毎日、街中を走り回る仕事をしてるとね、
いろんな事が見えて、いろんな事を考えます。
何十年という歴史ある建物が、半日で跡形もなく取り壊される。
毎年、柿が生って季節を感じさせてくれた年老いた木。
今日、何週間かぶりに配達に通ったら、
味のあるお屋敷ごと、すっかり無くなってた。
まっ平になったその土地にはきっと、
つまらないマンションが建つでしょう。
土地のある広い屋敷が無くなるということは、
自然が一杯の敷地に住む生き物たちの死も意味します。
気持ちの良い風の通り過ぎる木陰もすっかりなくなり、
すべてが炎天下に晒されてる。
日陰で寝ていた野良猫たちは
どこか新しい場所を見つけられたか心配。
雨が降ると踏まないようにビクビク歩いた
カエル達にももう会えない。
古い瓦屋根からコロコロと落ちてくる梅の実にも、もう驚けない。
少しずつ、確実に自然は失われ、
アスファルトの間に気持ち覗かせた土に、
不自然に整った木が等間隔に植えられていく。
そこには「自然」を感じる事が出来ないんだよなぁ。
なんだかとても寂しい気持ちになります。
19歳で初めて親元を離れ、宮崎からやってきた職場の職員君。
まあ稀に見る素朴さと、笑顔と、白い歯を持ち合わせた人。
特殊な職場環境に悪戦苦闘し、頑張っています。
そんな彼、突然海が見たくなり湘南へ初めて行きました。
ただ、海沿いをひたすら歩いて帰ってきたんですって。
写真はそんな彼がお土産に買ってきてくれた「鳩三郎」。
ちっちゃくて可愛いです。

いろんな事が見えて、いろんな事を考えます。
何十年という歴史ある建物が、半日で跡形もなく取り壊される。
毎年、柿が生って季節を感じさせてくれた年老いた木。
今日、何週間かぶりに配達に通ったら、
味のあるお屋敷ごと、すっかり無くなってた。
まっ平になったその土地にはきっと、
つまらないマンションが建つでしょう。
土地のある広い屋敷が無くなるということは、
自然が一杯の敷地に住む生き物たちの死も意味します。
気持ちの良い風の通り過ぎる木陰もすっかりなくなり、
すべてが炎天下に晒されてる。
日陰で寝ていた野良猫たちは
どこか新しい場所を見つけられたか心配。
雨が降ると踏まないようにビクビク歩いた
カエル達にももう会えない。
古い瓦屋根からコロコロと落ちてくる梅の実にも、もう驚けない。
少しずつ、確実に自然は失われ、
アスファルトの間に気持ち覗かせた土に、
不自然に整った木が等間隔に植えられていく。
そこには「自然」を感じる事が出来ないんだよなぁ。
なんだかとても寂しい気持ちになります。
19歳で初めて親元を離れ、宮崎からやってきた職場の職員君。
まあ稀に見る素朴さと、笑顔と、白い歯を持ち合わせた人。
特殊な職場環境に悪戦苦闘し、頑張っています。
そんな彼、突然海が見たくなり湘南へ初めて行きました。
ただ、海沿いをひたすら歩いて帰ってきたんですって。
写真はそんな彼がお土産に買ってきてくれた「鳩三郎」。
ちっちゃくて可愛いです。
