『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

着物

2021-03-02 00:21:06 | 着物
今回はくすみピンクの無地の結城紬と塩瀬の染め帯で。

本当はこの時期にしか着られない母の形見のしだれ梅の付け下げを、と思っていたのですが、やはり付け下げとはいっても、講座には改まり過ぎるか、と思い当日になっての変更。

とりあえず講座で着る着物の自分なりのドレスコードの基準は、「下駄で着る着物」にしようかな、と思案。

紬か、柔らかものでも小紋や総柄までなら山葡萄の下駄と籠のセットにも合う。

下駄は着物暮らしが始まった頃は畳表のものを使っていたのですが、3年くらいするとけば立ってだめになってしまうので、6年程前に、ネットで山葡萄のものを購入。
鼻緒は紺で葡萄柄の印伝。高額なものだったので数年悩みましたが、思い切って良かった。籠とお揃いにもなったし。

この下駄が、とても優れもので、籠同様に使い込むほど、馴染んでくる。

ただ、下駄の底に張ってあるウレタン素材が柔らかすぎて、すぐに砂利などが食い込んでしまうので、ミスターミニッツで硬いものに張り替えてもらったところ、そのストレスもなくなり、より履きやすくなりました。
夏にはサンダル替わりに素足で履くことも。

着物も帯も、20年程前に小田急デパートの中にあったリサイクル着物のお店でみつけ、一目惚れして購入したものですが、その後、いざ着てみると色見が甘すぎて似合わないような気がして、出番が少なかった組み合わせです。

今回、本当に久々に着てみたら、なんだかしっくりくる。

年数が経って、草木染の色見がより落ち着いてきたのかもしれません。




また、こちらが年齢を重ねて甘やかさが減った分、着物の色見で補ってもらえるのかも。

そういえば、最近は洋服も明るい暖色系が増えている。

昔は殆ど、寒色系ばかりだったのに。

帯締めと帯揚げは、今はもうなくなってしまったけれど、スーパーの2階の片隅にあった呉服コーナーのワゴンセールでみつけて買ったもので、とても安かったと記憶しています。



どちらも1000円だったような記憶が。

最近は、こうした庶民的な着物の小物を売っているお店もすっかり見かけなくなり、寂しい限りです。別珍の足袋とか、割烹着とか、すぐに買えて重宝していたのに。

一応、絹は絹ですが、帯揚げはやはりちゃんとしたものに比べると若干ペラっとしているし、丸組の山吹色の帯締めも、素性の良いゆるぎの組紐のようなシックさはないけれど、これはこれで元気でよろしい!ということで色で遊ぶためのチョイス。

桜餅っぽい色の組み合わせとなりました。