながら、少人数できめ細かい教育をおこなうことができる夜間定時制の必要性は高まっています。
にもかかわらず、都教育委員会は勤労青少年の減少や全日制と定時制が併置されている問題などをあげて、4校の夜間定時制の廃止を決定しました。廃止の決定を聞いて、4校の卒業生は訴えています。「勉強嫌いで遅刻ばかりしていた私を、あきらめずに毎日励ましてくれた。定時制を卒業できたことが、やればできるという自信になった。」「61歳で入学し、若い生徒と一緒に基礎から学び、夜間の大学に進学した。定時制は、私の第二の成長の場となった。」「日本に来たばかりで日本語ができなかったが、定時制高校のおかげで大学へ進学できた。」
夜間定時制には、昔も今も、教育の原点があります。その時代時代の「社会的弱者」のための学校、多面的な人間的成長を図ることのできる教育の場が夜間定時制なのです。
今年1月に策定された「東京都教育施策大綱」では、「教育は未来の投資である」との観点から、「家庭の経済状況に左右されることなく、全ての子供が将来の希望を抱いて、その力を伸ばせる教育の仕組みを整えることが求められる」としています。小池都知事は都民の声が届く都政を目指す「都民ファースト」を唱え、透明性を柱とする「都政改革」を推進しています。都知事には、ぜひ4校の定時制教育がどうなっているのかを調査し、在校生や卒業生、その他関係者の声を聞き取り、廃止決定の見直しを求めるものです。
2017年6月12日
お名前(ふりがな)
お名前の公表(いずれかに○) 可・不可
肩書(○○市在住でも可)
※賛同される方は、以下にお送り下さい。
(FAX)042-323-9294
※賛同された方のお名前とアピール文の入ったチラシを作成します。
※〆切は、8月31日です。
連絡先 090-7838-2526(佐藤)
◎ 4校(小山台、雪谷、江北、立川)の夜間定時制の
存続を求める小池都知事への緊急アピール
存続を求める小池都知事への緊急アピール
東京都教育委員会は、昨年2月に、4校(小山台、雪谷、江北、立川)の夜間定時制高校の廃止を決定し、とくに雪谷高校定時制は今秋にも募集停止を正式決定するとしています。しかし、4校の存続を求める声は一層広がっています。
4校とも長い歴史のある伝統校で、それぞれの地域になくてはならない学校であり、多くの卒業生を輩出してきました。
東京都の夜間定時制は、敗戦直後から働きながら学ぶ学校としての役割を果たしてきました。そして現在は、昼間働いている生徒だけではなく、全日制に合格できなかった生徒や、高校を中退した生徒、不登校経験者、夜間中学の卒業生、外国につながる生徒、若い時に学ぶ機会を逸した年配の社会人など、さまざまな生徒が学んでいます。子どもや若者の貧困が社会の問題となっている今、それぞれの学校の特色を生かしながら、少人数できめ細かい教育をおこなうことができる夜間定時制の必要性は高まっています。
にもかかわらず、都教育委員会は勤労青少年の減少や全日制と定時制が併置されている問題などをあげて、4校の夜間定時制の廃止を決定しました。廃止の決定を聞いて、4校の卒業生は訴えています。「勉強嫌いで遅刻ばかりしていた私を、あきらめずに毎日励ましてくれた。定時制を卒業できたことが、やればできるという自信になった。」「61歳で入学し、若い生徒と一緒に基礎から学び、夜間の大学に進学した。定時制は、私の第二の成長の場となった。」「日本に来たばかりで日本語ができなかったが、定時制高校のおかげで大学へ進学できた。」
夜間定時制には、昔も今も、教育の原点があります。その時代時代の「社会的弱者」のための学校、多面的な人間的成長を図ることのできる教育の場が夜間定時制なのです。
今年1月に策定された「東京都教育施策大綱」では、「教育は未来の投資である」との観点から、「家庭の経済状況に左右されることなく、全ての子供が将来の希望を抱いて、その力を伸ばせる教育の仕組みを整えることが求められる」としています。小池都知事は都民の声が届く都政を目指す「都民ファースト」を唱え、透明性を柱とする「都政改革」を推進しています。都知事には、ぜひ4校の定時制教育がどうなっているのかを調査し、在校生や卒業生、その他関係者の声を聞き取り、廃止決定の見直しを求めるものです。
2017年6月12日
相田利雄(法政大学名誉教授)/ 石川文洋(写真家・都立両国高校定時制卒業生)
梅原利夫(和光大学教授)/ 太田政男(大東文化大学前学長)
河路由佳(日本語教育研究者)/ 小島昌夫(元都立高校定時制教員)
多賀哲弥(元都立高校定時制教員)/ 堀尾輝久(東京大学名誉教授)
山田洋次(映画監督)
梅原利夫(和光大学教授)/ 太田政男(大東文化大学前学長)
河路由佳(日本語教育研究者)/ 小島昌夫(元都立高校定時制教員)
多賀哲弥(元都立高校定時制教員)/ 堀尾輝久(東京大学名誉教授)
山田洋次(映画監督)
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