たまには４人で台湾へ魯肉飯の旅！（その３）

＊やっぱりでかい４ちゃい児が面倒くさい・・・の巻！

　台湾の公共交通機関は６才未満が無料で、６～１１才が子供料金（大人の半額）、１２才以上が大人料金となっている。しかし、よほど年齢詐称で無賃乗車が多いのか実際は身長で区分されているみたい。１１５ｃｍまでが無料、１１５～１５０ｃｍが子供料金、１５０ｃｍ以上が大人だと。規定の身長を超えていても身分証明書があればその年齢の料金が適応されるらしいけど・・・

　今から５年前、ちぴらが５才の時に台湾に来た時は身長１１０ｃｍだったから遠慮無く無料で乗っていた。しかし、４ちゃい児さんは現時点で１１５ｃｍとビミョ～な感じ。いや、カンペキに見た目は小学校１年生なんだよな、近所でも「小学生？」とよく間違われるし。もぅ、面倒くさいからキミにも子供用の悠遊カード（Ｓｕｉｃａみたいなヤツ）を買ってやるよ。「それより、１５０ｃｍだとちぴらもヤバイんじゃない？」とぴら奥さん、そうなんだよねホント・・・


【ちぴ子は香港でも使った温泉まんじゅうポーチに悠遊カードを入れてピーピーやってもらう。バスの運ちゃん（一人じゃなくて）も「ピーピー」と言っていたので、正式にピーピーなのかな・・・】


【２日目は動物園に行ってパンダを見る予定だったけど、雨が止みそうにないので故宮博物院の白菜石を見に行く。ちぴらは展示品を熱心に見て喜んでいたけど、ちぴ子はうす暗い館内ですぐに眠くなってしまった・・・】


【ＭＲＴ士林駅にバスで戻ってランチ、台湾名物の牛肉麺と魯肉飯でいかがでしょう。牛肉湯麺（６０元）を注文して運ばれてくると「肉入ってないじゃん！」とちぴら、お肉が入ってるのは原汁牛肉麺（１２０元）の方だったのか・・・】


【「お肉が入ってなくても美味かった！」と満足してもらって、士林からＭＲＴで終点の淡水へ行ってみる。１日目の晩、インターネットでこの近くのマンスリーマンション（温泉付き）が１ヶ月で８万円というのを見つけて移住したくなった・・・】


【ホントは新北投温泉の足湯に浸かりたかったけど、「疲れた～！」という３５ちゃい児さんとホテルへ戻って一休み。夕方、台北駅へ探検に行く。前に来た時は大行列だったキップ売り場がガラガラ、やっと指定席券が買える自動券売機が普及したらしい・・・】

たまには４人で台湾へ魯肉飯の旅！（その２）

＊真冬にこんなに降るか台湾の雨・・・の巻！

　台北の郊外に九份（ジュウフェン）という町がある。基隆の東の山の中腹にある金鉱で栄えた町で、元々家が９軒しかなかった小さな集落から九份という名前がついたという。台北から電車とバスを乗り継いで１時間半程度、東京なら高尾山って感じかな。で、最近この九份がすこぶる人気らしい、なんでも「女の子が引っ越しの途中でミョ～なお風呂屋へ迷い込んで行方不明になる」という有名なアニメの風景モデルになってるんだそうな。「いきたい～！」とジブ○アニメ大ファンの４ちゃい児さん、まぁいいんですけど、どんどん雨が凄くなって参りました・・・

　九份へは台北から瑞芳という駅まで電車で行って、そこからバスで山を登るのが一般的らしいけど、台北から直通の路線バスでも行けるみたい。料金は電車＋バスでも直通のバスでも１００元（３００円）前後、台北からタクシーでぶっ飛ばしても１，０００元（３，０００円）程度だという。まぁ、雨だからタクシーも魅力的だけど、できるだけ公共交通機関で現地の人々と乗り合いで行きたいから、乗り換え無しのバスに乗ってみることにする。ＭＲＴ忠孝復興駅で九份行きのバス停を探していると、「九份行きは６月から○○道に移転しました！」みたいな台湾語の看板が立っている。「ハテ、○○道はドコジャラホイ？」とウロウロしているとおじさんが寄ってきた。「九份？、バスで行っても４人なら４００元だよ、タクシーなら４０分で早いよ、１人２００元で４人だから８００元でどう？」って客引きかい。その手は桑名の焼きハマグリ、そんな甘い言葉で誘って頼んでもいない観光地を案内してボッタクろうって魂胆なんでしょ。とにかく安いとか高いとかじゃなくて客引きのタクシーには絶対に乗らないって、オイラが乗るタクシーはオイラが決めるのさ。「ノーサンキューです、○○道ってどこですか？」とぴらにあ、「じゃぁ６００元は？」って食い下がるおじさん、６００元にはちょっと心が動いたけど。「ちがうよ、バスに乗りたいんだよ！」とぴらにあ、「こりゃダメだ・・・」という感じで無言で去っていくおじさん。バス停の裏側を見ると、ちゃんと○○道までの地図が書いてあったとさ・・・


【台北からこのバスに乗ってガタゴト１時間半、九份に到着すると「着いたよ～、降りなよ～！」みたいに運転手さんが促してくれる。ゾロゾロと降りた皆さんはほとんど日本人だったような・・・】


【バス停から東シナ海が見える、とりあえず傘を手に入れないとどうしようもないな。オミヤゲ屋で１本６５元（２００円）のビニール傘を４本、「２６０元だよ、ありがと～！」って店番のおばあちゃんが堪能な日本語で・・・】


【なんか地元Ｋ駅の北口に広がるＨ横町みたいなんですけど。芋圓というお汁粉みたいなスイーツが有名らしいけど、あまりの寒さに暖かい場所を探して黙々と歩く・・・】


【下の道（赤いバスの走っている辺り）でバスを降りて登ってきてもいいけど、ガイドブックによると「上のセブンイレブン前で下車して階段を下った方がよい」と書いてあった。確かにその通りかも・・・】


【こんな急階段があっちこっちに、地図によると路地じゃなくてメインストリート。いや、ホントに神隠しのアニメの風景みたいだな。わざわざ夕暮れに合わせてきてよかった・・・】


【アニメのお風呂屋のモデルになったという茶店で一休み、日本人だとわかるとメニューも見せずに１人前３００元（９００円）のお茶セットを勧められる。この台湾高山茶が悔しいけど美味かった・・・】


【階段の両側には茶店とレストランが並ぶ、すれ違うのもやっとの狭さで傘を差していてもビショビショになる。結局、帰りはホテルまでタクシーに乗ってしまう、台北～九份は定額の１，０００元ポッキリだった・・・】


【ホテルの部屋は４人用のはずなのに主寝室のダブルベッドが１つと、小上がりにシングルベッドが１つ。シングルの方がやけに高いと思ったら、ベッドの下からもう１つベッドが出て２段になるのね・・・】

これでどうにかしなさい・・・

　ふとした事で３５年前の記憶がよみがえった。小学校４年生のある日、学校から帰るとテーブルの上にメモが置いてある。「お母さんは○○（母親の実家の住所）へ行ってきます、お父さんはおそくなるので、これでどうにかしなさい」とメモの横に岩倉具視の５００円札が一枚。細かい事情は書いてなかったけど、当時は母方のじーちゃんが病気で療養していたので、急に呼び出されて看病に行ったんだろうと想像した。今と違って携帯電話も存在しない昭和５０年代、自分が出掛けるからといって夫に連絡も取れず、どうしようもなく「これでどうにかしなさい」と、なんとまぁ投げやりで的確な指示なんでせう・・・

　さて、「どうにかしなさい」といきなり言われても、「ハラヘッタ～！」と文句ばかりの小学校２年生の弟を抱えてどうする？。ラーメンくらい作ったことはあったけど、フツーのゴハンなんて未経験だぞ自分。幸い、冷たい飯は炊飯器の中にあった。とにかくオカズをどうにかせねばと、５００円札を握りしめて近所に出来たばかりのスーパーに行ってみる。お総菜コーナーでコロッケを買い、前から興味があったけど買ってもらえなかったチーズちくわを買い、テキトーに切って「さぁ食え弟よ」と。「おつゆは？」って悪魔の弟、味噌汁なんて作れるわけ無いじゃん。「おつゆがないとイヤだ！」って、今なら筆島か三原山に捨てに行くぞ。そういや茶箪笥に即席お茶漬けがあったぞなもし、お椀にお茶漬けのモトを入れてヤカンのお湯をササッと注ぐ、「これがおつゆだ！」ってムチャだと思ったら、「おにい、うまいね！」って意外にも高評価だったりして。その日の事はまるで昨日の事のようによく覚えている、まさにぴらにあの料理デビューの日だった。予算内で買い物をして、自分で考えて作って（コロッケとチーズちくわを皿に並べただけだけど）、グダグダ言う弟をとりあえず満足させて、なんかやり切った気がした・・・

　それ以来、ことある毎に「どうにかしなさい」の乱発になって、おかげでゴハンが満足に作れるようになったけど。まぁ、人が作ったゴハンを食べるのが何よりも幸せなヨメをもらったので結果オーライなのかな。そういやちぴらも小学校４年生なんだよな、１，０００円札置いて「どうにかしなさい」やってみようかな・・・

たまには４人で台湾へ魯肉飯の旅！（その１）

＊台北に行ってみればどうにかなるさ・・・の巻！

　考えてみれば、このところ海外旅行はぴらにあとちぴら、あるいはちぴ子と２人旅ばかりだった。「せっかくの正月休みだからみんなでどこかへ行かない？」とぴら奥さんに言うと、「なら、前にちぴらが美味しかったって言ってたお肉が乗ったゴハンが食いたい！」と。う～ん、そりゃ台湾の魯肉飯（ルーロンハン）の事でしょうか？。まぁ、とりあえず行ってみればわかるでしょう、小籠包や台湾スイーツもたくさんあるしね。と言う訳で、今回もテキトーな旅の始まり・・・


【今年の年末年始は休みの並びがいいとかで羽田の駐車場が大混雑の予想、場外の駐車場に預けてターミナルへ向かう。実際に当日の朝は国際線ターミナルは満車で、場外に予約してなかったら遅刻していたかも・・・】


【台湾線は時間が短いのでお弁当と聞いていたけど、温かいゴハンとでじゃーとにわらび餅が出た。朝早かったから寝ようと思ったのに、ローワン・アトキンソンのコメディ映画を見て笑っている間に着陸態勢に・・・】


【アトキンソンはＭｒ．ビーンじゃなくてもしつこい下ネタや勘違いのオンパレード、ほとんど展開が同じでわかりやすいのねん。ふと下を見ると穴ぼこだらけの霧島連山が、この辺で少し気を失ったような・・・】


【昼前に台北松山空港に到着、大雨の中タクシーでホテルへ向かう。おなじみ楽○トラベルで予約したホテルはＭＲＴ雙連駅の近く、１泊約４，０００台湾ドル（１２，０００円）の４人部屋でスナック、カップ麺食い放題が面白い・・・】

ＯＰＥＮトミカ…

ＭＲＴ中山駅の新光三越のオモチャ売場で見つけました、ちぴらの携帯ストラップはタロコＯＰＥＮくんになってますけど。ＯＰＥＮストアという専門店があるのを帰国してから知った…

写真館を「Ｎｏ．５５５ 佐世保バーガー」に更新しました！

　台湾から帰ってきたと思ったら、まだ荷物も片付いてないのに今度は仕事で長崎へ。台北３泊４日、東京３泊４日、長崎３泊４日って、いくら旅好きでも四十路の体力が保つんだろうか。それに諸般の事情で荷物を先方のホテルへ送らなくちゃいけないし（当日持って行けない）、洗濯が全部終わってないのにタンスの中のパンツで足りるのかな・・・

　さて、出掛けたら忙しくても現地を楽しもう、仕事の合間に船に乗ってみたりして。若い衆も一緒に乗るんだと思っていたら岸壁で手を振ってるし、同行のおっさん二人でクルージングなんですけど・・・


【ベーコンバーガーのレギュラーサイズにしようか、せっかくだからジャンボサイズにしようか、悩みに悩んで大きい方にしてみる。佐世保バーガーボーイはどう見ても正義のパンの仲間・・・】


【「ココを通るか！」という狭い瀬戸をずんずん進んでいく遊覧船、そういや船に乗って喜んでいる自分がちょっと可笑しかったりして・・・】


【これまた狭い入り江の奥まで行って、グルーンと見事な旋回で出てくる遊覧船。「どうだ参ったか！」と言わんばかりの船長さんの操船に脱帽・・・】


【こんなのはまだ広い方・・・】


【白い方の船に乗った。同じ敷地内の水族館には全員で入場、遊覧船はオプションで１，２００円の自腹。別料金でも絶対に船の方がよかったよな・・・】

南蛮渡来の…

最近は水カステラなるモノがあるんじゃろか。４ちゃい児には島原名物？のへそまんじゅうがウケてますけど…

角煮まんじゅうくん…

２泊の田舎暮らしの後は港町の高級ホテルへ。「めしが物足りないんですけど」と若い衆、一応フランス料理のコースなんですけど。そりゃね、アワビとかサザエとか舟盛りとか、食いまくって来ればそうなるよな…

さるく…

ホントに天気がいいので歩いているだけで焼ける。シーボルト先生のお家なんか、偶然出会った地元小学生の皆さんのご案内で廻ってますけど…

ベタなぎ玄海灘クルージング…

沖釣りの若い衆を別の船で追いかけていく。６０ｃｍ級のハマチ捕れてますけど、釣り上げたんじゃなくてフラフラ浮いてきたのをタモですくったらしい…