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2007/05/09(水) ガクガク
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月刊誌「世界」の2007、5月号に早稲田大学社会科学部教授、憲法学の西原博史とか言う人が寄稿している。 1958年生まれだというから安保の時は2歳であったということになる。 若いなあ。 「君が代」伴奏拒否訴訟、最高裁判決批判、と題する記事である。 その冒頭に「教師が思想・良心の自由を語ることの違和感」との一節がある。
知人が小学校の六年生の時、卒業式で一人立ち上がり君が代を歌って教師達から非難のこもった目を向けられたという話である。 「黙って座りながら、自らの良心に従って行動しようとする幼い小学生に対して、裏切り者をそしる目を向け、その時以来、二度と目を合わせようとしなかった教師たちの姿を。」とある。
これを読んだA氏は、この知人というのは西原博史本人でないのかと言った。 そういえば微に入り細に入り感情が籠っている。 その前段にこうある。 「・・・一人立ち上がり、声を出すのはものすごく勇気のいることだった。 足がガクガク震え、口の中がカラカラになり、たぶん、彼の歌声は人に聞こえるものではなかったかもしれない。」 知人がそう言ったとは書いていない。 変な文章だ。 自分の経験として書いたらそれなりに素直に読めるが、足がガクガクしないで堂々と歌ったかもしれないことには思い至らないのであろうか。
こんな奇妙な文章を書く男が憲法学の大学教授とは恐れ入った。 早稲田も都の西北でなく都の右翼となってしまったか。 聞けば元総長の息子であるらしい。
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2007/05/08(火) 物笑い
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日本人というのは同じ日本人に実に優しいのである。 我慢強いのである。 悪い言い方すれば奴隷根性とでも言うべきか。
酷い目に合っても相手を許してしまう。 偉い人は偉いゆえに何をやっても大目に見る。 なにしろ東大を出たのだから・・・末は博士か大臣かのその博士や大臣なのだから・・・。 家父長制、男尊女卑の精神だ! 男なのだから、男のくせに・・・。 ご主人様だ! かくしていつまでたっても議論がない。 重要なことは偉い方が決めてくださるから他はそれに従うのみということになる。 ヤクザもまたやーさんとか言って許してしまう。 共存して金を貢ぐ。
ところで現場で苦労する教員を大事にしないで偉そうにふんぞり返る校長が東京で増えてきたせいで5年前905人であった定年前の退職者が去年は1386人となった。 小学校では8年前6,5倍あった教員採用倍率が去年は2,3倍だ。 これで免許更新だなんて言ってたらますます嫌気さして成り手が減るだろう。 教員が心豊かにのんびり出来る職場環境が破壊されたらヒステリックで生徒をぶん殴るか怒鳴りつけるような教員が増えてくるだろう。 なにしろ校長が教員を馬鹿にしたり怒鳴りつけるようになったというのだから。 職員会議の挙手まで禁じる東京都の教育行政は後世の物笑いであろう。
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2007/05/07(月) 特攻
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イラクの現状は悲惨極まりない。 宗教対立に見えて実態は権力争奪戦である。 資源・利権の争奪戦である。 自爆を唆されて否応無く死地につく若者が哀れである。 それによって殺される人々が哀れである。
哀れといえば我々は特攻の歴史を常に負っている。 何とも言い様がない。 何千人もの有為な青年が自爆攻撃に飛び立っていった。 またそれによって殺された米兵も当然にいる。 誰の責任なのかに焦点を当てねばならない。 誰が企画立案しどのような議論の中で誰が最終的に決定したのか。
特攻を美化することは愚かなことである。 命令で殺されたのである。 犠牲に供されたのである。 知覧で涙すること、その涙は当然にもそのような悲劇を命じた者への怒りに転化せねばならない。 誰が自分の自由な意思で喜んで飛び立ったというのか。 戦術としてもそのあまりの犠牲のうえに挙げた戦果は過小である。 愚かな戦術である。
特攻についての冷静な分析、総括が必至である。 命じた者たちは殉じた人びとを賞賛することによって己の責を回避してきた。 これは極めて悪質な誤魔化しである。 特攻がなすべき正しい戦法と言うなら天皇以下政府・陸海軍幹部すべては戦艦大和に乗るべきであったのだ。
戦後生き延びた民衆は犠牲者に手を合わせることは当然としてその手をもってかくも悲惨な犠牲を生み出した張本人らを指弾せねばならなかった。 この戦後の不作為はその後の日本社会のあり方における根底的な欠陥を生んだといえよう。
今も悪い奴がよく眠って民衆は睡眠時間を削って働き身も心もぼろぼろとなっている。
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2007/05/06(日) 感慨無量
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中国の状況はまことに異様である。 アメリカ文明に追いつけ追い越せとのお粗末な価値観で改革開放の旗印のもとこの数十年、度し難い悪政をなした。 結果拝金主義が蔓延し古来よりの真っ当な価値観が失われた。 何よりも自然を破壊してしまった。 儲けのためには汚染物質を平気で川に垂れ流した。 今、中国人民はその報復に苦しんでいる。
人治国家から法治国家へ変わらねばならない。 人びとの健康な生活を至上の価値としてあらゆる法整備を行いその遵守を徹底せねばならない。 共産主義という外の衣は単なる特権を握った人々による独裁をしか意味しなくなった。 特権的支配階層による国家独占資本主義である。 チェック機能がない原始共産主義者による資本主義である。 各国の資本は中国を食い荒らした後に脱出するであろう。 何年か後、一体あのバブルは何だったのかと死屍累々たる有様を前にして中国の心ある人々は大いに嘆くこととなろう。 大河をすらせき止めて何と愚かなことをしたものだと臍を噛むであろう。 当面の便宜・快楽の維持を求めて自然を破壊した付けは限りなく甚大である。
ことは中国のみにあらず全世界が自然の報復に恐れ戦く時代に突入した。 若いころ誤って尊敬した毛沢東の肖像画に火炎瓶が投げつけられたとの報に接し感慨無量である。
2007/05/09(水) ガクガク
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月刊誌「世界」の2007、5月号に早稲田大学社会科学部教授、憲法学の西原博史とか言う人が寄稿している。 1958年生まれだというから安保の時は2歳であったということになる。 若いなあ。 「君が代」伴奏拒否訴訟、最高裁判決批判、と題する記事である。 その冒頭に「教師が思想・良心の自由を語ることの違和感」との一節がある。
知人が小学校の六年生の時、卒業式で一人立ち上がり君が代を歌って教師達から非難のこもった目を向けられたという話である。 「黙って座りながら、自らの良心に従って行動しようとする幼い小学生に対して、裏切り者をそしる目を向け、その時以来、二度と目を合わせようとしなかった教師たちの姿を。」とある。
これを読んだA氏は、この知人というのは西原博史本人でないのかと言った。 そういえば微に入り細に入り感情が籠っている。 その前段にこうある。 「・・・一人立ち上がり、声を出すのはものすごく勇気のいることだった。 足がガクガク震え、口の中がカラカラになり、たぶん、彼の歌声は人に聞こえるものではなかったかもしれない。」 知人がそう言ったとは書いていない。 変な文章だ。 自分の経験として書いたらそれなりに素直に読めるが、足がガクガクしないで堂々と歌ったかもしれないことには思い至らないのであろうか。
こんな奇妙な文章を書く男が憲法学の大学教授とは恐れ入った。 早稲田も都の西北でなく都の右翼となってしまったか。 聞けば元総長の息子であるらしい。
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2007/05/08(火) 物笑い
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日本人というのは同じ日本人に実に優しいのである。 我慢強いのである。 悪い言い方すれば奴隷根性とでも言うべきか。
酷い目に合っても相手を許してしまう。 偉い人は偉いゆえに何をやっても大目に見る。 なにしろ東大を出たのだから・・・末は博士か大臣かのその博士や大臣なのだから・・・。 家父長制、男尊女卑の精神だ! 男なのだから、男のくせに・・・。 ご主人様だ! かくしていつまでたっても議論がない。 重要なことは偉い方が決めてくださるから他はそれに従うのみということになる。 ヤクザもまたやーさんとか言って許してしまう。 共存して金を貢ぐ。
ところで現場で苦労する教員を大事にしないで偉そうにふんぞり返る校長が東京で増えてきたせいで5年前905人であった定年前の退職者が去年は1386人となった。 小学校では8年前6,5倍あった教員採用倍率が去年は2,3倍だ。 これで免許更新だなんて言ってたらますます嫌気さして成り手が減るだろう。 教員が心豊かにのんびり出来る職場環境が破壊されたらヒステリックで生徒をぶん殴るか怒鳴りつけるような教員が増えてくるだろう。 なにしろ校長が教員を馬鹿にしたり怒鳴りつけるようになったというのだから。 職員会議の挙手まで禁じる東京都の教育行政は後世の物笑いであろう。
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2007/05/07(月) 特攻
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イラクの現状は悲惨極まりない。 宗教対立に見えて実態は権力争奪戦である。 資源・利権の争奪戦である。 自爆を唆されて否応無く死地につく若者が哀れである。 それによって殺される人々が哀れである。
哀れといえば我々は特攻の歴史を常に負っている。 何とも言い様がない。 何千人もの有為な青年が自爆攻撃に飛び立っていった。 またそれによって殺された米兵も当然にいる。 誰の責任なのかに焦点を当てねばならない。 誰が企画立案しどのような議論の中で誰が最終的に決定したのか。
特攻を美化することは愚かなことである。 命令で殺されたのである。 犠牲に供されたのである。 知覧で涙すること、その涙は当然にもそのような悲劇を命じた者への怒りに転化せねばならない。 誰が自分の自由な意思で喜んで飛び立ったというのか。 戦術としてもそのあまりの犠牲のうえに挙げた戦果は過小である。 愚かな戦術である。
特攻についての冷静な分析、総括が必至である。 命じた者たちは殉じた人びとを賞賛することによって己の責を回避してきた。 これは極めて悪質な誤魔化しである。 特攻がなすべき正しい戦法と言うなら天皇以下政府・陸海軍幹部すべては戦艦大和に乗るべきであったのだ。
戦後生き延びた民衆は犠牲者に手を合わせることは当然としてその手をもってかくも悲惨な犠牲を生み出した張本人らを指弾せねばならなかった。 この戦後の不作為はその後の日本社会のあり方における根底的な欠陥を生んだといえよう。
今も悪い奴がよく眠って民衆は睡眠時間を削って働き身も心もぼろぼろとなっている。
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2007/05/06(日) 感慨無量
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中国の状況はまことに異様である。 アメリカ文明に追いつけ追い越せとのお粗末な価値観で改革開放の旗印のもとこの数十年、度し難い悪政をなした。 結果拝金主義が蔓延し古来よりの真っ当な価値観が失われた。 何よりも自然を破壊してしまった。 儲けのためには汚染物質を平気で川に垂れ流した。 今、中国人民はその報復に苦しんでいる。
人治国家から法治国家へ変わらねばならない。 人びとの健康な生活を至上の価値としてあらゆる法整備を行いその遵守を徹底せねばならない。 共産主義という外の衣は単なる特権を握った人々による独裁をしか意味しなくなった。 特権的支配階層による国家独占資本主義である。 チェック機能がない原始共産主義者による資本主義である。 各国の資本は中国を食い荒らした後に脱出するであろう。 何年か後、一体あのバブルは何だったのかと死屍累々たる有様を前にして中国の心ある人々は大いに嘆くこととなろう。 大河をすらせき止めて何と愚かなことをしたものだと臍を噛むであろう。 当面の便宜・快楽の維持を求めて自然を破壊した付けは限りなく甚大である。
ことは中国のみにあらず全世界が自然の報復に恐れ戦く時代に突入した。 若いころ誤って尊敬した毛沢東の肖像画に火炎瓶が投げつけられたとの報に接し感慨無量である。
5.14、記
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