なんかヘンじゃないかい?。そもそもマイナーだからB級グルメなのに、日本一を目指した段階でもうB級じゃないんじゃん。いや、決して日本一になった料理に文句をつけているワケじゃなくて・・・(甲府のみなさん、おめでとうございます!)
B級グルメに限らず、『ご当地モノ』はその地域で昔から細々と作られている物が多い。それをグローバルな状況に引っ張り出せば、生産環境とか原材料調達でムリを強いられて、本来のB級グルメ(現地で食べられているもの)とは違ってくる。それに、全国区で支持を得ようとすれば、どうしても最大公約数を目指そうとして味が平らになる。例えばキッ○ーマンのような有名メーカーのお醤油だって、地域によって味が全然違う。北陸、山陰、南九州のスーパーでお醤油を買うと、「コレは黒蜜か!」と思うくらい甘くてビックリすることがある。でも、地物の白身のお刺身なんかにそのアマアマ醤油をつけて食うと、これがホントにうまい。しかし、何の予備知識もない他の地区の人にそのお醤油を食べてもらえば「マズイな~、この醤油」と、そうすれば「アンケートの結果によりマイルドなお醤油に変えました!」となるじゃん。チャーハンだって香港の汚い食堂で食うとホントに安くてうまいけど(安全性は別として)、日本の有名中華レストランで香港風チャーハンを食っても、値段は香港価格の数倍なのに米の種類が違うから味が全然違ってガッカリするし。クサヤをB級グルメ大会に出したら、「こんな臭いモン食えるか!」とかケチョンケチョンにけなされて、「次は無臭のクサヤで挑戦だ!」とか・・・
ぴらにあは同じ理由で「お取り寄せ」というのも嫌い。やっぱり、マイナーな食い物は時間とお金をかけて現地に行って食った方がうまいんだよなぁ。たまに「ぴらにあの口には合わないなぁ・・・」と思うこともあるけど、それはそれで面白い・・・