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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

米大統領は、起立拒否を憲法で保障された権利、と擁護

2016年10月01日 | 人権
 ★ 米大統領が起立拒否擁護 (週刊新社会【ひとこと】)
   東京都北区 若杉 倫 元教員(66歳)


 日本の大マスコミが報じないニュースがある。
 アメフトのスター選手が、国歌斉唱時に起立斉唱を拒否した行為について、米国内で議論が沸騰しているそうだ。キャパニック選手は不起立の理由を、「黒人や有色人種を抑圧するような国の国旗に敬意は払えないので起立はしない」と説明したという。
 CNN、NBC、New York Post、ロイター、BBCなど全世界のメディアが伝える中、同じ問題が進行中のはずの日本のメディアは黙殺している。
 オバマ大統領は、G20後の全世界が注目する記者会見の中で質問に答えて、彼の行為を「憲法で保障されている意見表明の自由を行使しているだけだ」と擁護したという。
 米国には「思想・表現の自由」を定めた憲法修正第1条がある。そして、それを率先して守る大統領がいる。素晴らしいし、うらやましく思う。
 日本には「思想・良心、表現の自由」を定めた「憲法」はなかったっけ。そして首相はそれを率先して守ろうとしていないのか。
 私は不起立で処分を受けた元都立高の教員である。憲法が機能する国に生きてみたかった。
 日本のメディアも、全世界が注目する記者会見の中で、安倍首相君が代処分について、質問をぶつけてみて欲しいものだ。
『週刊新社会』(2016年10月4日)

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