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到着時にどうなることかと思った悪天候とは打って変わっての晴天。
「皆さま、とてもラッキーです」と添乗員さん。
海が荒れたら中止になったというクルーズも出来ることとなりました。
バスに乗り合わせてまずは、スリーシティーズの中のヴィットリオーザの街を散策。ヴァレッタよりも落ち着いた感じの、これまたどこを見ても絵になる美しい街並み。
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その後バスでスリーマまで戻りそこから乗船し海からヴァレッタ、スリーシティーズを眺め、またスリーマに戻る。(約1時間)
空と海が美しく、ハチミツ色の街が一層映えて美しかった。
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ツアーはこれで終了で、午後はフリータイム。
海を眺めながらベンチでまったりし、記念撮影。
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その後はスリーマからフェリーでヴァレッタに渡る予定だったのに、海が荒れ始めたからということで欠航。自力でフェリーに乗るというミッションが果たせず残念でしたが、バスに乗りヴァレッタへ。
ヴァレッタでランチのお店を探す。
夫はシーフードのパスタが食べたいと言い張るので、あれこれ見たけれども中々「ここだ!」というところが見つからず、疲れた頃に、店の外に出て客引きしているお兄さんに呼び止められる。でも、その先にあったもう少し高級そうなシーフード店を目指していたので、まずそちらへ。
ところが、ランチタイムというのに、そこはやっていなくて、午後4時からのオープン。マルタ島は観光地であってもしっかりとランチタイム休憩をとるお店が多い。ここもそう。がっくりして、マノエル劇場側の、お兄さんのお店に戻り、もうここでいいや、ということに。
メニューにもシーフードパスタはなく、他にお客もいなくて、外してしまったかと思ったけれど、感じは良い。
お父さんらしき人が店主で家族経営のお店。シーフードパスタが食べたいというと、メニューにはないけれど、ミックスしたもので19€で作ってくれる、とのことで、それを頼む。これがとても美味しくて大当たり。
量も多いので一皿頼み二人でシェア。
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そのうち徐々に地元の常連さんなどもやってきて賑わってきました。
お店を出て、デザートはヴァレッタの有名なアイス屋さん、アモリーノで。
薔薇の花の形に盛り付けてくれるもの。
早く食べないと溶けて落ちてしまいそうなのが難ですが、とても美味しかったです。値段は失念・・
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夜のコンサートまでには、まだまだ時間もあるので、まだ行っていなかった考古学博物館を見学。古代神殿からの出土品など、興味深いものが多かった。
ふくよかな女性が横たわっている「眠れる女神」は親近感もあり、レプリカを購入。
本物は12㎝くらいの小さいものですが、細部まで丁寧な造りで愛らしいものでした。
こちらはレプリカ
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その後も色々と散策し、夕暮れが深まってくるバレッタの景色を堪能。
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少し小腹もすいたし、何よりコンサート前にトイレに行っておきたかったので、カフェにいくことに。
夫が、「またスタバでも」というのをフンッとあしらって、老舗のカフェ・コルディナへ。
豪華な内装と親切なギャルソンのテキパキした動きがリズミカルな活気を生んでいて、とても寛げるお店でした。
何より目移りする美味しそうなスイーツメニューは写真付き・・
大きなシュークリームとたっぷりのカプチーノを楽しみました。
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そしていよいよセント・ドミニコ教会でのコンサート。
会場入り口には「ヴァレッタ・バロック・フェスティバル」のポスターも。
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とても美しい教会でした。
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前日のマノエル劇場でのコンサートが今一だったので、あまり期待はしていなかったのですが・・・
最高のひと時でした。
演奏者はみな素晴らしく、心からこの演奏を楽しんでいるのが伝わってくる。
そしてなんといっても、ソプラノのヴァレリア・ラ・グロッタ!
https://www.youtube.com/watch?v=qGLqA8nVO4w
やや硬質な煌めきのある声質が豊かに広がり、様々なニュアンス、表情を見せ、それがバロック建築の複雑な凹凸のそこらかしこに反映して陰影のある響きの変化は虹の様。天井から降り注ぐかと思うと後方から撫でられるようでもあり、まさに響きのシャワー。
これ程感動したのは、ミュンヘンでオペラ三昧していた頃、つまり30年前以来かもしれません。
細胞の隅々までがリフレッシュし、喜んでいた。
これを聴くために、今回ヴァレッタに呼ばれたのか、と思えた程でした。
レオナルド・レオ、ニコラ・ファーゴ、ピエトロ・マルキテッリ、アントニオ・ポルポラ、と普段はあまり聴くことのないイタリアバロックの作曲家ばかりでしたが、本当に素晴らしく、自然に涙が溢れてきました。
料金は昨日の半額で一人10€。
半分放心状態で、夜の街を抜け、バスで帰宅。
朝から夜まで出歩く日が二日続いて、流石に疲れていたので、冷蔵庫に残っていたパンにスーパーで買って置いたサーモン、チーズ、ルッコラで軽く済ませてこの日もすぐに熟睡しました。