奈良旅記 1 (法隆寺へ)

2012-05-16 | 奈良旅記



5月7日、皆さんのゴールデンウィークが終わった翌日、
月曜日の早朝、何も考えず6:00発の新幹線を選んだばっかりに、
近所の西武新宿線では始発でも間に合わない事が発覚、
自転車を職場に置いて三鷹駅へ。
朝4時の話です。

8時過ぎには京都駅に到着し、9時過ぎには新大宮に到着。
9時半にはレンタカーに乗っていました。

無茶しましたが、これで初日からフルに動けます。

初日は斑鳩・大和郡山周辺コース。



まずはメジャー寺、法隆寺へ。
こういう規模のお寺はあまり好きではないのですが、
見たことの無かった夢殿の救世観音さんが開いているという事で。

金箔が結構残っていて左右対称の美しいお姿なのですが、
少しゾクッとする怖さがありました。

1000年もの間、白布でグルグル巻きの秘仏で、
フェノロサさんによって封印を解かれた救世観音さん。
聖徳太子の祟りを鎮める為に大急ぎで作られたという話を聞きますが、
光背が頭に打ち付けられていたり、いろいろ謎多き仏像であります。


救世観音と百済観音。ゾクッとコンビ。


法隆寺は、たくさんの貴重な仏像がありますが、
ガラスケースに並べられた仏様たちが、僕はどうしても好きになれません。
仏様たちは素晴らしいのですよ。「見せ方」が好きになれないのです。
美術品としての価値もありますし、
国宝ともなれば、保存や管理の事を考えれば仕方ないのも分かっていますが。。。

なんて事を考えながら、一通り拝観し、
御朱印を頂いたところで修学旅行の一団がやってきましたので、
夢殿の脇を通って、誰も居ない静かな中宮寺へ避難。

アルカイックスマイルさんに会いに。


つづく