5年前の今日のぼあちゃん。
潜ってるように見えるけど、必死に踏ん張ってお湯から顔を出してるw。
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今朝。
空の感じは昨日と同じで本格的な曇り空。雨も降ってたみたいで地面が湿ってたけど、儂が起きてきた時にはやんでた。予報では一日中曇りマークだけど、雨の可能性もあるって書いてあった。
きょろちゃん。
昨日は、朝別荘に入って少しの間は、時々ガサガサと音が聞こえてきてた。見ると、シェルターの屋根の上にいたり、珍しくハムスターの迷路に頭を突っ込んでたり顔を出してたり。
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そのうちに音もしなくなり、夜まで姿が見えなかった。夜、またシェルターの屋根の上で固まってた。この時は目の周り?目の後ろ?の腫れはあまり変わらず。
今朝は朝から姿が見えないのでわからないけど、病院に連れて行く予定。別荘を片付けたら、ハムスターの迷路の後ろに💩があった。昨日、あそこにいたのは💩したかったからなんだなと思った。
4年前の今日のぼあちゃん。
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レプリコン。
レプリコンワクチンは、Meiji Seika ファルマ(以下、「ファルマ」と記述)が今年の10月から提供を開始した新しい新型コロナ感染症のためにワクチンで、製品名を「コスタイベ」と言います。
まず、このレプリコンワクチンに関して、今世の中で何が起きているのかということを書いてみます。
なお、レプリコンワクチンの話の時は、ですます調になりますw。
簡単に言うと、これまでのmRNAワクチンの時と同じで、反ワクさんと反・反ワクさんのやりあいということです。ただ、今回はそれが度を越して酷くなってるということですかね。
一般人はもちろん、専門家や医師、政治家やジャーナリストを含む複数の団体や個人が反対を表明。それもほとんどSNSが主戦場w。さらに、デモを行ったり(「レプリコン デモ 有明」でググってみて下さい)、このワクチンを接種しようとした医療機関に対して直接抗議を行ったり。政治家の抗議で医療機関の業務(つまり診療)に支障が出るようなこともあったようです。
また、レプリコンワクチンを接種した人の入店を拒否するなどの騒動も報道されていますし、接種した患者の受診を拒否する病院もあるようです(現時点でも「レプリコン 受診お断り」とか「レプリコン 入店お断り」とかでググると出て来ます)。
さすがにこれだけの騒ぎになると、このワクチンを接種したくてもそう簡単にはできないという状況になり、そうすれば当然ファルマの販売計画も狂ってきます。そしてついにファルマが「これ以上黙っていられない」と登場しました。
それでも、最初、ファルマの反応は、できればソフトランディングさせたいという感じだったんです。
でも、2週間ほどで強硬になりました。
この記事にも書かれているように、まずは「mRNAワクチン中止を求める国民連合」代表の後藤均氏、副代表の村上康文氏及び我那覇真子氏、「日本看護倫理学会」理事長の前田樹海氏を提訴する(した?)ようです。Xには、もう1名、個人病院の院長の名前も載っていましたが、これはファクトチェックできていないのでここに書くのは控えます。
ファルマにとってはもちろんビジネス的な影響が一番大きいでしょう。でも、必ずしもそれだけではなく、
「日本の公衆衛生における正確な情報提供の土台が崩れると危機感をもっている」
と、ファルマの社長も述べているように、あまりにも非科学的な主張がまかり通っているという危機感もあるのではないでしょうか。
私としては、この「公衆衛生の危機」ということが非常に気になっています。
そしてこれはファルマがXに出したもう一つのポストです。少し難しいかもしれませんが、これこそが至極真っ当な考え方だと私は思います。
【私たちはEBMの考え方に基づいて情報発信します】
— Meiji Seika ファルマ株式会社 (@Meiji_Seika_p) October 15, 2024
EBM(Evidence-Based Medicine:根拠に基づく医療)は、最良の科学的根拠を基に医療の意思決定を行うことを重視する考え方です。私たちは、ワクチンの有効性と安全性を評価する際は、EBMの観点から客観的かつ科学的に評価されるべきと考えます。 pic.twitter.com/OOQW2rtU0y
こういうものをわざわざポストしなければいけないという現状に、私は強い危機感を覚えますし、将来が極めて不安です。
このピラミッドを見ればわかるように、実は、「専門家の意見や理論・動物実験(の結果)」は最も低いエビデンスレベルなんです。最低の証拠能力と言ってもいいでしょう。そして、次に低いレベルなのが事例報告、つまり「この薬飲みました、この薬打ちました、そうしたらこうなりました」というものです。でも、一般の人はこの2つを最も信じてしまうんじゃないでしょうか。
ここで誤解しないでいただきたいのは、これらが嘘やデマであると言ってるわけではないということです。事実であっても、何かを主張する根拠としては弱いですよということです。
私は、特にワクチンの場合、この事例報告が悪さをしてるんじゃないのかなと思います。
ワクチンは、接種して何も起きない、例え起きても数日程度で治るというのが一般的です。だから、こういう普通の事例はニュースなんかにはなりません。
ところが、もし重篤な副反応が出たり、ましてや死んだりしたら、それ一大事と間違いなくニュースになります。副反応や死亡例のことばかりがクローズアップされるんです。実際にはその何倍もの“普通のことしか起きてない”というニュースがあるのに。反ワクの人達は、こういうことをうまく利用しているんじゃないかなと感じています。
なお、エビデンスレベルが最上位の「ランダム化比較試験の系統的レビュー・メタアナリシス」について知りたい方は、まず「ランダム化比較試験」という言葉でググり、次に「システマティックレビュー」と「メタアナリシス」という言葉でググってみて下さい。だいたいの雰囲気はわかると思います。
EBMについては今でも批判する専門家、特に臨床医がいると思います。私が製薬会社で仕事をしていた最初の頃にはこんな考え方はほとんどありませんでした。これが日本で本格的に言われ始めたのは多分1990年代だと思います。正直、儂も最初はこういう考え方に懐疑的でした。
でも、仕事で様々なことを経験しているうちに、いろいろ問題はあるかもしれないけど、決して間違ってはいないんだなと考えが変わってきました。
ただ、間違ってはいないけど、絶対的に正しいのかと言われれば、それはわかりません。科学は、その時点その時点で最良のものを取り入れ、常に検証を繰り返し、もしも誤りがあれば正していく、そういうものだからです。
今回はとりあえず現状の説明が主な目的で書きました。
「国や製薬会社あるいはワクチン推しの人達の言うことは信じられない」とか「データは嘘だ」とか「国と企業が結託してる」とか、そのようにお考えの方もいると思います。この辺りについてはまた書いてみたいと思っています。
なお、これだけは今書いておきます。
「レプリコンワクチンを打つとコロナに感染する」
こんなこと絶対にありません。
バカも休み休み言え!
3年前の今日のぼあちゃん。
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レプリコン(おまけ)。
こんなこと知ってるよという方も多いと思いますが、せっかくなので、ファイザーやモデルナが提供している従来のmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンと新しいレプリコンワクチンの仕組みをごくごく簡単に書いておきます。
まず、mRNAワクチンです。
- コロナウイルスの外側にはスパイクタンパク(Sタンパク)というトゲのようなものが多数出ています。
- コロナウイルスは、このSタンパクで細胞に取り付き、細胞の中に侵入して増え始めます。
- コロナウイルスが体の中に入ってくると、体はこのSタンパクに対する抗体を作ってウイルスに対抗しようとします。これが免疫反応です。
- でも、この抗体はすぐにできるわけではないので、ウイルスが体の中に入った時には“時すでに遅し”になってしまいます。
- そこで、ウイルスが体に入ってくる前にこの抗体を体の中に作っておけば、すぐにウイルスと戦うことができます。そのために使われるのがワクチンです。
- ワクチンにはいろいろな種類があり、そのうちの一つがmRNAワクチンです。
- mRNAワクチンの成分であるmRNAという物質が体内に入ると、コロナウイルスのSタンパクと同じものが作られます。ここで注意したいのは、ウイルスそのものが作られるのではなく、Sタンパクだけが作られるということです。
- Sタンパクが作られると、実際にはウイルスが体の中に入ってきていないのに、Sタンパクに対する抗体が作られます。
- これで、この後ウイルスが体に入って来ても、すでにSタンパクに対する抗体ができているので、ウイルスと戦うことができるわけです。
次に、レプリコンワクチンです。
- レプリコンワクチンもmRNAのワクチンの一種で、従来のものと同じく、mRNAを使って作られたSタンパクに対する抗体でコロナウイルスに対抗します。
- 従来のmRNAワクチンは、インフルエンザワクチンなどと比較して、長い間抗体を作れない、つまりワクチンの効果が長く続かないという欠点があります。
- レプリコンワクチンには、Sタンパクを作るためのmRNAをコピーして増やす、自己増殖の仕組みが備わっています。そのため、従来のmRNAワクチンよりも効果が長続きしますし、摂取量も少なくて済みます。
- ただし、mRNAのコピーは1週間程度しか続きませんので、Sタンパクやそれに対する抗体がずっと作り続けられるということはありません。
レプリコンワクチンというのはこんな感じのものです。