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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

生徒に非国民の烙印を押す教師

2005年12月17日 | ノンジャンル
都教委を上回るブラックジョーク!?
この教師も、校長も、町教委も、「平和憲法」「教育基本法」を読んだことがないようである。
もちろん「国際社会に生きる民主的,平和的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養う」と社会科の目標を掲げる「学習指導要領」にも明らかに違反する。
憲法・教育基本法の名において、この「平和的な社会の形成者」である生徒をいかに支えて、軍国主義・全体主義・形式的画一的教師をどのように処遇するのか、町教委の見識が問われる。


<召集令状>生徒に配り、「非国民」批判も 福岡の中学教師

 福岡県志免町の町立志免中学校(結城慎一郎校長)で社会科の男性教諭(48)が、授業で「臨時召集令状」を全2年生218人に配って戦争参加の意思を聞き、「いかない」と回答した女子生徒に「非国民」と書いて返却していたことが分かった。結城校長は「戦争の悲惨さなどを教えるためで、問題はない」と話している。
 町教委の説明によると教諭は10月27、31日に「第二次世界大戦とアジア」の授業をした。教諭は副教材に掲載されている「臨時召集令状」をコピーし、裏面に戦争に「いく」「いかない」の、どちらかを丸で囲ませ、その理由を記入させた。
 「いく」「いかない」の意思表示をしたのは208人で白紙が10人。「いく」理由は「当時としては仕方がない」「家族を守るため」など。「いかない」は「家の事情」「今はいきたくない」などだった。
 「いかない」と回答した女子生徒の一人が、理由に「戦いたくないし死にたくないから。あと人を殺したくないから」と書いた。これに対し、教諭は赤ボールペンで「×」印を付け「非国民」と書き入れて返した。
 女子生徒はショックを受け事情を知った女子生徒の保護者らは「社会科の教諭を代えてほしい」と話しているという。
 町教委は、非国民と書いたことについて「確認できず分からない」という。そのうえで授業の狙いを(1)召集令状の持つ意味を理解させる(2)生徒の歴史認識を把握する――としており「決して思想信条を調べるものではない」と説明している。【中原剛】

(毎日新聞) - 12月17日10時21分更新

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