★ (声明)本日の教育委員会において、小山台高校定時制・立川高校定時制の生徒募集の継続を決定。
両校の閉課程を中止し、その存続を強く求めます
2022年10月20日
小山台高校定時制の廃校に反対する会
東京都立立川高等学校芙蓉会(定時制同窓会)
立川高校定時制の廃校に反対する会
10月20日の定例教育委員会において、都立小山台高校定時制課程、都立立川高校定時制課程の生徒募集を来年度も実施することが決まりました。
そして、再来年度(2024年度)の生徒募集停止の予告もありませんでしたので、両校の定時制は2024年度まで生徒募集が継続されます。
都教育委員会は2016年に、4校(小山台高校、雪谷高校、江北高校、立川高校)の定時制課程を閉課程(廃止)することを決定しました。
その後、雪谷高校定時制と江北高校定時制は生徒募集がなされず、雪谷高校定時制と江北高校定時制は廃校となりました。
小山台高校定時制と立川高校定時制は、現在も生徒募集が続いています。
両校の夜間定時制には昼間働いている生徒や外国につながる生徒、若いときに学ぶ機会を逸した年配者、夜間中中学の卒業生など、さまざまな生徒が学んでいます。
小山台高校定時制は「多文化共生の教育」を先進的に進めています。
立川高校定時制には約160人の生徒が学んでいます。
両校とも交通の便が良く、他に代えがたい教有活動を行っている歴史と伝統ある定時制高校です。
私たちは、4校の定時制の閉課程が決定されて以来、毎年、存続を求める署名を集め、都教委の担当者にも存続の思いを伝えてきました。
こうした存続の願いについて、昨年3月9日の都議会で、小池都知事は「夜間の定時制高校は、勤労青少年だけではなく、不登校を経験した生徒、外国人の生徒などの学びの場となっている。きめ細かな指導を行うなど、社会人としての自立を促す、その上で重要な役割を果たしていると認識をしている」と発言しました。
小山台高校定時制・立川高校定時制の存続にかかわる質問に対して、両校の閉課程が決定しているにもかかわらず、夜間定時制の意義について述べたことは極めて異例のことでした。
昨年4月5日には、都立両国高校定時制の卒業生でもある報道力メラマンの石川文洋さんなど10人の有識者が都庁にて「存続を求めるアピール」を発表しました。
毎年署名を集め、都教委に提出しています。今年は10月18日までに、10,051筆を提出しました。
本日の定例教育委員会で2024年度までの生徒募集の継続が決まりましたが、私たち及び多くの都民の願いは両校の定時制の閉課程を中止し、存続を実現することです。
あらためて、小山台高校定時制・立川高校定時制の存続を強く求めます。
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