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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

下請けいじめ

2007年05月04日 | ノンジャンル
『週刊金曜日』投書から

 =トヨタのいじめ告発を=
匿名希望(40代)

 トヨタ自動車の下請けいじめについて取材をしてください。私の親戚はトヨタの子会社の社員です。彼が結婚した、頃は、今ほど酷くなかったのですが、バブル崩壊後の締め付けば年々酷くなっています。
 まず、彼の会社(輸送会社)は収益が上がった時でも輸送基地にするための土地を買うことができません。トヨタが許さないからです。会社を自立させないためです。必要な土地はトヨタが貸しているのですが、自分の都合が悪くなるとすぐ別の所へ移させるのです。しかも、輸送費の値上げがありませんので、トヨタ車を一台運ぶごとに赤字になります。車と関係ない物を運んだりして補っています。トヨタに貢いでいる状態です。これは完全にトヨタによるダンピング輸出です。
 その上、この会社自体が下請けに自分の仕事をもっと安い値段で出し、その上前をピンはねしています。このため孫請け以下の輸送会社では、社員を安い給料で酷使しています。こうして経営が厳しくなってくると、倒産してからこの会社が買収し、自分たちに貢がせるための会社がまた一つ誕生するのです。

 またこの会社はトヨタの課長、部長のための完全な天下り用の会社です。給料はトヨタの昇給率の七~八割程度。これが一〇年以上続いていますので、大変な違いです。本当にトヨタエリートに貢ぐために彼らは働いています。
 以前は帰りが遅いといっても、夜九時までには帰っていたのに今は、一時近くならないと帰らないそうです。通勤時間は、三〇分程度しかないのに。しかも奥さんが注意しないとすぐサービス残業をするのです。自分たちだけ良ければそれでよい、というトヨタのやり口は本当に酷いと彼女は言っていました。サービス残業はトヨタのエリート社員の中でも常態で、その奥さんたちは労災が必要になった時のために帰宅時間を記録しています
 ぜひ、これらの"現代奴隷制度"について取材と告発をお願いします。トヨタの言いなりに日本がなっていったら、そこには地獄が出現します。

『週刊金曜日』(4/27.5/4合併号№652)投書

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