☆ 9・11茨城育樹祭ビラ弾圧への抗議声明
2024年9月11日早朝、私たちの仲間AさんとBさんのそれぞれの自宅に突然押しかけてきた茨城県警は家宅捜索をした上にAさんとBさんを建造物侵入容疑で逮捕していきました。
私たちは茨城県警に対し強く抗議し、連れ去られた二人の一刻も早い解放を求めます。
容疑とは、昨年10月5日、県内の大学にビラを撒きにいった際に、大学構内に侵入したというものです。
そのビラは翌月11日と12日に茨城県潮来市と水戸市で行われることになっていた第46回全国育樹祭いばらきという行事への反対を呼び掛けたビラでした。
その日のビラまきはなんのトラブルもなく終わった行動でした。あたりまえのことです。
ビラまきは社会運動における基本のひとつであり、それは表現の自由という基本的人権を行使する具体的な行為です。
つまり日本国憲法も保障している権利の行使です。何が問題だというのでしょうか。
まして、大学は、戦前戦中に学問の自由・表現の自由が抑圧された反省にたち、最大限にその権利が謳歌されるべきところです。
今回の逮捕は、表現の自由という基本的人権の重大な侵害であり、社会運動に対する弾圧です。
それと同時に、今回の逮捕はより対象を絞った権力による運動の弾圧であることも明らかです。
なぜ茨城県警は一年もたっていまさら二人を逮捕したのでしょう。ビラの内容が育樹祭という皇室行事に反対したもの、さらに言えば天皇制に反対するものであったからでしょう。
育樹祭は植樹祭のときに天皇と皇后が植えた木を、何年もたってから皇族が「手入れ」をするというおかしな儀式です。
昨年の育樹祭では秋篠宮が「手入れ」をしました。「継続して森を守り育てることの大切さを普及啓発し、国民の森林に対する愛情を培うこと」が目的だそうですが、育樹祭を行うためだけに森の木を何本も伐採するという矛盾もあります。
天皇制に反対でなくても批判があって当然のイベントです。
そのようなイベントに反天皇制の立場から反対する運動を権力は決して許さないのです。
つまり今回の逮捕は反天皇制運動への弾圧です。
権力にとって都合の悪い表現の自由への弾圧はこれまでもずっとありました。
そのたびに私たちは弾圧をはね返してきた歴史があります。
今回の逮捕は反天皇制運動への弾圧という意味があるのは確かですが、権力からすれば、さらなる基本的人権の制限、社会運動への抑圧の足掛かりです。絶対に許してはいけません。
私たちは9月11日の弾圧に抗議し、逮捕されたAさんとBさんの一刻も早い解放を、茨城県警に求めます。
2024年9月13日 茨城育樹祭ビラ弾圧救援会
電子メール ikuju_ibaraki@proton.me
ツイッター(X) @ikujusaikyuen 茨城育樹祭ビラ弾圧救援会
ブログ 「茨城育樹祭ビラ弾圧救援会ブログ」
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