パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

☆ 明けない夜はない(298)

2025年02月24日 | 暴走する都教委と闘う仲間たち

 ☆ 若者を再び戦場に送るな!(48)住民と共に歩む専門家会議(仮)発足集会

<転送歓迎>(重複ご容赦)・「新芽ML」・「ひのきみ全国ネット」
・「戦争をさせない杉並1000人委員会」・「杉並コモンズ」の渡部です。
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 昨日(2月22日)東京・杉並で「住民と共に歩む専門家会議(仮)発足集会」が開かれ、会場満員の120人が参加しました。(写真添付)
 主催は、「善福寺川流域の自然と暮らしを守る会」です。

 この会議が開かれるきっかけになったのは、2022年8月に突然東京都が、洪水対策として、杉並区内の主要道路や公園などの地下40メートルに、シールドマシンを使って、内径9メートル程度、長さ約5.8キロの<善福寺川流域調節池>というものを作ることを発表したことです。
 そのための工事費は1000億円、工事期間は約15年と言われています。
 そのために、大きな立坑が3か所に作られ、善福寺川流域の20数軒の立退きと、樹木ごと2つの公園が破壊されます

 このことを知った住民たちは反対の声を上げ、署名活動を行い、繰り返し東京都に要請行動を行いました。
 その中には、最近該当する公園の近くに引っ越してこられた若い方たちも見られ、その方たちが幼子を連れて、杉並区で行われる「都市計画審議会」や、東京都の説明会ならぬ「オープンハウス」にも参加し、住民による学習会企画などにも積極的に参加するようになりました。
 しかし、今年1月22日、東京都は国交省より「事業認可」を受けました。
 1月15日に地権者と流域住民が、東京都に計画ストップと見直しを求め、要望書を提出したばかりでした。(簡単な経緯を添付)

 それでも、この間の学習会などで、この計画が「費用対効果」の面でも、また「洪水対策」の面でも、いかにいい加減なものであるかを学んだ住民たちは、諦めることなく、今回の「発足集会」を開くことになりました。

 そのチラシには次のように書かれていました。

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情報を隠蔽し「専門家」を錦の御旗のように振りかざす行政に対抗して、
真の意味の専門家と共に歩み計画ストップを勝ち取るために、
「住民と共に歩む専門家会議(仮)」を以下のように立ち上げます。
多くの方のご参加を呼びかけます。
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 この集会には、以下の3人の専門家の方が出席され、それぞれ15分、以下のような講演を行いました。

①大西隆氏(東大名誉教授<都市工学>)
 <行政は間違える「質し、正し、糺し」ながらより良い地域社会を創ろう>
  都市計画としての公共性は費用対効果は

②藤井英二郎氏(千葉大名誉教授<環境植栽学>)
 <善通寺川上流域調整池計画の課題>
  地球温暖化を防ぐ緑地・樹木と治水対策効果から

③石田聖氏(低炭素化研究所代表<環境政策>)
 <地下シールドトンネルでも善通寺川の溢水、内水氾濫は防げない>

 これらの講演はいずれもこれまでの研究の成果を踏まえた知見に富んだもので、
 <情報を隠蔽し「専門家」を錦の御旗のように振りかざす行政に対抗>するものでした。

 これらの講演の後、

・流域住民3名
・この問題に取り組んでいる議員(都議、衆院議員)2名の発言。
・区議の参加議員などの紹介9名
・関東バス労働組合からの挨拶
 (参加されていましたが、行き違いで発言されませんでした。
  主催者からお詫びしてくださいとの連絡がありました。
  バスの駐車場、バスを走らせている主要道路の下にシールドトンネルができるので他人事ではないそうです。)
・衆院議員2人からのメッセージ紹介があり、
・参加者からの提案に基づき、
 専門家と流域住民による意見交換、討議などが行われました。

 確かに、今後<善福寺川流域調節池>問題がどうなるかは難しいのですが、
 この発足集会は、杉並のこれまでの住民運動にかかわってきた人々だけではなく、
 新たな住民、新たな専門家も加わり、住民運動の新たな出発点になったように思われました。

 

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 ☆ 都教委包囲首都圏ネットワークの都教委への要請行動
   2025年2月26日(水)
   15:30 都庁第一庁舎(2階)正門前集合
        (簡単な打ち合わせを開き)↓(移動)
   16:00 都庁第二庁舎(16階)都教育委員会・総務部
        (南側のエレベータで上がり、出たところに集合、
         職員が10人位の部屋に案内するそうです)
     (連絡先)080-5672-1735(渡部)
 要請項目は以下の通りです。
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   1.「10・23通達」を撤廃すること
   2.それによりなされた処分をすべて取り消すこと
   3.教職員の職階制を廃止し、主任制より前の職場に戻すこと
   4.業績評価を廃止すること
   5.学力テストに参加しないこと
   6.英語スピーキングテストをやめること
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都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
       http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
       http://hinokimi.web.fc2.com/

 


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