東京・全国の仲間の皆さんへ。
(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
◆ 憲法が生きる学校を!最高裁に届け原告らの悲痛の叫び
~四次訴訟第3回最高裁要請
◆ 東京「君が代」裁判四次訴訟第3回最高裁要請
要請署名(累計 団体276筆、個人9216筆)を提出
東京「君が代」裁判四次訴訟原告団・被処分者の会は12月4日、21名が参加し最高裁要請行動を行い、「東京の公立学校における『日の丸・君が代』強制を止め、すべての処分を取消す公正な判決を求める要請署名」(累計 団体276筆、個人9216筆)を提出した。最高裁の建物に入館できるのは17名なので中に入れなかった人にはお詫び申しあげます。
最高裁では弁論が開かれることは極めてまれで、最高裁裁判官が原告らの訴えを直接聞くことなく、判決を出すのが日本の司法の仕組みです。従って、最高裁要請行動は、事実上、原告・支援者らの思いを伝える唯一の手段です。
しかし最高裁要請行動に最高裁裁判官が対応することはなく、今回は訟廷書記官S氏対応しました。要請はメモを付して担当書記官、調査官には渡りますが、小法廷裁判官(5名)には渡るかどうかも明言しませんので、当方は改めて下記要請書と署名を裁判官に渡すよう強く要求しました。
◆ 憲法が生きる学校を!最高裁に届け原告らの悲痛の叫び
要請では、現職の定時制高校教員の原告2名及び退職者の原告1名が発言しました。要請時間は30分と区切られているので、3人は用意した要請書を読み上げ、残りの時間に参加者2名が発言しました。
以下、3人の原告の要請のほんの一部を引用しますのでお読みください。
●原告Oさん(K高校定時制教員 戒告処分取消・損害賠償を求め上告)
「私たちが今年も間もなく卒業させようとしているのは、選挙権を持つ生徒たちです。・・・都教委は・・・主権者教育を・・・現場に指示しています。この国の在り方を決める一票を行使するとき、さまざまな考えを真摯に考えれば、迷うのが当然です。自分の卒業式にさえ意見を持てない生徒に、日本国憲法がめざす、平和で民主的なこの国の主権者としての力が育つはずがありません。「主体性をもたず言われるままに行動する」のではなく、むしろ大いに迷い、周りの人と議論し、多様な価値観の存在を前提として他者の人権を尊重しつつ、自己の考えを練り上げていくことのできる教育が求められています。
最高裁判事のみなさまの公正な判断により、都立高校の教育が命令と処分の重圧から解放され、本来の教育を取り戻すことを、心から願ってやみません。」
●原告Kさん(T高校定時制教員 戒告処分取消・損害賠償を求め上告)
「昨今の情勢をみると、卒業式等での「君が代」斉唱の強制は、保育園や国立大学へも広がっています。さらには幼稚園・保育園児に、失効したはずの教育勅語を暗唱させたりするところすら出てきています。そしてなにより戦争を放棄したはずのこの国が、再び戦争が出来る国へと変わりつつあるのです。
思い出してください。あの焼け野原で、親を子どもを、友人を教え子を亡くした人間が、体も心も傷つきながら何を思ったのか。もう二度とこんな思いはしたくない。そう思ったのではないですか。だから二度と同じ轍を踏んではいけないのです。どんなに世の中が動いても、そこだけはぶれてはいけない。戦争につながるあらゆる道は断ち切っていかなくてはいけないのです。歴史から学ぶとは、そういうことだと思います。」
●原告Nさん(都立高校退職教員 地裁で減給処分取消確定。損害賠償を求め上告)
「私たち・・・は、特に10.23通達以降の都立学校の変化・変貌について、裁判を通じて訴えてきました。発出当時に抱いた、不安や疑念などが、その後十数年の時間を経て、現場にどのような影響や結果をもたらし、現実のものとなってきたかを検証しました。職員会議の廃止。多数決などの採決の禁止。給与体系の改定。退職後の採用制度の変更。等々。これらが現実の学校運営にどのような影響を及ぼし、その中で10.23通達がどのような役割を果たしてきたか。立ち止まって考える必要性を訴えてきました。10.23通達の違法性を確認した上で、話し合いの場を設ける必要があると考えたからです。
このようなことは、教育現場で話し合い、解決されるべき事案であると思います。事実、最高裁判決の補足意見でもそのように述べられました。しかし、十数年の間、私たちが話し合いを求めても都教委はかたくなに話し合いを受け入れません。」
◆ 勝つまであきらめない~これからも続く最高裁要請行動に参加を!
東京・教育の自由裁判をすすめる会共同代表9氏が11月17日、連名で別紙「最高裁判所は司法の良心と独立を示す判決をだし、『行政を忖度した』などと揶揄されることがないよう望みます」との声明文を出しました。そしてこの度、下記の要領で最高裁に対して要請を行うこととなりましたので、参加をお願いします。
★ 東京・教育の自由裁判をすすめる会・最高裁要請
12月11日(火)
10時45分最高裁西門集合 11時~要請(30分間)
(最高裁への行き方)永田町出口4・半蔵門出口1 徒歩5分
*同会共同代表の小森陽一氏(東京大学大学院教授)、醍醐聰氏(東京大学名誉教授)、俵義文氏(子どもと教科書全国ネット21代表委員)らによる要請文の提出、発言が予定されています。
*入館できる人数は17名と限りがあるので、参加者が多い場合は調整します。
★ 四次訴訟・第4回最高裁要請行動
1月7日(月)
15時45分最高裁西門集合 16時~要請(30分間)
(最高裁への行き方)永田町出口4・半蔵門出口1 徒歩5分
*最高裁要請署名及び要請文提出、要請の発言などあり。
*入館できる人数は17名と限りがあるので、参加者が多い場合は調整します。
*今後も月1回のペースで要請行動を行いますのでご協力ください。
●最高裁要請署名(個人、団体)は引き続き集めます。署名用紙は、被処分者の会HP http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/ でダウンロードできます。
■森友学園・加計学園疑惑徹底糾明!
安倍9条改憲NO!安倍内閣退陣!
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:09053278318
事務所:飯田橋共同事務所
〒102-0071 千代田区富士見1-7-8 第5日東ビル501号
被処分者の会HP↓(11月30日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
10・23通達・同実施指針、東京「君が代」裁判四次訴訟最高裁要請署名、t都教
委請願書・同回答など掲載。判決文など各種資料等入手可能。
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(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
◆ 憲法が生きる学校を!最高裁に届け原告らの悲痛の叫び
~四次訴訟第3回最高裁要請
◆ 東京「君が代」裁判四次訴訟第3回最高裁要請
要請署名(累計 団体276筆、個人9216筆)を提出
東京「君が代」裁判四次訴訟原告団・被処分者の会は12月4日、21名が参加し最高裁要請行動を行い、「東京の公立学校における『日の丸・君が代』強制を止め、すべての処分を取消す公正な判決を求める要請署名」(累計 団体276筆、個人9216筆)を提出した。最高裁の建物に入館できるのは17名なので中に入れなかった人にはお詫び申しあげます。
最高裁では弁論が開かれることは極めてまれで、最高裁裁判官が原告らの訴えを直接聞くことなく、判決を出すのが日本の司法の仕組みです。従って、最高裁要請行動は、事実上、原告・支援者らの思いを伝える唯一の手段です。
しかし最高裁要請行動に最高裁裁判官が対応することはなく、今回は訟廷書記官S氏対応しました。要請はメモを付して担当書記官、調査官には渡りますが、小法廷裁判官(5名)には渡るかどうかも明言しませんので、当方は改めて下記要請書と署名を裁判官に渡すよう強く要求しました。
◆ 憲法が生きる学校を!最高裁に届け原告らの悲痛の叫び
要請では、現職の定時制高校教員の原告2名及び退職者の原告1名が発言しました。要請時間は30分と区切られているので、3人は用意した要請書を読み上げ、残りの時間に参加者2名が発言しました。
以下、3人の原告の要請のほんの一部を引用しますのでお読みください。
●原告Oさん(K高校定時制教員 戒告処分取消・損害賠償を求め上告)
「私たちが今年も間もなく卒業させようとしているのは、選挙権を持つ生徒たちです。・・・都教委は・・・主権者教育を・・・現場に指示しています。この国の在り方を決める一票を行使するとき、さまざまな考えを真摯に考えれば、迷うのが当然です。自分の卒業式にさえ意見を持てない生徒に、日本国憲法がめざす、平和で民主的なこの国の主権者としての力が育つはずがありません。「主体性をもたず言われるままに行動する」のではなく、むしろ大いに迷い、周りの人と議論し、多様な価値観の存在を前提として他者の人権を尊重しつつ、自己の考えを練り上げていくことのできる教育が求められています。
最高裁判事のみなさまの公正な判断により、都立高校の教育が命令と処分の重圧から解放され、本来の教育を取り戻すことを、心から願ってやみません。」
●原告Kさん(T高校定時制教員 戒告処分取消・損害賠償を求め上告)
「昨今の情勢をみると、卒業式等での「君が代」斉唱の強制は、保育園や国立大学へも広がっています。さらには幼稚園・保育園児に、失効したはずの教育勅語を暗唱させたりするところすら出てきています。そしてなにより戦争を放棄したはずのこの国が、再び戦争が出来る国へと変わりつつあるのです。
思い出してください。あの焼け野原で、親を子どもを、友人を教え子を亡くした人間が、体も心も傷つきながら何を思ったのか。もう二度とこんな思いはしたくない。そう思ったのではないですか。だから二度と同じ轍を踏んではいけないのです。どんなに世の中が動いても、そこだけはぶれてはいけない。戦争につながるあらゆる道は断ち切っていかなくてはいけないのです。歴史から学ぶとは、そういうことだと思います。」
●原告Nさん(都立高校退職教員 地裁で減給処分取消確定。損害賠償を求め上告)
「私たち・・・は、特に10.23通達以降の都立学校の変化・変貌について、裁判を通じて訴えてきました。発出当時に抱いた、不安や疑念などが、その後十数年の時間を経て、現場にどのような影響や結果をもたらし、現実のものとなってきたかを検証しました。職員会議の廃止。多数決などの採決の禁止。給与体系の改定。退職後の採用制度の変更。等々。これらが現実の学校運営にどのような影響を及ぼし、その中で10.23通達がどのような役割を果たしてきたか。立ち止まって考える必要性を訴えてきました。10.23通達の違法性を確認した上で、話し合いの場を設ける必要があると考えたからです。
このようなことは、教育現場で話し合い、解決されるべき事案であると思います。事実、最高裁判決の補足意見でもそのように述べられました。しかし、十数年の間、私たちが話し合いを求めても都教委はかたくなに話し合いを受け入れません。」
◆ 勝つまであきらめない~これからも続く最高裁要請行動に参加を!
東京・教育の自由裁判をすすめる会共同代表9氏が11月17日、連名で別紙「最高裁判所は司法の良心と独立を示す判決をだし、『行政を忖度した』などと揶揄されることがないよう望みます」との声明文を出しました。そしてこの度、下記の要領で最高裁に対して要請を行うこととなりましたので、参加をお願いします。
★ 東京・教育の自由裁判をすすめる会・最高裁要請
12月11日(火)
10時45分最高裁西門集合 11時~要請(30分間)
(最高裁への行き方)永田町出口4・半蔵門出口1 徒歩5分
*同会共同代表の小森陽一氏(東京大学大学院教授)、醍醐聰氏(東京大学名誉教授)、俵義文氏(子どもと教科書全国ネット21代表委員)らによる要請文の提出、発言が予定されています。
*入館できる人数は17名と限りがあるので、参加者が多い場合は調整します。
★ 四次訴訟・第4回最高裁要請行動
1月7日(月)
15時45分最高裁西門集合 16時~要請(30分間)
(最高裁への行き方)永田町出口4・半蔵門出口1 徒歩5分
*最高裁要請署名及び要請文提出、要請の発言などあり。
*入館できる人数は17名と限りがあるので、参加者が多い場合は調整します。
*今後も月1回のペースで要請行動を行いますのでご協力ください。
●最高裁要請署名(個人、団体)は引き続き集めます。署名用紙は、被処分者の会HP http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/ でダウンロードできます。
■森友学園・加計学園疑惑徹底糾明!
安倍9条改憲NO!安倍内閣退陣!
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:09053278318
事務所:飯田橋共同事務所
〒102-0071 千代田区富士見1-7-8 第5日東ビル501号
被処分者の会HP↓(11月30日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
10・23通達・同実施指針、東京「君が代」裁判四次訴訟最高裁要請署名、t都教
委請願書・同回答など掲載。判決文など各種資料等入手可能。
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